日曜報道 THE PRIME (ニュース)
中露首脳会談についてスタジオトーク。習近平主席とプーチ大統領が別れ際にハグしたシーンを映像で紹介。松山キャスターは両首脳のぎこちない動きから温度差を指摘した。松川議員は共産主義国同士の首脳はハグをするので事前の打ち合わせがうまくいっていなかったのではないかと語り、橋下徹さん政治家同士ってこんなもんですよと語った。中露共同声明で東京電力・福島第一原子力発電所の処理水を「核汚染水」と表現している。櫻井よしこさんはロシアがウクライナ戦争で切羽詰まった挙げ句に中国に同調したと思うと語った。プーチン大統領はロシアと中国の決済全体の90%はすでにルーブルと元で行われていると強調した。慶応大学の廣瀬陽子教授は「ロシアは欧米による制裁でドルが枯渇、米国による二次制裁の影響を軽減したい」と分析している。松川は制裁が効いているからこそロシアは中国に依存せざるを得なくなっていると指摘した。櫻井はロシアのガスプロムが初めて赤字になったが、中国はロシアの原油を高く買うことで支えていると語った。ロイター通信はロシア軍の電子部品は約9割が中国からの輸入品だと報じた。習主席と会談したフランスのマクロン大統領は「軍事転用が可能な材料の輸出を厳しく管理することを約束した」と述べている。橋下はいくらでも抜け道がある。西側諸国の戦略に間違いがあった。金融制裁に効果がないとは言わないが、ロシアの貿易の多くは資源で現物があれば取引できてしまう。日本の商品が中国経由でロシアに流れている可能性もある。今は戦略なき状態になっていると語った。櫻井は中国を管理できる存在と考えるのではなく、米中冷戦を認め、中国に勝利するという考え方で戦略を立てないといけない。ブリンケン国務長官などが訪中して対話による解決を目指しているが、響いておらず、日本も現実的にならないといけないと語った。松川はアメリカが説得を試みているのではなく、望まない衝突を避けるために話し合いをしているとの見方を示した。