- 出演者
- 望月麻美 中川栞
オープニング映像と挨拶。
極右政党の政権入りが注目されたスペインの総選挙。政権発足の難航が予想される。スペイン総選挙は23日投票が行われた。国民党が第1党となった。しかし、国民党は事前に連立を組む可能性が指摘されていた極右政党の協力を得ても下院の過半数を確保できず政権の発足は難航することが予想される。
第1党の国民党は極右政党Voxの協力を得ても下院過半数を確保できないことになった。BBCは連立政権の協議の行方次第では再選挙の可能性があると伝えている。Voxは2013年に中道右派の国民党の議員らが離党し結成した。反移民や反イスラム、州の自治権停止を訴えている。伝統的な価値や文化を守るとして男女平等への取り組みやLGBTなどの権利拡大を否定している。政権に入れば1970年代まで続いたフランコ独裁政権の後は初めての政権入りとなる。ウォール・ストリート・ジャーナルはVoxが注目を集める理由について、「政府が労働者の経済的な苦境、移民・難民問題への対応に失敗していること」「ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援疲れ」などを指摘している。極右政党が政権入りすることに国民の間に強い反発があるという。また、ヨーロッパでは右傾化が続いている。スペイン総選挙の結果はヨーロッパの右傾化をさらに加速化させることになるのか、国際社会の目が注がれている。
イスラエルと戦争を繰り返しているパレスチナ・ガザ地区では、2008年にイスラム組織ハマスが実効支配を始め、軍事衝突などで5300人以上が死亡しており子どもたちが心に傷を負っているとみられている。神奈川県で心療内科医を勤めている桑山さんは自らが立ち上げたNPOを拠点に国内外の紛争地・被災地で支援活動を続けており、現地に支援センターを設立するなど心に傷を抱えた子どもたち約2500人を支援してきた。現地の少女 ファラハ・ワハバさん(11)はイスラエルの空爆で母を亡くしている。ファラハさんはトラウマがあることに気がついておらず、桑山さんのカウンセリングの紙粘土で作られたのは血まみれになった母親の姿であった。桑山さんによると、トラウマを我慢せずに吐き出し、ツールを使ってトラウマの物語をつくるのが大切とのこと。治療の1つには映画を撮影して自分と同じ境遇の役を演じさせ、トラウマと共に行きていく術を身につける手法がある。
ファラハさんが映画で演じた少女は紛争で母をなくした後、友達と共に不思議な石を探す旅に出る。役を演じきったファラハさんは、「悲しかったけど大切なものを得たように感じた」などと話した。今年3月に桑山さんは5年ぶりに20歳になったファラハさんを訪ねた。ファラハさんは映画で演じたことについて、「映画に挑戦したことでどう表現すべきか学んだ。自身の体験を世界に伝えれば困難を乗り越えられる」などと話した。
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- ふしぎな石ガザ地区(パレスチナ)
イギリスのノッティンガムシャー上空で41人のスカイダイバーが時速190キロ以上で落下しながら連続して様々な形を作り上げることに成功した。
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- ノッティンガムシャー(イギリス)
ヨーロッパ観光委員会が今年5月にヨーロッパ10カ国で行った調査では人気の旅先はスペイン・フランスなど例年と変わらないがチェコやアイルランドなどの人気が高まっている。理由は他の国よりこまず気温が高すぎないことだということ。
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エンディングとして出演者らが挨拶した。