- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
オープニング映像。
出演者が挨拶をした。きょうは国連が定めた国際平和デー。
あす告示となる総裁選。自民党が今回のテーマとしたのは「#変われ自民党」。真っ先に出馬表明をした茂木前幹事長は地元の野球部員と交流。視察先でピアノを演奏した林官房長官。今週4人が出馬会見を開き総裁選は去年も立候補した5人で争う構図となった。野党からは冷ややかな視線が向けられている。与党が参院選で過半数割れした7月20日。その後、“石破おろし”で党内が混乱し、新内閣発足まで政治空白が続くことになる。国民民主党・榛葉幹事長は「政治空白を長くして誰も得してない」、小泉氏は「事実上野党に近い」などとコメントした。
前回の総裁選からわずか1年。去年、選択的夫婦別姓制度の早期導入を主張した小泉氏は、賛成の立場は変わらずも公約に盛り込まず、優先的政策課題に位置づけないとして主張を後退させた。小林氏は議論になりそうなテーマを掲げ他候補との違いを強調する動きが控えめだった。総理の立場での靖国神社参拝について高市氏は前回、参拝を続ける意向を示していたが、今年は名言を避けた。TBS・岩田政治部長は「自分の主張とは別の考えの方たちの話も聞き入れて今回さらに票を上積みしたい」などと指摘した。また、少数与党である現状も影響しているという。衆参で与党過半数割れとなった今、野党の協力無しで法案通らず、際立つ発言が控えられているという。立憲民主党・野田代表は「野党のことも意識した主張が出てきていると思う」などと述べた。10月4日に投開票を迎える。
自民党総裁選のスケジュールを紹介。来月4日に投開票。注目ポイントは野党との連携。連立政権の拡大について茂木前幹事長は「連立の枠組みを広げ日本維新の会や国民民主党と話をしたい」、高市前経済安保担当大臣は「基本政策が合致する野党とできれば連立政権を組む」、小泉農水大臣は「政権の枠組みのあり方の議論を深める」、林官房長官は「その時その時で考えていくべき」、小林元経済安保担当大臣は「連立は目的ではなく手段」と述べている。寺島は「国民の眼力が問われている。政党の論理と国民の意思のギャップがものすごい」、安田は「市民生活のしんどさが分かっていたらここまでの政治空白を生んで物価高対策をここまで後手後手にっていうことはできなかったと思う」、大塚は「日本が非常に経済力が衰えている。なぜ日本がこうなってしまったのか、それを改善するためにはどうしたらいいのか」、松原は「去年の総裁選と様変わりしたなと思う」などとコメントした。
イスラエル軍がガザ市への地上侵攻を開始し全面制圧へ踏み切った。避難しようとする住民に対しても攻撃が行われる中、国連の調査委員会は一連の行為をジェノサイドと認定している。連日注目を集める東京世界陸上でパレスチナからたった一人参加したアスリートがいた。男子800メートルのムハンマド・ドウィダルは予選に敗れたレースの後、「どうかジェノサイドをやめてくれ」などとガザの状況を訴えた。ドウィダルが走った翌日、ガザの空を避難勧告のビラが舞っていた。
15日、ガザ市の全面制圧に向け地上侵攻に踏み切ったイスラエル。住民に対し南部への避難を指示しているが、車で避難しようとしていた家族に対しても攻撃が行われた。中東メディアによるとこの攻撃で女性や子ども含む5人が死亡した(ミドルイースト・アイ)。ガザ市の複数の病院周辺が攻撃され19人が死亡した(アルジャジーラ)。約6割がガザ市に留まっているとみられている。制圧には数カ月かかるとみられているが、イスラエル・カッツ国防相は「任務完了まで手を緩めない」とXに投稿した。地上侵攻の直前、カタールの首都ドーハをイスラエル軍が空爆。ハマス交渉団トップのハイヤ氏らを狙ったものでハマスのメンバー5人とカタールの治安部隊1人が死亡した。ネタニヤフ政権と軍高官の軋轢も表面化している。14日の閣僚会議でザミール参謀総長が「早く交渉をまとめてこい」などとモサドの長官に迫り、ほかの閣僚とも怒鳴り合いになったという(タイムズ・オブ・イスラエル)。水曜日、ネタニヤフ首相は刑事裁判に出廷。ガザの死者がすでに6万5208人となっている状況について国連の調査委員会は「前例のない死者数」「半数近くが女性や子ども」などからジェノサイドと結論づけた。
イスラエルのガザ攻撃はジェノサイドと認定された。ジェノサイド条約はナチスがユダヤ人に対して行ったホロコーストを契機に採択された。現在153か国が条約を結んでいて、ジェノサイドを防止・処罰する義務を負っている。イスラエルは1950年に批准している。あす、国連本部でパレスチナ問題解決を話し合う国際会議が開催される。パレスチナの国家承認についてこれまでG7は承認しないという立場だったがイスラエルへ圧力をかける狙いで7月以降、フランス、イギリス、カナダが相次いで国家承認を表明。日本は国家承認を見送ることを明らかにした。岩屋外務大臣は「何が“2国家解決”に現実的につながるのか総合的に判断した」と話した。寺島は「我々として考えなきゃいけないのはユダヤ=ネタニヤフ政権ではないということ。パレスチナ=ハマスでもない」、安田は「日本もまた加担している側にいると私は思う」、松原は「ネタニヤフ政権がさらに振り切れたような感じがする。トランプ政権は何をやっても結局味方をしてくれると思っている」などとコメントした。
羽田空港の保安検査員の男が搭乗前の手荷物検査中に乗客の現金を盗んだ疑いで逮捕された。警察によると容疑者は乗客が検査用のトレーに荷物と一万円札11枚を置いて身体検査を受けている隙に9万円を抜き取ったが、現金がなくなったことに乗客が気づき、犯行が発覚。取り調べに対し「スリルを楽しむために盗んだ先月ごろから7〜80回、合わせて150万円ほどの現金を盗んだ」などと供述しているという。
この日、イギリスを訪れたトランプ大統領。王室好きで知られるトランプ氏に対し、イギリス政府は翌日、国王の住まいとして古い歴史を持つウィンザー城で過去最大規模の歓迎式典を開催した。チャールズ国王夫妻が手厚く歓待し一緒に馬車に乗って敷地内をパレード。その後、王室主催の晩さん会ではトランプ氏が珍しく手元の原稿を見ながらスピーチした。アメリカ大統領としては過去に例がないこうした異例の厚遇にはイギリス各地で抗議デモも行われた。ロンドンでは最大5000人が参加したとみられている。ジャーナリスト・安田菜津紀は「現在進行形で行われているガザでの虐殺にアメリカが加担しているというのは明白、アメリカの国内を見てみても、例えばマイノリティの人たちだったりトランプさんに批判的な人たちに暴力的な攻撃というのが続いている。結びつきの深い大国がこうやって大々的に歓迎するということでトランプさんの態度にお墨付きを与えて今、窮地に立たされている人を更に追いやることにならないのかというのはやはり考えなければいけない」と指摘した。
俳優のロバート・レッドフォードさんが亡くなった。1969年「明日に向って撃て!」ですご腕のガンマンを演じて一躍脚光を浴び、その後も「スティング」や「愛と哀しみの果て」など数多くの名作に出演。監督としても1980年公開の「普通の人々」でアカデミー賞の作品賞や監督賞を受賞。また、商業映画とは異なる自由な作品を集めたサンダンス映画祭を主催しジム・ジャームッシュ監督やクエンティン・タランティーノ監督が世に出るきっかけを作った。
旧統一教会のトップ韓鶴子総裁が韓国の特別検察官の元へ出頭した。旧統一教会を巡っては教団側がユン前大統領の側近に違法な資金を渡したり、夫人に高級バッグなどを贈った疑惑があり、見返りとして、教団が進める事業などに政府の支援や便宜を依頼したとみられている教団には日本から多額の献金が送られていて、今後の捜査によって、そうした資金の流れや政界工作の実態が明らかになるのかも焦点となる。翌日、木曜日には韓鶴子総裁に対し、逮捕状も請求されている。松原耕二は「旧統一教会はアメリカでも新聞社を持つことで政界に影響力を持とうとしていたり日本では自民党旧安倍派との選挙との関係もいろいろと明らかになっているが、実は似たような構図が韓国でも出ている。国民の力の党員名簿の中に10万人以上の信者の名前があった。つまり何らかの選挙協力をしてたんじゃないか。あるいは、教団本部の家宅捜索で日本の円の現金もどうやら見つかったんじゃないかということも報じられていてどれだけこれまで日本の信者たちが被害に遭って、どれだけの日本のお金が韓国に流れたのか、この闇を今回の捜査で本当に一端でもいいから明らかになればいい」とコメントした。
アメリカの中央銀行に当たるFRBは0.25%の利下げを決定した。FRBはトランプ関税に伴うインフレへの懸念などから利下げに慎重な姿勢をとってきたが雇用に関する指標の悪化などを考慮し9か月ぶりの利下げに踏み切った。今回の決定を下したFRBの会合では12人のメンバーのうちトランプ大統領に指名されたばかりのミラン理事だけがより大幅な0.5%の引き下げを主張。トランプ政権からの圧力にさらされ続けているFRBのパウエル議長は「FRBは経済データだけに基づいて仕事している」と反論した。寺島実郎は「中央銀行の独立性というのは我々のシステムを守るうえでものすごく重要。トランプの本音は何なのかというと例えば金融をジャブジャブにしてドル安誘導と株高にもっていこうと思っている。これによって例えばドルの信頼だとかアメリカの国債の格付けの動揺だとか、要するにアメリカ自身が世界の経済秩序の中心であることが一段と揺らぐ状況を迎えるんじゃないかということが出てきている。我々、考えなければいけないのは株さえ上がればいいのかと。要するに、産業力をしっかり見つめていかなければいけないのに、今、世界全般が金融があふれてて実体経済とマネーゲーム経済と乖離していることがあらゆる問題の背景に横たわっている構図だと指摘した。
今年1月、埼玉県八潮市の道路陥没で男性1人が死亡した事故。原因は下水道管の破損だとみられていることを受け、国土交通省が17日、全国の下水道管の調査を公表。敷設から30年以上経つ直径2メートル以上の下水道管は全国に約5000kmあるが、優先度の高い約621kmの下水道管を先行調査、約72kmについて「重度の腐食や破損」が見つかったとして、原則1年以内の対策が必要とした。藤田医科大学匿名教授の大塚耕平「しっかり対応してもらわないといけない」などとスタジオコメント。
18日、北海道砂川市でヒグマ1頭が罠にかかり、その後駆除された。14日、福島県喜多方市の住宅の庭で飼われていた犬がツキノワグマに襲われて死んだ。環境省によると、クマの出没件数が今年4月~7月で1万2067件と過去最多。クマの分布図。求められる対策、個体数の管理、出没させない取り組みについてスタジオで解説。
18日、茨城県つくば市で相次いだ突風の被害。工事現場では作業用の足場が崩壊、25トンのクレーンが横転した。気象庁は現地に調査官を派遣、突風の発生原因を調査。
19日午前、この日の株価は4万6000円に迫る勢いで上昇。取引中の最高値を更新。午後になって一転、全面安となった。きっかけは日本銀行の新たな決断。日銀の植田総裁は保有するETF(上場投資信託)などを市場で売却することを決定。日銀は「異次元の緊急緩和」の一環として金融商品のETFを大量に買い入れ、現在約70兆円を保有。これを年間6200億円のペースで売却する。藤田医科大学特命教授の大塚耕平「よその国の中央銀行ではやらないことをやって運用してきた」などとスタジオコメント。
本日の御意見番のゲストである女子100mハードルの元日本記録保持者、寺田明日香さんの経歴紹介。高校ではインターハイで3連覇を達成。社会人になってすぐの2009年19歳で世界陸上ベルリン大会に出場。23歳で一度引退し出産後に復帰。2016年9月に13秒の壁を破り、当時の日本新記録を樹立。東京オリンピックにも出場し、世界陸上もこれまで3回出場されている。今年の4月に今シーズンで一戦を退くことを発表した。
東京世界陸上4×100mリレー、16年ぶりのメダルへ。予選では大歓声の中、4人の思いがバトンをつなぎ着順で突破。今夜、6年ぶりのメダルがかかった決勝が行われる。
東京世界陸上、女子5000mで4大会連続で決勝に進んだ田中希実。スタートからスローペースで進む中上位に食らいついたが、終盤一気にスピードが上がると苦しい展開となり、12位で入賞を逃した。