震災を“伝える”とは… アナウンサーたちの思い

2025年3月11日放送 15:27 - 15:36 フジテレビ
わ・す・れ・な・い わ・す・れ・な・い 福島と能登 語り継ぐ震災の記憶

東日本大震災を伝えるアナウンサー側は、震災以降に入社した為に実体験がないという負い目を感じていた。高崎春アナウンサーが被災地に向かった。当時、福島県楢葉町に暮らし津波の映像を撮影した矢内芳一さん。楢葉町は福島第一原発から20km圏内に位置する。その為、津波を伝える映像は少なく、矢内さんが撮影した貴重な写真は展望台に展示されている。矢内さんは揺れが収まるとすぐ職場から高台へと避難し、持っていたデジタルカメラで海の様子を撮影していた。目の前で自宅が飲まれていく中、芽生えたのは「記録しなければ」という思い。楢葉町では津波により13人が命を落とした。矢内さんの姉のたか子さんは津波により亡くなった。翌朝、日の出と共にたか子さんを探すため自宅へと向かうと家は更地と化し、土台部分がわずかに残っているだけだった。


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