- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
スタジオに北海道・苫小牧市のホッキ貝を用意。大きさが苫小牧産ホッキ貝の特徴の1つ。大きく育つことで中身も肉厚で食感のいいホッキ貝になるそう。このホッキ貝は主に北海道と東北で漁獲されているが、北海道でよく食べられる人気の貝。全国の漁獲量約5000トンのうち、シェア9割を占めるのが北海道。中でも日本一の漁獲量を誇るのが苫小牧市。
北海道・苫小牧市のホッキ貝について。苫小牧では夏と冬の2回に分けて漁を行う。今回は山下博史さんの今年度初の漁に同行した。ホッキ貝は砂地に生息しているため、水流を使って掘り起こすという。ホッキ貝は殻が破損するとすぐに傷んでしまうので、殻が傷つかないようになるべく優しい水流で掘り起こしているという。獲れたホッキ貝はすぐに選別し、9cm未満の貝は海にリリース。その後貝の入ったカゴを囲いで覆い、貝が凍らないように寒さから守る。そして港に戻ったら2~3日かけて砂出しを行い、生きたまま出荷するという。山下さんは「ホッキ貝の知名度が上がってもっとみんなに食べてもらいたい」などと話した。
ホッキ貝のお刺身を試食。9cm以上の大きさに成長するには5~10年ほどかかるそう。ホッキ貝はタウリンが豊富。ホッキ貝は1平方メートルの中に10個以上ある密集した状態になると食べられるエサの量が減り大きくなれない。漁師がホッキ貝の過密状態を防ぐために一度船に水揚げしてからバラバラに戻す作業を何度も繰り返して住む場所を移動させる。そうすることで大きく成長する。
ホッキ貝のフライを紹介。まずは殻むき。1:隙間に刃を差し込み、貝柱をはがす。2:貝ひもを貝に沿ってそいでいく。3:下の貝柱もはがす。身を開きパン粉を付けて揚げていくが、油の中にホッキ貝を入れて片面5~6秒。やわらかく食べるには揚げすぎないことがコツ。短く熱を加えることで固くならず甘みも増すそう。
苫小牧市内にある寿司店が自慢のホッキ貝を満喫してもらいたいと考案したのがホッキ貝のフルコース。ホッキ貝の笹ずし、ホッキ貝の土瓶蒸しなど。もずく酢にはホッキ貝で作った魚醤を加えている。ホッキ貝の新たな活用方法として地元の方が開発した。ホッキ貝の旨みが凝縮されているため、料理に加えるとコクが増して味がしまるそう。フルコース全料理にホッキ魚醤が使用されている。
スタジオにホッキ貝の笹ずしとホッキフライが登場して玉野ひろゆきたちが食べた。また苫小牧では肉の代わりに使用したホッキカレーというのも存在し、全ての小中学校で年1回給食で出る。
エンディング映像。
ひむバス!などの番組宣伝。