- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
天野は、ソデイカがスーパーで柵みたいにして売られているのは大きいからなのかと納得していた。重さは11キロ。食用のイカの中では最大級。地方ごとに色々な呼び方で親しまれている。
兵庫・香美町で64歳の谷脇保夫さんのソデイカの漁に同行させてもらう。谷脇さんは定年退職後に漁師になり、キャリアは短いが腕利き。午前3時から人工の魚礁がある漁場へ向かう。ソデイカが夜明けと共に潜っていくタイミングで漁を開始し、樽流し立縄漁でソデイカを狙う。重さのあるイカを1度に2匹釣り上げるのは大変なため、多くの漁師は疑似餌をあえて1つにしているが、谷脇さんは2つつけている。イカはソデイカが食いつくと潮の流れに逆らうため列から離れる。この日の漁は12時間続き、合計22匹をGET。5キロ超の大物もあった。船上で切り、冷凍させる。
スタジオに2種類のソデイカを用意。生のものと冷凍して解凍してものを食べ比べて、解凍したもののほうが歯切れがよく旨味の余韻も長いと天野は話した。イカを冷凍・解凍すると、身から酵素が生まれ、うまみ成分を作り出す。生のイカに比べ、うまみ・コクは2.5倍、味の濃さも2倍になる。
香美町では家庭や学校給食で地元産の魚の利用を奨励するとと条例が制定された。中でもソデイカはおめでたい日に紅白の刺身として食べられる。但馬漁協女性部の皆さんにソデイカのレシピを教わった。アカイカの煮込みは、冷凍ソデイカを食べやすい大きさにカットし、いりこのだしに砂糖・酒・みりん・しょうゆで味付けした中へ大根・にんじん・しいたけと一緒にソデイカを入れる。落し蓋をして30分煮込めば完成。一方、小さめのソデイカは干物にするとうまみが倍増する。干物のゲソを揚げて使い、焼きそばを作るメニューもオススメ。
出演者らがソデイカのダブル焼きそばを試食した。天野は「美味しい。代表グルメにした方がいい、町の」などと話した。ソデイカは冷凍して販売されることが多く、長期保存もできる。
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