- 出演者
- 笑福亭鶴瓶 杉原凜 神田愛花 劇団ひとり 長尾謙杜(なにわ男子) 山田杏奈 佐々木久美
今夏は衝撃の危険な食べ物、さらにタイタニック号を見に行くツアーが悲劇の事故に。
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- タイタン
女性は喉を痛めると、大根おろしの汁が良いとテレビ番組で知り、実践してみた。すると、意識を消失。すぐに目覚めるも、強烈な胃痛と吐き気に襲われた。大根に含まれるジアステーゼという酵素と辛味成分が空腹の胃に強烈な刺激をもたらし、迷走神経反射によって血圧が下がったと思われる。
女性はキッチンの棚で保存していたジャガイモで皮付きポテトフライを夕食に作ったところ、女性に加え、夫、長女は食後に激しい吐き気に襲われた。
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- ジャガイモ
山田杏奈は小学5年だった2011年、発売されたばかりのゲーム機がもらえるかもと「ちゃおガールオーディション」に応募。これがきっかけで芸能界入り。神田愛花は大学時代、1日2時間の睡眠でどれだけ過ごせるかを実践したことがあり、10日間が限界だった。体調変化のバロメーターを実感でき、今の健康管理にいきているという。
病院で薬を処方して貰った後、女性はやや緑色に変色したじゃがいもを使っていたと思い出した。この緑色の部分、じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれ、200度の高温でも短時間では一部しか分解されない。暗いところでの保存がオススメ。
「南国少年パプワくん」をはじめ多くの作品を発表し、雑誌で美容法、健康食の情報を発信している漫画家の柴田亜美氏は当番組の大ファン。ザクロを食したことで絶体絶命の危機に陥ったという。
長尾謙杜はデビュー当時、「踊る!さんま御殿!!」に出演した。収録開始から1時間ほどでお手洗いが我慢できなかったが、体勢を変えるなどして乗り切れたという。劇団ひとりはラジオ番組のアシスタントだった新人アイドルがアメリカンジョークを披露したが、オチで放送禁止用語を繰り出したと明かした。しばらくすると、クラシック音楽が流れたという。
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- 踊る!さんま御殿!!
ザクロの樹皮は寄生虫を退治する薬に用いられた。皮にも同様の化合物が入っている可能性があり、大量のタンニンとともに人体に入ると有毒作用を引き起こす。吐き気、めまい、中枢性運動障害を引き起こした柴田亜美氏だったが、徐々に全身の感覚は回復していった。
2023年6月、潜水艇タイタンがニューファンドランド島沖合で消息を絶った。乗客・乗員の目的は沈没した豪華客船「タイタニック号」を観に行くことだったという。タイタニックの沈没事故では約2200人の乗客乗員のうち約1500人が犠牲になったとされる。タイタンの事故をめぐり、「タイタニック」を手掛けたジェームズ・キャメロン氏は「運営会社はこんなツアーをやるべきじゃなかった」と批判した。潜水艇を開発したのがアメリカ・ワシントン州のオーシャンゲート社で、ストックトン・ラッシュCEOは「宇宙より先に海に都市ができる」、「革新者として記憶されたい」などと発信していた。
イギリス海軍を退役後、民間の潜水艇操縦士だったデヴィッド・ロックリッジはタイタンを開発するオーシャンゲート社で働き始めた。ストックトン・ラッシュCEOは潜水艇に乗れるという条件を提示し、投資家たちから開発資金を募っていた。妻の先祖がタイタニック号で命を落としていたこともあり、ラッシュCEOは深さ4000mに沈むタイタニック号を見に行くという目標を設定。有人潜水艇「しんかい6500」の乗船部分は球の形をしていて、水圧を均等に分散できるという。水深4000mだと約400気圧に達する。
専門家の立会のもと、水深4000mの水圧を再現できる装置に硬式野球のボール、金属バット、タイヤ、発泡スチロールを入れて実験を行った。
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水深4000mの水圧を再現できる装置に硬式野球のボール、金属バット、タイヤ、発泡スチロールを入れて実験を行った。発泡スチロールはみるみる縮み、バットは水深500mで潰れた。装置から回収すると、ボールとタイヤはもとの大きさに。圧力が下がると内部の空気が膨張するため。だが、バットのなかの空気が押しても元の形状には戻らない。
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深海生物の肝臓、肉質部に油が詰まっていて、油は水より軽いので浮くことができる。また、油は液体なので水圧で潰れない。有人潜水艇「しんかい6500」に乗船できるのは3人で、技術的により大きな球形の乗船部分は造るのが難しいという。だが、オーシャンゲート社のストックトン・ラッシュCEOは「最低5人は乗れないと」と話していたという。
ラッシュCEOは飛行機にも使われている炭素繊維「カーボンファイバー」を潜水艇に活用することを考え、ボーイング社、ワシントン大学の物理学研究所などから協力を得ることができた。まず、潜水艇の1/3サイズで耐圧テストを実施したところ、炭素繊維は圧力で千切れ、模型は圧潰した。その後、ボーイング社から「安全ではない」という報告書が届けられた。ラッシュCEOは専門家の意見に耳を傾けず、「業界の安全規則は過剰すぎる」と発信。オーシャンゲート社は経験豊富な潜水艇操縦士、エンジニアを募っていくが、社員たちは計画な杜撰さに気づいていく。公的機関から安全性を認定され、料金をとって乗客を乗せる許可も得ていなかった。だが、ストックトンCEOは「乗客ではなく市民科学者で、海洋調査を行う」ということに。調査船であれば、許可がなくても潜水できることを逆手に取った。
70mほどの海底にある沈没船を見る有人実験が行われ、無事に到達した。メディアはオーシャンゲート社をこぞって取り上げた。ロックリッジは安全性を疑問視し、報告書にまとめたが、ラッシュCEOは解雇を言い渡した。その後、ロックリッジは潜水艇の杜撰さについて告発するも、機密情報を漏洩したなどとオーシャンゲートから訴えられた。
2019年、初めて水深4000mの潜水テストが行われ、ラッシュCEOだけが乗船。カーボンファイバーが切れる音が頻発し、モニタリングシステムも異常を検知した。だが、潜水艇は水深4000m間近まで到達した。
民間の潜水艇が水深約4000mまで到達したというニュースは大きく報道された。一方、オーシャンゲート社から訴えられたロックリッジは戦いに限界を感じていた。
劇団ひとりはオーシャンゲートの悲劇を知っているが、CEOが潜水艇のテストに1人で乗り込み、成功もおさめたことから革新者と思っても仕方ないと感じたという。
潜水艇のテストが続けられるなか、エンジニアたちは船体部分に亀裂を発見。ストックトンCEOは口外しないよう命じ、報告したトニー・エッセンはクビを言い渡された。
