- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 各務友規 西将輝
東京・豊洲市場は2018年に開場した。午前4時に仲卸業者が出荷に向けて準備をしていた。全国各地から届いた選りすぐりの海産物は都内の飲食店やスーパーなどに出荷するために準備をしていた。手には紙の納品書。このリストをもとに一つ一つ見て確認し仕わけしていく。するとここで追加の納品が。確認のため1度事務所に戻り、最新の納品書をプリントアウトする。パソコン上ではなく紙に出力したものをすり合わせしていく。漏れがないかを手書きでチェックしていく。また取引先によってはFAXで受領確認をしているところも。ビジネスの世界では今。AIを活用したデジタル技術の導入など、業務の効率化が推し進められている。こうしたアナログ商習慣がもたらす支障は物流にも影響している。特に荷待ちはコスト増加、商品到着遅れ、ドライバーの労働過多につながる。
オープニング映像。
東京・大手町のシェアオフィスの一角にあるAUDERは2021年創業。開発したのはスマホだけでメーカーから小売店までつなぎ、利用者全員が簡単に情報を共有できるというもの。業界の課題を克服するサービスを生み出したのはCEOの各務友規。やってきたのは長野県にある食料品卸売会社の物流拠点。出荷前の作業では、手にしているのはスマホで、台車に積み上げられた製品をスマホでかざすだけで検品が終わる。カメラが読み取っているのは箱に張られたQRコード。この中に商品名や個数、出荷先から賞味期限などの商品のあらゆる情報が入っている。このQRコードを読み取ると、撮影した個数が即座に反映される。以前は端末で荷物を一つ一つ確認する必要があったが、AUDERのシステムを取り入れたことで作業量が激減した。全ての荷物を撮影できていれば画面上に、100%と表示され出荷準備が完了する。これらの情報は運送業者から小売店までリアルタイムで共有可能。入出荷作業を最大9割削減できている。AUDERのCTOの西は万人が使いやすい物を目指していると答えた。
AUDERの各務と西がスタジオに登場。そして物流のスペシャリストの流通経済大学が矢野裕児が紹介された。矢野は中小の小売ではまだまだ紙で管理しているところも多く、生鮮系はその傾向は高いと答えた。
食品流通業界のアナログについて、各務はものを作るメーカーがいて、その商品を預かって分配する卸売業者がいるという。その商品を仕入れて消費者に販売する小売業者がいて、仲立ちするような物流会社、それらが独立した経済主体になっているという。システムも独自で管理されパッチワークのようになってしまっていると答えた。そのために全体を管理する思想が欠落。情報共有の概念もなく矢野はそれが一般的だと伝えた。また賞味期限についても、各務は自分たちはどういう賞味期限の情報が次の卸に連携されていないと答え、そのために下ろした荷物の賞味期限を二重で確認する手間がかかっていたと答えた。矢野はこうした現状が変化しないのは日本は食品メーカーの数も小売も多いので細かいチェックがあり、そのために古い習慣も残り続けているという。さらに各務はAmazonやユニクロに対し、商品を作って販売するところまで全て自分たちのシステムがあり、サプライチェーンを管理する仕組みがすでにある。しかしそれが出来ている企業は1%もいないと答えた。
AUDERのシステムの強みを紹介。各務はシステムを入れる強みについては物流作業が簡単になるという。一番のメリットは事務作業の二重の部分。紙帳票を書いたものを再度パンチする入力する手間がなくなるという。最大のメリットはコスト。初期投資の低さで、導入のハードルは低いと答えた。
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若林がAUDERのシステムを体感した。荷物をスマホでかざすと、スマホで読み込んで荷物の在庫数の確認が可能。また間違った店舗の商品があった場合はスマホの中で明確に色が変化し、対象外商品があると通知してくれる。サプライチェーン全体で商品に関する情報共有できるが、矢野は物流の現場は人手不足で回らなくなってきていると答え、今後はこうした技術が必須だと答えた。
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食品流通の大きな課題といえば、ドライバーの荷待ち。生鮮食品を扱うドライバーは常時それを経験しているとの声が。国土交通省によると、1運行あたりの荷待ち時間は1時間34分。荷待ちの解決になると期待されるAUDERのシステムは全国30拠点以上に導入されている。しかし障壁に各務は、現場は危機意識があるのでOKするが、実際にシステムの投資を意思決定する人たちは別だと答えた。AUDER以外でも中小企業のアナログ習慣に打開しようという動きが。
都内の倉庫では狭い空間を縦横無尽に動くロボットの姿が。
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ROMSは2019年創業。AIやロボット技術を活用する自動倉庫。注文が入ると倉庫の中央のクレーンが荷物をピックアップし、下へと下ろす。この荷物を受け取るのは搬送ロボット。正確、かつスムーズな動きで作業者の手元にまで届けてくれる。この間、たった2分。自動倉庫はピッキングを自動化し、自動倉庫の特徴は小規模でスタートできるメリット。これまでこのようなロボットが使う作業が導入できたのは500平米以上の倉庫を持つ大手企業。ROMが手掛けるのは、100平方メートルから導入可能。初期投資や管理コストをこれまでの10分の1にまで削減。スーパーのバックヤード、工業部品の製造工場などで導入が進んでいる。
AUDERの西と各務の経歴を紹介。各務は元々北海道大学の農学部だったが、バイオサイエンスをしたかったと答えた。開発経済学を学び、食品の流通分野を勉強していたので今回の企業にもつながったという。西は帯広市出身で、サンフランシスコでエンジニアをしていた。その後楽天に入社し、エンジニアとしてのキャリアを積んできた。各務は起業したばかりでCTOという立場がおらず、知名度の問題でそうした人達を獲得するのも難しかったという。そこで業務委託でもいいと探していたが、西が面接に来た時に只者ではないという印象をうけたが、違約金を払ってまで引き抜きをしてしまうほど優秀な人材だったという。
各務は自分たちは現場のデータを得られると答え、現場のデータは貴重で、自動運転になってもこうしたデータは需要でトラックなどもそうなった時にどういう物量でどういう形で出ていくかタイムリーにわかると車のサイズも事前に決めることができると答えた。
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アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜の次回予告。
