- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 久間田琳加
オープニング映像。
経済初心者の若林が色んな角度から学ぶ番組、今回第3弾。久間田琳加さんもこの番組を気にしてるようだと聞くとちょっとだけ手応えを感じていると明かした。
日本のスマホユーザーはおよそ1億人。ある調査によるとそのうちおよそ4割が帰宅前に充電が切れる。元「日経トレンディ」の記者でスマホジャーナリストの石川温さん「最大の理由はスマートフォンが進化しすぎたこと」とコメント。現在最も高速で大容量の通信ができるのは5G。1つ前の4Gと比べて5Gの充電の減りがどれだけ早いのか検証。速くて多くの容量を使う5Gのほうがバッテリーの消耗が激しいという結果に。更に使うアプリによってもバッテリーの消耗が違う。こうした背景を受け新たな仕事が生まれていた。新宿で会社員をしている築田樹人さんが始めたのはバッテリーを余っている所から足りない所へ運ぶ仕事。誰でも空いた時間にできるこの仕事。登録するとバッテリーが多すぎる所足りない所をスマホで知らせてくれる。ラウンダーと呼ばれるこの仕事は現在6万人が登録。伊集院光さんもやっていると告白しひそかに話題になっている。
スマホバッテリーについてトーク。馬渕氏は「リチウムイオン電池を大きくしてつけるしかなくなるそれだと持ち運びも大変なのでバッテリーのレンタルサービスが普及してきている」などと話した。石川さんによるスマホの裏技を紹介。1つ目はスマホ画面をダークモードにすると省エネになるという。3つ目はバッテリーの劣化をチェックすること。iPhoneの場合バッテリーからバッテリーの状態を見ることができる。また現在通信を省エネする最先端技術がありNTTが中心となり開発している。光でデータを送受信するというものである。IOWNは2030年の実用化を目指すとしている。
株式上場は企業の株を取引所で誰でも自由に売買できるようにすること。去年12月、東京証券取引所。アパレル企業のyutoriがこの日株式上場。会社を率いるのはゆとり世代ど真ん中の30歳片石貴展社長。アパレル業界としては史上最年少での上場。起業から上場までに要した5年8カ月も史上最短記録。yutoriは10代から20代の若者に向けた商品を主にオンラインで販売。コンセプトの違う約30のブランドを展開。先週タレントの小嶋陽菜がプロデュースするブランドの運営会社を子会社化したことでも話題に。最近は大都市を中心に実際の店舗も出している。年間売り上げは43億円。yutoriの出社は午後1時。モットーは嫌なことはしない、させない。平均年収は490万円と同世代の平均273万円(国税庁調べ)と比べてもかなり高い。
yutoriについてトーク。片石社長は「上場した方がギャップが出る」などと話した。従業員向け株式報酬制度の導入者数は増えていて約1100社だという。
30歳で株式上場を果たしたアパレル企業yutoriの社長片石貴展さん。その経営スタイルはゆとりとは程遠い超競争主義。WudgeBoyというブランドの責任者モエさん24歳。彼女が手がけるのはミリタリー系で作業着風のカジュアルブランド。デザインからPRまで一手に任されている。自らモデルとなりSNSで新商品をアピール。編集も自分でやる。フォロワーの数は29万人。花柄の刺しゅうが特徴のファッションブランドCAMPHORWOODの責任者、楠木拓朗さん25歳。フォロワー数を見せてもらうと17万人。実は片石社長がブランドの責任者に選ぶ条件はSNSのフォロワー数が1000人以上。
採用についてトーク。片石社長がセンスが危ういと思うのはインスタで寿司の写真が多い人などだという。若林は「俺等世代に多い時計とジョーダンとバイク」などと話した。
若林の事務所の先輩、Hi−Hi・岩崎一則さん。ツッコミ担当で今は半分運送業で生計を立てている。スマホや自動車など先端半導体の世界シェアで9割を占めるといわれる台湾の半導体メーカーが熊本に工場を建設。その大きさは東京ドーム4.5個分。日本政府も最大1兆2080億円を補助すると発表。この工場ができたことにより熊本がにわかに活気づいている。向かったのは熊本県中部にある菊陽町。無人駅のJR豊肥本線原水駅では朝7時に電車が到着すると多くの人。利用客が急増したためラッシュの時間帯などには2両から4両編成に変更、更にJR九州は新たな駅の建設も計画。2027年春の開業を目指している。工場近くのラーメン店天外天本店。工場の開所に合わせて熊本市内から移転してきたが人口の少ない町に移ったにもかかわらず売り上げは倍に。菊陽町の隣合志市にも5月商業施設が新たにオープン。
台湾の半導体メーカーTSMCの工場ができた菊陽町。その隣町にオープンした商業施設、ゆめマート合志(合志市)では店内にアジアン食材。半導体の工場ができたことで台湾など海外から多くの労働者が移住。今後さらに約1700人が来日予定。TSMC熊本工場周辺の地価はどうなっているのか、アズマシティ開発菊陽店へ。土地の価格も高騰していて菊陽町では5年前に坪18万円だったのが今では100万円に。TSMCグループの工場新設による経済効果は10年間で6兆9000億円とも言われている。TSMCグループでは大卒の初任給が最大28万円。全国の平均よりもかなり高い。一方周辺企業に影響が。菊陽町周辺では高騰する家賃を払えない小さな店が次々と閉店している。
TSMCについてトーク。若林は「半導体の工場ができたのは相当大きいこと」などと話した。工場が熊本である理由は水がキレイなことと台湾が熊本に近いことと九州は電気代が安いことだという。
東京・銀座にオープンしたのは発売から38年目のロングセラーブランド、アサヒスーパードライが体感できるショップ。このアトラクションは工場見学するかのようにビールの缶の目線で製造工程を楽しく学べる。ビールの気持ちを十分に知ったあとはキンキンに冷えた注ぎたてのビールで乾杯。料金はビール1杯とおつまみがセットで700円。更にビールのおいしい注ぎ方を教えてくれるマイスター体験も。この店のテーマは没入感。没入感をあらわすキーワードは?正解はイマーシブ。今年お台場にオープンしたイマーシブフォート東京。3万平方メートルもの広大な敷地で客が物語の役に入り込む完全没入体験ができると大きな話題に。スーパードライの没入型体験施設を仕掛けたのはアサヒビールビールマーケティング部スーパードライ担当・岡村知明さん。幅広い世代を狙った効果は少しずつ出てきている。
アサヒビールビールマーケティング部スーパードライ担当・岡村知明さんは「没入できる場にすることで若い人にも反応してもらえる」とスタジオコメント。データを見ると今年の上半期半年間のビールの販売数量は前の年の同じ期に比べて7%増。ビール復権の背景にあるのが去年の酒税改正。第3のビールにかかる税金が9円引き上げられた一方、ビールにかかる税金は7円引き下げ。これまでスーパードライは様々な業界初に挑戦してきた。2009年に登場したのが業界で初めて氷点下までキンキンに冷やしたエクストラコールド。更に2021年世間をあっと驚かせた業界初が生ジョッキ缶。ロングセラーも時代に合わせて攻めの仕掛けをしてきた。
最近人気急上昇中のスポーツといえばバスケットボール。その原動力となっているのが2016年にスタートしたプロバスケットボールBリーグ。昨シーズンの観客動員数はプロ野球Jリーズに次ぐ第3位。北は北海道から南は沖縄まで全国に38チームあるがなかでも人気実力ともにトップクラスなのが船橋市がホームタウンの千葉ジェッツふなばし。クラブが創設されたのは2011年。その年の売り上げはおよそ2億円だったが昨シーズンはなんと10倍以上の25億円。先月オープンした新アリーナは今までの倍およそ1万人の観客を収容できる。その秘密を探るべくファンが集まる飲食店Dining&Bar Mama家(千葉・船橋市)へ。今年3月には東アジアチャンピオンに輝き店内は大盛り上がり。ファンを呼んでくれないか店に頼んでみると全員女性。ホームはもちろんアウェイの試合も現地で観戦するためチケット代や旅費などを合わせると年間100万円以上を使う。
バスケについてトーク。バスケは女性の競技経験者が多いという。田村社長は「チケット購入者の6割が女性」などと話した。
Bリーグでは試合以外も様々な仕掛けが施されている。田村征也さんによるとエンタメ性を他の競技よりも力を入れてうまくいったポイントであると話しハーフタイムに行われているショーの映像が一部紹介した。一度来てそこからハマる人が多く、年間3回来るとファンクラブに入る確率が上がるという。