モーサテ (ニュース)
米国みずほ証券の兼松渉さんは「主要3指数は前日の終値付近で小動きの1日となった。その中でもハイテク関連銘柄が上昇。個別銘柄では「AMD」が大幅な自社株買いを発表し、その株価4.7%ほど上昇した。半導体株で構成されている「SOX指数」は6日続伸となっている。アメリカと中国が相互関税の引き下げで合意したが、その間にハイテク分野全般でさらなる駆け込み需要が見られ、半導体企業の業績に貢献するとの期待が高まっている。また最近のトランプ関税に対する警戒感からこのセクターのポジションを減らしていた機関投資家は多いとされ、過去数日に見られた急速な株価回復を受けてのショートカバーの買いも株価上昇の追い風となっている。」、「きのうはエヌビディアやEMD、アマゾンのAWSなどがサウジアラビアの振興AI企業との提携を発表した。またトランプ政権はUAEによるエヌビディア製半導体100万個以上の購入容認を検討していると報じられるなど半導体セクターに対する投資家の心理が急回復している。トランプ大統領としては中国市場の先行き不透明感が強いだけにその分中東市場にアメリカの半導体を売り込みたいといった狙いもあるとみている。ただ肝心なエヌビディアの決算は2週間も先。特にAIの今後の見通しに関してはまずはエヌビディアの決算内容を見極めたいという慎重な見方もあるとみている。」などと伝えた。