列島ニュース 高松局 昼のニュース
南海トラフ巨大地震など大規模な災害で避難生活が長期化したときに備えて、自衛隊が設営した仮設の入浴施設での体験入浴や避難所の運営のあり方を考える防災訓練が高松市の香川大学で行われている。この訓練は香川大学がきょうから1泊2日の日程で開き、防災について学ぶ学生などおよそ20人が参加した。高松市林町にある香川大学のキャンパスでは午前8時過ぎから、陸上自衛隊が入浴施設の設営作業を行い、学生たちは隊員から能登半島地震の被災者支援に使われたなどという説明を受けながら見学した。このあと、学生たちは避難所での炊き出しを想定し、プロパンガスやコンロを運んで夕食に向けた準備を進めていた。この訓練は明日まで行われる予定で、学生たちは今夜、自衛隊が設置した入浴施設に体験入浴するほか、避難所に見立てた教室などに宿泊する。