- 出演者
- 望月麻美 中川栞
オープニング映像とアナウンサーの挨拶。
ナスララ師が殺害されたことで、レバノンでは悲しみと怒りの声が上がっている。ナスララ師はパレスチナのイスラム組織ハマスやイエメンの反政府勢力フーシ派など、イランが支援する中東各地の武装組織の中心人物の1人だった。軍事的緊張が続く中、ヒズボラの後ろ盾となっているイランがどう動くのか世界が注目している。全面戦争勃発の瀬戸際にある中東。イスラム教シーア派組織ヒズボラの報復に備えイスラエルは北部国境地帯に部隊と戦車を集結させている。イランの最高指導者は「イスラエルはナスララ師殺害の報いを受けることになろう」と発言。イランの最高指導者は姿を隠し世界がイランの次の動きを見守っている。アナリストは「ナスララ師の影響力はレバノンを超えた地域に及んでいた」とし、「ナスララ師殺害はヒズボラとイランにとり大きな打撃だ」と述べている。
ナスララ師を殺害したあともイスラエル軍はレバノン各地への空爆を続ける一方で、イスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したイエメンの反政府勢力フーシ派にも空爆を行った。イスラエル側がヒズボラに対する地上作戦の可能性に言及する中、米国・バイデン大統領は「イスラエルとヒズボラの間の全面戦争は避けなければならない」という考えを強調した。空爆についてイスラエルはフーシ派がテルアビブをミサイルで攻撃した報復でフーシ派を弱体化させイランにメッセージを送るのが目的だとしている。米国はイランが支援するフーシ派とヒズボラをテロ組織に指定している。ネタニヤフ首相は29日、記者会見で「我々を攻撃する者は、その代償を払うことになる」と述べた。28日、フーシ派の報道担当者はフーシ派による攻撃はガザ地区やレバノンへの攻撃が終わるまで続くとした。イスラエルはレバノンでの地上作戦もちらつかせている。レバノン全域で空爆が続いており29日には少なくとも62人が死亡している。ヒズボラはミサイルで反撃したが、その多くはイスラエル上空で迎撃された。イスラエル軍は29日新たにヒズボラの司令官で幹部のナビルカウク氏が空爆で死亡したと発表した。米国製の地下貫通弾「バンカーバスター」を使いこの30年、ヒズボラの最高指導者を務めたナスララ師を含む最高幹部の大半を排除したとイスラエルは考えている。米国の政府高官は、イスラエルから通知があったのは攻撃の僅か数分前だったとしており、イスラエルの政府高官はナスララ師を標的にした一因はガザ地区での戦闘とヒズボラによるイスラエル北部への攻撃を区別しなかったからだとしている。
米国大統領選挙。選挙では法的な手続きをせずにメキシコ国境から入国を試みる人が急増した問題が大きな争点になっていて、移民政策を巡る世論調査ではトランプ前大統領の手腕を評価する声がハリス氏を上回っている。このため、ハリス副大統領はメキシコとの国境地帯を訪れ当選すれば、国境管理を厳格化すると訴えたのに対し、トランプ前大統領はバイデン政権で移民政策を担ったハリス副大統領を激しく批判した。10月1日に行われる今回の選挙最後になる見通しの副大統領候補の討論会前最後の選挙集会。ホワイトハウスに言及。
オーストリアで29日、議会下院の選挙が行われ、移民や難民に対して排他的な主張を掲げる極右政党の自由党が初めて第1党となる見通しとなった。ヨーロッパでは極右や右派政党が主要な選挙で相次いで勢力を拡大している。しかし、自由党は議席の過半数の獲得は困難な情勢で政権発足には他党との連立が必要だが、他の政党は自由党との連立を拒否する姿勢を示している。オーストリアは右傾化したが、今後、自由党に導かれた右寄りの政権となるかは全く分からない。
今月、米国のIT大手アマゾンは、従業員に対して出社の頻度をコロナ禍前の週5日に戻すよう求める通達を出した。在宅勤務より対面で仕事を行う方が業務上の利点が大きいと判断したとしている。出社か在宅か、働き方をめぐる議論が起きている。同じような論争はオーストラリアでも起こっている。ニューサウスウェールズ州・ミンズ州首相が公務員に、オフィスで働くことを基本とする方針を示した。ミンズ州首相は在宅では生産性が落ちるという海外の研究結果が方針の裏付けになっているとしている。スタンフォード大学・デイビス教授は「在宅勤務だけの人はいくぶん、生産性が落ちるが、ハイブリッドワーカーは僅かだが、生産性が上がっている」、エセックス大学・シームロス博士は「自宅に子どもがいる場合といない場合で違いがある。家に子どもがいない人の方が子どもがいて在宅勤務をしている人より生産性が落ちている」とコメント。エセックス大学はインドのIT企業で働く1万人を対象に調査。オフィスで働いていた2018年と在宅勤務にした2020年の生産性を比較した。在宅では仕事の時間が増えた一方で、生産性が8％から19％下がっている。メルボルンの高層ビル街にあるカフェにとってオフィスで働く人たちは収入源。コロナ禍で在宅勤務が増えたことでオフィス街は閑散となった。ビルの空室の割合は例を見ない高さに。調査によるとオーストラリア人の37％が日常的に在宅勤務をしている。シドニー大学・クーパー教授は柔軟な働き方が求められていると指摘する。クーパー教授が去年、40歳未満の2000人を対象に行った調査では70％が週に2〜3日は在宅勤務にしたいと考えていた。
エコノミストは「在宅勤務がしやすい広い家を求め家賃や住宅の販売価格が上昇している」と話した。
フィリピンやインドネシアなどの東南アジアの国では、より高い賃金と明るい将来のために多くの出稼ぎ労働者がふるさとを離れ海外での仕事を追い求めるようになった。ある女性がフィリピンで鉄くずやプラスティックなど金目のものを拾い集めて毎月稼いでいた額はわずか34ドル。5人の子どもを養って学校に行かせるのがやっとだった。このためサウジアラビアで月給400ドルの家政婦の仕事があるという話に飛びついたという。2016年から19年まで中東に出稼ぎに行った彼女は現在43歳。子どもを残して働きに出たことを悔やんでいると語る。子どもを置き去りにする上、子どもたちの成長を見守ることができなくなるという。海外で働くフィリピン人は少なくとも700万人。毎年送金している額は400ドル近くに上り、フィリピンのGDPの9％に相当する。しかしフィリピンの出稼ぎ労働者支援団体の男性は、残された子どもたちは社会で抑圧した経験をし、大多数の子が薬物に手を出したり、暴力に走ったり、性的搾取や虐待を受けたりするようになると指摘する。インドネシアも似たような状況にあるという。人権機関のトップは、出稼ぎには多くの社会的な代償を伴うが、政府はこの問題を軽減する対策を取っていないと話す。
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物価高騰にもかかわらず、フランスのスナック市場は活況を呈し、市場規模は30億ユーロを超えた。食事前のアペリティフのクラッカーは準備時間が早い。ディナーの代わりにつまみを用意した方が楽しいという人がいて、調理済み製品に目が向いているという。ポテトチップス製造会社の生産も伸びているという。売り上げ拡大を狙い、製品種類も増やしているという。スナックと調理済み製品の市場は伸びて、今は180億ユーロを超えた。
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次回予告。フィリピン残留日本人たちの思い。
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スペインで開催されたジグソーパズルの大会。世界68か国から3500人が参加。完成までのスピードを競った。個人戦ではノルウェーの女性が優勝。500ピースのパズルを38分足らずで完成させた。
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