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食品ロス削減のため消費者庁が消費期限(「安全に」食べられる期限)、賞味期限(「おいしく」食べられる期限)をなるべく長く設定するように要請。消費者庁によると食品ロスによる経済損失は年間4兆円で、毎日おにぎり1億個分を失っている計算だという。賞味期限はどのように決まるのか。検査を行っている食品微生物センターでは企業から依頼を受け、食品に専用の液体を混ぜ合わせ粉々にして抽出する。食品微生物センター・山口憲太社長によると「毎日検査した時に菌が徐々に増えていくというイメージ。ある一定のところまで行くと菌が増えて食べられない状態になる。その食べられなくなる日数を調べている」という。現在はおいしく安全に食べられる日(例:100日)×安全係数(0.8)で賞味期限(80日)が設定されているが実際には企業が0.8未満をかけるなど必要以上に短くしているということ。今回の方針ではより1に近づけることを求めていて賞味期限の延長などを盛り込んだガイドラインを3月末に公表する予定。