首都圏ネットワーク (ニュース)
ことしの元日に起きた大地震、能登半島地震からまもなく1年になる。9月には豪雨にも見舞われた能登半島の復興を後押ししようと工芸品などを紹介する展示会がきょうから都内で始まった。会場となった東京駅前の商業施設「KITTE」では能登半島を中心に北陸地方の工房や企業が出展し、石川県七尾市で制作されたガラス製品などが紹介されている。輪島市で江戸時代から続く輪島塗の工房を営んでいる塩安愛子も1月の地震で大きな被害を受けた。工房も作品の数々も損壊、さらに断水などの影響でことし4月上旬まで休業を余儀なくされその間に工房を離れた職人もいたという。災害に負けないという決意を知ってほしいと今回、展示販売している。地震からまもなく1年。塩安は輪島塗の作品を通して少しずつ前に進もうとしている自分たちの思いを感じ取ってほしいとしている。能登半島の復興を支援しようという今回の展示会、期間は今月7日土曜日まで行われる。