2026年2月19日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【国民的おやつが攻めの異業種コラボロングセラーであり続ける戦略】

出演者
村上龍 小池栄子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 子ども&大人にも人気!「ベビースター」の戦略
ロングセラーを進化させる 三重発「おやつカンパニー」

横浜中華街のあるお店では麺を油で揚げて砕いていた。それはベビースターラーメン。ベビースターランドという専門店で、店内にはここでしか買えない商品や日本各地の御当地品がある。多くの親子連れで賑わう人気スポット。ベビースターラーメンの発売は摩から67年前の1959年。駄菓子店でも定番の商品として長らく親しまれている。

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群馬県のイタリア料理店では葉物にあわせてベビースターのチキン味を使って自家製のドレッシングを使ったサラダや海老とキノコのベビースターアヒージョなどを提供している。そのベビースターラーメンを作っているのはおやつカンパニー。1948年に三重県で創業。現在では、幅広いラインナップのスナック菓子を展開している。主力は売上8割をしめるベビースターラーメンの関連商品。味違いやコラボ商品などラインナップが豊富。他にもフランスパンの焼き菓子、豚のキャラでおなじみのブタメンなどロングセラー商品も。またキャラクターグッズもたくさんあり、食べ方いろいろベビースターという商品を使ってパイ生地を焼いてその上にベビースターをかけてもおいしいという。

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おやつカンパニーの商品は、国内で販売する商品は三重県内の工場で製造している。独自に配合した小麦粉からメンを作り蒸した後に味付け。特製スープを使用していて、味付けの仕方などは門外不出。味をつけたあとに高温の植物性油脂で揚げる。年間の生産量は2億個以上。また時代にあわせて味も変化しているというがそれが売れ続けている理由。社長は横山正志。横山は4代目の社長で、おやつカンパニーでは初となる、社内からの生え抜き社長。子どものおやつとして全国に広まったベビースターラーメン。これまで2度キャラクターが変化した。近年は少子化の影響や、駄菓子店は少なくなり、売り場は減る一方。現在の主な売り場はスーパーやコンビニなどの小売店。三重県内のスーパーではベビースターの特設コーナーがある。大人になるとどうしても買う機会が減ってしまう。普段は買わない大人にむけてベビースターとの接触機会化を増やす。作戦に意外性のある異業種とのコラボを行う。この日、おやつカンパニーのスタッフが向かったのは池袋の貴金属店。タッグを組んで作ろうとしていうのは純金のベビースターラーメン。第一弾は既に発売済みで、価格は7万円以上だったが、わずか数日で完売した。意外性こそがコラボの最大のポイント。

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異業種とのコラボには他にも。スポーツブランドのリーボックを人気セレクトショップと作ったスニーカーはベビースターを全面に押し出したデザインに。また世界的アパレルブランドのニューエラとコラボしたハットも。さらに三重県の酒造メーカーとコラボした日本酒、江ノ島電鉄とは車両でコラボした。また本社では料理の試作が行われていたが、それらにはどれもベビースターが使用されていた。ベビスターを料理にチョイ足ししたアレンジレシピの試食会が行われていた。サラダやアイスクリーム、料理専門家の意見なども取り入れたアレンジレシピを自社のHPで公開している。またファンを集めて試食会を行い、おやつ以外にも活動の場があると発信している。また飲食店ともコラボし、東海地方で展開している宅配ピザチェーンのアオキーズピザとは期間限定でベビースターを使ったオリジナルメニューの試作品をチェック。こうして新たな可能性を切り開いている。こうした戦略で、売上は絶好調。6期連続で最高を更新し続けている。

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スタジオにおやつカンパニーの商品が登場。横山はコラボを先を選ぶ基準はシナジーがあることと答えた。また業績が好調な理由にはベビースターというブランドが強いと答えたが大人になると離れてしまうので異業種とのコラボレーションでまた思いだして食べてほしいという狙いがあるという。またロングセラーの強みには年代ごとに味を変えていると答えた。

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即席麺メーカーとして創業 「もったいない」が菓子の原点

おやつカンパニーの工場の前にはおやつタウンがある。ベビースターラーメンのキャラがお出迎えし、滑り台になっていた。他にもジャングルジムにアスレチック遊具まである。またベビースターラーメンの味付けが楽しめる体験コーナーにフードコートも。おやつカンパニーは戦後まもない1948年に即席麺メーカーとして創業した。製造過程でどうしても出る麺のかけらを捨てるのがもったいないと、創業者の松田由雄がそれに味をつけておやつとして社員に配っていた。1959年にベビーラーメンの名前で発売。その後に子どものおやつの一番になってほしいという思いを込めてベビースターラーメンが誕生。社長の横山は広島県・尾道市に生まれた。高校卒業後には三重県の大学に進学。就職活動の頃はバブルの頃で売り手市場だったという。とある会社から早々に内定をもらうがふとしたときにおやつカンパニーの会社案内を目にした。。ちょうど商品パッケージやキャラクターが大幅リニューアルされていた時期でそのキャッチコピーに心奪われた。横山はそのキャッチコピーが「ベビースターが変わる 君も変わらないか」だったと答えた。

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営業一筋でプロパー初の社長「商品に愛着を持つ」が信念

1989年におやつカンパニーに入社した横山は、大阪営業所に所属。入社10年目には東京に異動を命じられた横山。その頃発売したものがベビースターラーメン丸。ばらばらのベビースターを食べやすい大きさに丸く固めたもの。横山はラーメン丸の販路を広げるために寝る間も惜しんで奔走したという。そうした功績が会社に認められ、30代で名古屋営業所の所長に。また大きな転機となった商品があった。

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営業一筋でプロパー初の社長「商品に愛着を持つ」が信念

おやつカンパニーの社長の横山には、営業マン時代に大きな転機になった商品があるという。横山が初めて商品開発に携わったという商品はクレーンゲームの景品用に新しいベビースターラーメンを作ってほしいという依頼。打ち合わせの際に先方から、予算に糸目はつけないと言われ、これまでにない話題になるようなものを作ってほしいと言われたという。数字が第一だった横山にとって、採算度外視と言う言葉は驚きだった。そこで作ったのは、松阪牛を使ったベビースターラーメン。実際に現場をみると、そのクレーンゲームには人だかりができるほど人気だったという。こんな売り方もあったと衝撃をうけたと感じたという。以来横山は限界を決めずにチャレンジするよう社員に伝えてる。その精神が話題性を呼ぶ戦略になり会社を支える要因に。営業畑で感じたことに横山は商品を大事にする、商品に愛着をもつことが非常に大事だと答えた。

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スナック菓子の常識を変える ヘルシー志向の新商品を開発

千葉県の船橋漁港におやつカンパニーのスタッフがやってきた。そのお目当ての魚は?

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おやつカンパニーの素材市場のスナックは魚介をたっぷり生地に練り込んでいる。カルシウムやビタミンDなどの栄養がとれるヘルシー感覚のスナック菓子。さらに使う魚にもこだわりがあり、おやつカンパニーのスタッフがやってきたのは海光物産。おめあての魚があるというが、それはコノシロ。コハダが成長した魚で流通量は極めて少なく、小骨が多く加工に手間がかかるために鮮魚店ではみかけない。しかし味は絶品。そんな思いで生まれたのは素材市場さかなのスナック コノシロ 香ばし醤油薫る、竜田揚げ味。コノシロの美味しさと栄養が詰まった商品。横山は健康志向は食品だけではなく菓子でも必要になると語った。

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(エンディング)
先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことは…

横山は世界でもベビースターラーメンの認知度が高くなり、誰もが知るようになってほしいと答えた。

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編集後記

村上龍は今日の総括に入社5年目に現社名が変わった。食品の会社なのか、おやつの会社なのか、示すべきだと、「おやつ」を作る会社だと一見してわかる社名に。ベビースターラーメンは、ラーメンが国民食となる前に生まれた。食糧難を行きた創業者は、乾麺の天日干しの出た麺のかけらを「もったいない」と思い、味付けしてフライにした。名古屋の菓子問屋との出会いがあり、駄菓子屋に並ぶようになった。ロゴのキャラクターイラストは、「ホシオ」くんに落ちついた他に「ブタメン」「サクまろ」があり、みんな可愛い。センスがいい。とした。

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次回予告

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