NHKニュース7 (ニュース)
随意契約で放出された備蓄米の店頭販売が相次いで始まっている。東京・大田区のディスカウントストアでは、きょうから備蓄米の販売を始めた。正午すぎには小泉農林水産大臣が視察に訪れた。東京・品川区のスーパーの前には、開店およそ1時間前には長蛇の列ができた。約6000袋。流通大手・土谷美津子副社長が「玄米で仕入れることはやったことがない。原価計算をたいへん苦労して、なんとか1980円(税抜き)で出せるということで発売に至った」と語った。小泉農林水産大臣は「備蓄米の投入でコメ全体の価格にも一定の影響を与えられる可能性があると思う」と語り、流通経路を透明化し改善すべき点がないか検討する考えを示した。中小事業者対象の随意契約の売り渡しについて、農林水産省は”約1300件の申請を受け付けた”ときのう発表した。そのうえで、”コメ販売店の申請が予定料に達した可能性がある”として、あす午後5時で受け付けを一時休止するという。