- 出演者
- 平石直之 山崎弘喜 住田紗里 佐藤ちひろ 武隈光希 荒井理咲子 今井春花 佐々木若葉
日曜日、試合前いつものキャッチボールで調整を行う大谷。終わると客席に向かってファンサービス。前日のブーイングから一転投げ入れたボールは争奪戦に。しかし、試合が始まるとやっぱりブーイング。第1打席はいい当たりだったがヒットとはならず。それでもドジャースはヒットのフリーマンを2塁に置いてスミスがセンター前へ先制タイムリー。先発は前回登板でメジャー初完投の山本由伸。立ち上がり2連打を浴ぶが決め球の1つ、カーブで三振を奪い無失点で切り抜ける。3回に追いつかれますがカーブを軸に4回、5回、6回と強力打線を三者凡退に抑えて味方の反撃を待つ。すると7回山本とバッテリーを組むスミスがレフトスタンドに勝ち越しのホームラン。大谷も感情を爆発させた。この日の山本には4点も必要なかった。4回以降はランナーを1人も出すことなく105球で2試合連続の完投勝利。ポストシーズンでは24年ぶりの快挙を見ていたチームメイトは試合後日本式で最大限の敬意を示していた。この大舞台で本当に強い。そのピッチングをMLB公式はこんなふうに表現しておりジャパニーズホラー風の映像で「山本由伸のせいで10月のバッターは悪夢の連続だ」とコメントしている。
月曜日、ドジャースタジアムに帰ってきた大谷を迎えるかのように球場ではどんなものが飾られていた。フェンスに設置された「469」という数字と「オオタニ」という文字が書かれたこちらの板、実はこリーグ優勝決定シリーズで大谷が放った469フィートおよそ143mの場外弾。この歴史的なホームランをたたえ着弾した場所に記念プレートが取りつけられた。ドジャースタジアムの歴史に名を刻んだ大谷。「1打席1打席大事したい」と残り少ない戦いに向け頼もしい言葉も飛び出した。
火曜日、試合に臨む大谷は半袖シャツで球場入り。本拠地とあって妻・真美子さんも駆けつけた。球場ではファンが連覇を願い思い思いの方法で応援する中、日本ではこんな形で大谷を応援した。大谷がアンバサダーを務めるセコムが企画したもの。打者大谷は「名探偵コナン」でおなじみの青山剛昌さん。投手大谷のイラストは野球漫画「MAJOR」で知られる満田拓也さんが描いている。
日米からの期待を受けて臨んだワールドシリーズ第3戦。大谷はここで、漫画でも描けないような活躍を見せた。9回、マウンド上には佐々木朗希。バックにも助けられ無失点に抑える。その後、延長に入った試合は総力戦へ。1点を巡りブルージェイズは野手全員をドジャースはリリーフ陣全員を使い切るが、ともに譲らずスコアボードは動かない。
絶好調の大谷は第5打席以降なんと4打席連続申告敬遠。ランナーがいてもいなくても徹底的に勝負を避けられる。第9打席もストライクが1球も来ることなくフォアボールとなる。そして延長18回リリーフ投手を使い切り2日前に完投した山本由伸がスタンバイする態に。
しかし、決着は突然やってきた。ワールドシリーズ史上2番目となる6時間39分に及ぶ死闘はドジャースが制した。山本もブルペンから駆けつけ日本人選手3人で喜びを分かち合いる。日付が変わった試合後にはロバーツ監督が激励。登板予定の大谷も興奮していた。
歴史的死闘から17時間後に行われたワールドシリーズ第4戦。妻・真美子さんの姿はこれまでの後列ではなく中列の位置へ移った。ワールドシリーズ初マウンドに立つ大谷を応援する。大谷は7回途中6奪三振でマウンドを降りた。しかし、この日のバッター大谷は快音響かず。2勝2敗のタイに戻された。
ワールドシリーズ第5戦、本拠地最後の試合に大谷の妻・真美子さんも後列や中列ではなくついに初の最前列へ。試合を見守ったがゲレーロJr.が大谷に並ぶポストシーズン8本目となるホームラン。更にブルージェイズの大型ルーキー、イエサベージに対し手も足も出なかった。ブルージェイズに投打で圧倒され王手をかけられた。
ワールドシリーズ第6戦の先発は山本由伸。更に大谷は、昨日は敵地ロジャースセンターで5階席に飛び込む超特大弾を放つなど復調の兆しを見せた。負けたら今シーズン最終戦となる正念場。侍トリオの活躍で連覇の夢をつなげるのだろうか。
1999年に名古屋市西区に住む主婦が殺人された未解決の事件。愛知県警はきのう容疑者を逮捕した。女性の死因は首などを複数回さされた失血死だった。遺体の側には当時2歳だった息子が無傷で座っていたという。最愛の妻を突然奪われた夫は事件現場となった部屋をそのままの状態にすることを選んだ。アパートを借り続けこれまでに2200万円以上の家賃を支払った。玄関に残されている血痕は現場から逃げ去った犯人のもの。この血液のDNA鑑定から犯人はB型の女性で足跡から靴のサイズは24cmであることが判明。さらに、目撃証言から年齢は40代~50代、手に傷を負いながら逃げていたことがわかった。捜査は難航した。2010年、「時効制度見直し法案成立」の会見で夫は「絶対屈したくない」などと述べていた。きのう、容疑者が一人で出頭し逮捕された。決め手となったのは現場の血痕と女のDNAが一致したことだった。さらに女は夫の高校の同級生だった。夫と女は事件の前年に部活のOB会で会っていた。女は容疑を認めていて、警察は動機などを調べるという。
高市総理にとって外交ウィークとなった今週はASEAN首脳会議、日米首脳会談、日韓首脳会談と笑顔が印象的だったが、APEC首脳会議では日中首脳会談が控えていたからか、やや控えめだった。日中首脳会談で両首脳は戦略的互恵関係の推進を確認した。高市総理は中国の威圧的行動や邦人拘束、レアアースの輸出規制について言及した。中国はレアアースについて、おとといの米中首脳会談で輸出規制を1年間見送ると発表しているが、日本で適用されるかどうかは未定。
きのう、いわき信用組合の現トップと特別調査委員会が会見を行った。5月の会見では第三者委員会が組合による20年間で247億円の不正融資があったと公表した。顧客と同じ名字の印鑑を悪用し勝手に口座を作り架空融資に利用してきた。今回、新たに反社会勢力への資金提供が明らかになった。不正融資を始めたきっかけは反社会勢力に対して資金を渡すためだった。1990年代当時、金融機関は総会屋をはじめとする反社会勢力との関係を断ち切れなかったという。1994年、組合の理事長宅で政治団体が街宣活動を繰り返していた。シグマ氏が街宣活動をやめさせる仲介役として申し出たという。組合はシグマ氏に約3億5000万円を支払い、その後も「口止め料」を要求され続けた。調査報告書によると江尻元会長は当時の役員とシグマ氏と何度も飲食や海外旅行に行っていた。5月の第三者委員会の調査結果では証拠のPCをハンマーでたたき壊したという証言が出ていたが嘘の証言だったという。坪井前専務理事はPC所持を隠蔽していた。金融庁はきのう、「金融機関としてあるまじき実態でありきわめて遺憾」とし、一部の業務停止を含む今年2度目の業務改善命令を出した。
投資トラブルが起きている「みんなで大家さん」。きのう10月末の配当期日を迎え、影響がさらに広がっている。現在、5種類の投資商品でトラブルが起きている。きょうは三重での忍者テーマパークと鹿児島でのバナナの生産について取り上げる。
「みんなで大家さん」はきのう、出資者に対して10月末に予定していた17商品の配当が払えないと告知した。集団訴訟拡大の報道が事業活動に大きく影響を及ぼしているなどと説明した。三重・伊勢市にある「伊勢忍者キングダム」は戦国時代の文化が体験できるなどと銘打った巨大施設。施設内はガラガラ。10月から水曜が休園になり、きょうからは1時間営業時間が短縮される。この施設で配当が出せなくなったのは3商品で、「大家さん」は70億円を集めている。
82億円を集めて投資トラブルになっている不動産が鹿児島県にある。「大家さん」側はバナナを栽培するZ社に建物を貸し、賃料で投資家に7%の高配当を出す商品。Z社は3つの栽培用ハウスを所有している。取材を進めると、1つ目と2つ目の農業ハウスは今年7月から別の農業法人が借り受けて農業を始めていた。佐賀県にある3つ目の農業ハウスは栽培の実態はなかった。「Z社のバナナを使った食品」はいまも販売されている。Z社は現在、冷凍バナナを出荷している状態だという。Z社の元社員はバナナの生産事業に失敗したことを明かした。「みんなで大家さん」は去年7月から投資商品の販売を開始した。Z社はバナナの生産がなくても「大家さん」側からもらった委託料で賃料を支払ってきたが、委託料のストップで賃料が支払えなくなり配当が止まった。大阪府は“不動産特定共同事業法に触れることはない”ということだが、担当弁護士は“民事裁判になったら違法性を主張”と話す。「大家さん」側はきのう、配当遅れの理由を「経営に厳しくなり資金繰りに窮したことが原因となる」と説明した。
退職代行サービス「モームリ」の元従業員ら2人がきのう、番組の取材に応じた。モームリを運営するアルバトロスは提供している弁護士に利用客をあっせんし紹介料を受け取っていた疑いが持たれている。社内のグループラインのやりとり、弁護士事務所から送られてきたメールを紹介。モームリの会社は間に実態のない労働環境改善組合を介在させることにしたという。警視庁は謝礼を隠すための裏工作だったとみて捜査している。6月、疑惑が報じられるとホームページから労働組合の文言が消えた。元従業員のAさんは谷本社長が違法性を認識していたと証言する。弁護士へのあっせん行為は多い時で月約30件ほどあったという。モームリは先週金曜日、顧問弁護士との契約解除を発表した。谷本社長は自身の進退には明言せず、営業を再開するという。元従業員の代理人弁護士・嵩原弁護士は「おそらく弁護士にも相談していない。非常に選択肢は悪かったと思う」などと指摘した。
きのう与野党6党の実務者協議が行われ、。ガソリン税の暫定税率を12月31日に廃止することで合意した。今週水曜日時点のレギュラーガソリン価格は1Lあたり173.5円(資源エネルギー庁)で高止まりが続いている。1Lあたり約25円の暫定税率が上乗せされている。今回の合意では11月中旬から段階的に補助金を増額し、12月には暫定税率に相当する金額まで増やす。
学歴詐称疑惑をめぐり2度目の不信任決議案が可決された静岡県伊東市の田久保市長がきのう、失職した。田久保市長は「職員の皆さんに本当に色々とサポートしていただいてありがとうございました」などと述べた。今後、50日以内に市長選が行われるが、次の市長選への出馬について明言を避けた。
千葉県鴨川市では36万5000本の樹木を伐採し、47万枚のソーラーパネルを設置する太陽光発電施設の建設が進められている。事業者側は保全する必要のある森林約1.5haを伐採したことを認め、今週水曜日に工事の一時中止を発表した(朝日新聞)。千葉県・熊谷知事は「今後有識者会議も立ち上げてさまざまな目を入れながら対応していくという考え」などと述べた。
先月28日、アメリカ・ミシシッピ州でトラックが横転し、荷台に積まれていたサル21匹が脱走した。ルイジアナ州が飼育する実験用のサルで別の研究機関へ移送する途中だった。サルは現在も1匹が逃走中だという。地元保安官事務所はサルがC型肝炎、新型コロナウイルスなど複数のウイルスに感染している可能性があり、注意を呼びかけている。大学側は感染していないと否定している。
