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交通系IC系機能が付いていないクレジットカードでも、交通機関を利用できるタッチ決済サービス。京王電鉄は今月6日、全69駅に約100台のタッチ決済用の改札機を設置した。事前登録やお金をチャージしておく必要がなく、クレジットカードの支払日にまとめて払う仕組み。他の鉄道会社でも導入が進んでいる。東急線(世田谷線を除く)では、既に今年5月からスタート。東急東横線・渋谷駅などに専用改札機が設置されている。関西では私鉄4社(大阪メトロ、近鉄、阪急、阪神)が先月29日から、ほぼ全駅となる548駅でクレジットカードが使える改札機を導入。決済サービスを運営する三井住友カードによると、今年度中に関西都市圏では780駅、首都圏では430駅で利用できる予定だという。さらに、利用者にお得なキャンペーンも。三井住友カードでは京王線でクレジットカードを使って乗車すると、半額がキャッシュバックされるキャンペーンを開催中。経済ジャーナリスト・渋谷和宏さんによると「鉄道会社のキャンペーンは今後増えていく」「(百貨店、駅ビルなどの)商業施設で買い物をしてくれるお客さんを増やせる」「キャンペーンがかなり頻繁に展開される」などと話す。クレジットカードで乗車できる鉄道会社は、今後さらに広がっていく。西武鉄道、東京メトロでは今年度中に実証実験を予定。来年度末までに(大手私鉄16社、全国の主な公営地下鉄8社)70%の駅で利用できる予定だという。