モーサテ (ニュース)
大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子がリモート解説。アメリカ・トランプ大統領の関税政策を受けて、3日のマーケットはトランプ関税を警戒したリスクオフの展開。朝方から3指数とも大きく下落。その後、メキシコへの関税発動が1か月延期と報じられると下げ幅は縮小。ヘルスケアや消費関連が買われ、仮想通貨やAI関連は荒い値動き。カナダ・トルドー首相との電話会談も含め、今後も関税政策の動向次第で株価は上下、どちらにも動く可能性がある。カナダやメキシコはアメリカに対抗する姿勢を見せていたが、長期化する可能性は低いとみている。GDPに占める対米輸出額:カナダ約20%、メキシコ約27%。交渉になればアメリカが有利な状況。中国に対する追加関税は開催を調整中の米中首脳会談に向けたジャブともいえる。トランプ大統領はEUをはじめとした他の国々への関税も準備していると言われる。しばらくはトランプ大統領の関税政策がマーケットを揺らす展開が続きそう。中国もヨーロッパも経済状況が厳しく、関税政策が強硬過ぎるとアメリカ製品の市場を痛めかねないため、トランプ大統領も国内経済へのリスクを考慮しながら交渉をすすめるとみている。