報道ステーション (ニュース)
国会記者会館からの中継で、政治部与党キャップの澤井尚子が解説。閣内からも反発の声があがっているが、今のところ、総裁選前倒しの動きは大きな広がりとはなっていない。ある自民党幹部は「過半数はいかないのではないか」と強気。背景には世論の影響。石破総理支持の声の高まりを受け、元々は石破おろしに動いていた閣僚経験者も「撃ち方やめにしたほうがいい」と変化。きょう声をあげた小林史明環境副大臣、神田潤一法務政務官は旧岸田派だが、派閥としてまとまった動きではない。確かに石破政権と距離を置く旧安倍派や旧茂木派、麻生派の中堅、若手を中心に前倒しに向けた動きがある。さらには、当選回数別でも横の連携を強めてはいるが、過半数に到達するのかわからないこともあって、まだ様子見の状態。注目は麻生、菅、岸田といった総理経験者3人の動き。もし前倒しに動けば3人に近い議員が続く流れができる可能性がある。もう1つ大きなカギとなるのは都道府県連の動き。国会議員が署名を提出するのは来月8日の見通しだが、都道府県連の意思決定はその前日までに行われる予定。もしここで前倒しを求める声が過半数を上回るようであれば、今、態度を決めかねている議員にも影響。さらに政府内から辞表を出してでも前倒しを求める動きがドミノ式に広がる可能性がある。
