NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
アメリカのトランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。2期目の就任後、外国の首脳とホワイトハウスで会談するのは初めてでパレスチナのガザ地区での停戦をはじめ中東情勢についてどのような発言をするか注目される。アメリカのトランプ大統領は4日午後、日本時間のけさ、ワシントンを訪れているイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。会談ではイスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦合意に基づいてハマス側が残る人質を解放するとともにイスラエル軍がガザ地区から完全に撤退し恒久的な停戦の実現を目指す第2段階への移行などについて話し合うものと見られる。前日の3日、ネタニヤフ首相は停戦合意にも関わったトランプ政権のウィトコフ中東担当特使と会談し、停戦合意の今後などについて意見を交わしたものと見られる。一方、トランプ大統領は3日、ホワイトハウスで記者団からガザ地区での停戦合意について問われると「平和が続く保証はない」と述べた。イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ首相はハマスを壊滅させるまでは恒久的な停戦には否定的だとも伝えられていて、ネタニヤフ首相の立場を意識した発言と見られる。2期目の就任後、トランプ大統領がホワイトハウスに外国の首脳を招いて会談するのは初めてで会談やその後の記者会見で中東情勢についてどのような発言をするか注目される。