- 出演者
- 横川浩士 川口由梨香
オープニング映像。
フランスの議会下院で財政再生計画への支持を訴えるバイル首相の不信任投票が行われたが、反対多数で不信任となり、バイル首相はマクロン大統領に辞表を提出する見通し。少数与党による政権運営が続くフランスで首相が退任するのは去年1月以降4度目となり、次の首相の人選が難航する可能性が指摘されている。
フランスの議会下院でバイル首相の信任投票が否決され、内閣が総辞職する見通となった。バイル首相が目指したのは財政再生計画への支持。フランスでは財政赤字が拡大していて、バイル首相はそれを食い止めようと歳出削減などを通じた約7兆6000億円規模の財政再生計画を示した。これに野党は強く反発。バイル首相は財政再生計画の是非を問うとして信任投票を行った。9日、マクロン大統領に辞表を提出し、内閣総辞職する見通しとなった。フランス首相の退陣去年12月以降、4度目。マクロン大統領は去年6月、議会下院を解散し選挙に踏み切ったが左派や極右政党に躍進を許し少数与党となった。それ以降、厳しい政権運営が続いている。新首相を任命しても、早い段階で政権運営が行き詰まる可能性が指摘されいる。マクロン大統領は退陣の声に対して、27年まで任期を全うするとしている。
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アメリカとイスラエルの複数のメディアは、アメリカのトランプ政権がガザ地区の戦闘終結に向けて新たな提案を行ったと報じた。新たな提案ではイスラム組織ハマスが停戦初日に人質48人全員を解放し、イスラエル側はガザ市への攻撃を停止し刑務所に収容しているパレスチナ人数千人を釈放する。その後、トランプ大統領の監督のもと戦闘終結に向けた協議を行う。戦闘終結に向けた条件にはハマスの武装解除やイスラエル軍のガザ地区からの完全撤退などの交渉が含まれている。交渉中の停戦を維持するという内容が盛り込まれている。提案についてハマスは声明で“受け取った”と発表し、イスラエル軍も“真剣に検討している”と伝えられている。また、トランプ大統領はSNSに“イスラエルは提案を受け入れた。ハマスも受け入れるときだ。最後の警告だ”などと投稿し、ハマスに受け入れを強く迫った。一方、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は情報筋の話として、提案の中にイスラエル軍のガザ地区から撤退のしかたについて触れた条項が含まれていると指摘。条項では「ガザ地区を統治する新組織が治安維持できることを条件にイスラエル軍はガザ地区から全面撤退する」としている。条項について「アクシオス」はイスラエル側は「無条件の撤退」を求められていないため満足しており、ハマス側は撤退のプロセスなどに対してイスラエルに拒否権を与えることになり、罠とみているとしている。今後は新たな提案に双方が応じるのかが焦点。その間にもイスラエル軍によるガザ地区への攻撃は続いている。イスラエルは最大の都市・ガザ市を制圧する方針で、ハマスの拠点になっているとして攻勢を強めている。。ガザ地区保健当局の発表では、これまでの死者は6万4000人以上。ガザ地区北部で起きている飢きんは数週間のうちに南部にも広がる可能性があると警告する声も上がっている。
ガザ地区の人道状況が悪化する中、スペイン・サンチェス首相がイスラエルへの武器の禁輸やイスラエル軍に燃料を輸送する船舶に対するスペインへの寄港の禁止などの新たな措置を発表。これに対し、イスラエル側はスペインの閣僚2人の入国を禁止するなど激しく反発している。ヨルダン川西岸地区やゴラン高原でイスラエルが不当に占拠した入植地からの農産物は輸入禁止とする。スペイン国内のスーパーではイスラエル占領地産と表記することが義務付けられているが、イスラエル産とだけ表記されていることもあり事は容易ではない。ジェノサイドや戦争犯罪の責任者はスペインに入国することができない。ただし、政府は人名も役職名も具体的に挙げていない。
イランの核開発をめぐってIAEA(国際原子力機関)の理事会が本部のあるオーストリア・ウィーンで始まった。今年6月、イランの核施設がイスラエルとアメリカに攻撃されてから定例の理事会が開かれるのは初めてで、イランがIAEAへの協力をほとんど停止する中、理事会ではイランと欧米側との間でどのような議論が行われるかが焦点となっている。IAEA・グロッシ事務局長は3か月前からイランでの査察を行えず、高濃縮ウランの貯蔵量を把握できていないことを明らかにした。査察が遅れているのはイラン側の対抗措置が理由としている。グロッシ事務局長はIAEA理事会への報告で、テヘランやウィーンでの協議を通じてイラン側と協力する用意があるとする一方、イランがIAEAの保障措置協定を完全に順守しなければIAEAはイランの核計画にいかなる保障も与えないとしている。一方、イラン外務省の報道官はIAEAの報告について「検討した上で理事会に返答する」としている。これまでにIAEAとの間で3回の協議が行われ、合意には至っていないが進展はあったとしている。新たな合意に向けて次回の協議に期待するとしている。また先週、カタール・ドーハで開かれたアラグチ外相とEU・カラス上級代表との会談について有意義であったとしながらも「EU側が強硬な姿勢を改めることを期待する」と述べた。イラン外務省としてEU側との協議は続ける姿勢だが、次の協議は未定。
ネパールで政府がフェイスブックやインスタグラムなど主要なSNSを使用できなくする措置を取ったことに抗議するデモが発生した。参加者の一部が警察と衝突するなどして20人が死亡し、数百人がけがをした。ネパール政府は緊急の閣議を開いて対応を検討しているが、事態が収束に向かうめどは立っていない。こうした事態を受け、内相が辞意を表明。大規模な反政府デモの矛先は政治腐敗と失業問題にも向けられている。首都カトマンズなど一部の地域には夜間外出禁止令が出ている。ネパールと国境を接するインド・ビハール州とウッタルプラデーシュ州も警戒を強め、治安当局が監視の目を光らせている。
きょうの特集はフィリピンのコメの異変。
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フィリピンでもいコメに異変が起きている。1人のコメの年間消費量が日本の3倍ちかくにのぼるフィリピン。大手ハンバーガーチェーンでもコメを使った商品が人気。屋台でよく見かけるチャンポラードはチョコレートのおかゆ。特に人気なのがアンリミテッドライスと呼ばれるご飯食べ放題のサービス。価格はおかずが付いて約500~800円。フィリピンの人たちに欠かせなくなっているのが輸入米。マニラにある米の卸売業者の倉庫には輸入米が山積みにされている。その量は年々増え続けている。去年は自然災害で国内生産が減少し、政府が輸入米の関税を35%から15%に引き下げたことにより輸入量は増加し過去最多480万トンになった。物価高騰が続くなか、安い輸入米を求める人が増えている。農家は厳しい局面を迎えている。フィリピン北部で農業をしているフアニート・デローネさん、安価な輸入米に押されて国内のコメの取引価格が下落したことで、収入は3割減る見込み。国は農家を支援するため、民間よりコメを高く買い取る制度を設けているが、保管倉庫の不足などで100袋に制限された。フィリピン政府は今月1日から60日間、コメの輸入を停止することにした。
フィリピン政府のコメの輸入停止は効果があるのか?専門家はコメの価格の上昇につながる可能性があるとの見方を示している、農家にとってはプラスになるとみられる。今年は豊作で国内の収穫量が増えたことや、大量のコメを輸入していることを鑑みて、輸入停止を決めたという。政府は今年5月から高齢者やシングルマザーを対象に、1キロ50円ほどという市場価格の半分ほどでコメが購入できる対策に踏み切った。フィリピンでは機械化が進んでいない地域があり、生産性の向上が大きな課題となっている。政府は生産性を上げるために年間250億円ほどを機械化に割り当てている。
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- マニラ(フィリピン)農業省
ドイツのミュンヘンではヨーロッパ最大級の自動車ショーがはじまり、BMWやフォルクスワーゲンなどドイツの自動車をメーカーもEVの技術力を競って新しいモデルを公開している。バッテリー技術の向上で走行距離の不安も少なくなっていると言われているが、ドイツ ZDFは価格がガソリン車にくらべてまだ高いことなどから、需要が期待されるほどは伸びていないと伝えている。
これまでに入っている主なニュースを伝えた。
インド最大の商業都市ムンバイでガネーシャの誕生を祝うお祭りが10日間にわたって開かれた。ガネーシャは象の頭と人間の体を持ち、幸運と知識の神様として人々に親しまれている。最終日には街中に飾られていたガネーシャの像を浜へ運んで海に流した。
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- ムンバイ(インド)
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