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フランスではトランプ氏が関税を引き上げる考えを示していることに懸念が強まっている。セーヌエマルヌ県の工場ではフランスの航空産業が誇る部品の製造が行われている。飛行機のエンジンに欠かすことのできないナットや、ネジを製造している。関税引き上げの可能性を警戒している。トランプ氏は選挙キャンペーン中に海外から米国に向けて輸出される製品に10%以上の関税を課す方針を示した。去年はフランスから米国に向けた輸出額が452億ユーロを超えた。輸出相手国として米国は4位。特に多いのが航空産業、医薬品それからワインや蒸留酒など。オードフランス地域圏にある従業員150人の家具工場も、米国に積極的に輸出している。提供する商品は300種類以上で、米国で今後も事業を広げていきたいと考えていたが、関税引き上げの可能性を前に不安が出てきた。もう一つ、ネックになるのが中国からの輸入品に一律60%の追加関税を行うという措置。調査ではフランスから米国に向けての輸出品は今後11%近く減少するとみられている。