モーサテ (経済情報)
日本生命NY投資現地法人の今真一郎さんは「23日のニューヨーク株式相場について。決算を発表した銘柄を中心にまちまちの動きで、S&P500はわずかに反落しました。航空機エンジンを手がけるGEエアロスペースの株価が5.7%上昇。決算では、エンジンのデリバリーが遅れたことで売上高が市場予想を下回るも、価格設定の改善などを受け利益率が改善したことが好感。物流大手・UPSは、従業員の賃金インフレや配送需要の鈍化を背景に市場予想下回る決算を発表し、株価は12.1%下落。飲料大手・コカコーラは、主力・北米事業の売上高も販売数量は伸びませんでしたが、主に値上げにより10%増。米国個人消費は6月小売売上高は、予想上回りました。アマゾンドットコムのセール「プライムデー」期間のオンライン消費額が前年比11%プラスなど、個人消費の底堅さが垣間見えます。ペプシコ4−6月期決算では、北米事業を中心に売上高の成長率が市場予想を下回りました。主力のスナック菓子事業では北米販売量が前年比4%減少するなど弱さが目立ちました。今週発表の個人消費支出などの経済指標や、今後の企業業績にどう表れるか注目です」などと話した。