- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 木村昴 丸山桂里奈
チコちゃんが挨拶をした。ゲストは私服から衣装に着替えるとき必ずパンツ一枚になる木村昴さんと近所によく来るカラスと会話している丸山桂里奈さん。
チコちゃんが「天狗ってもともと なに?」とクイズを出した。正解は流れ星。兵庫県立歴史博物館の香川雅信さんの解説。天狗は中国の妖怪でその正体は流れ星。古代の中国では流れ星が何なのか解明されていなかった。大きい流れ星は衝撃波を発生させそれが犬のほえる声に聞こえたことから天の狗(いぬ)と書いて「天狗」になった。今でも中国や台湾では天狗は犬の姿をした妖怪とされている。中国で魔除けの意味を持った「年画」には天狗が描かれている。衝撃波は超音速旅客機が飛行する際にも発せられる。天狗は流れ星の音を不吉に感じて生み出した犬の妖怪。日本では奈良時代の日本書紀に遣隋使の僧侶が流れ星を天狗といったのが書かれている。しかし当時の日本人は漢字が読めない人が多かったため流れ星=天狗は定着せず忘れ去られた。平安時代中期になると貴族やお坊さんの間で天狗が復活しその姿は犬ではなく時代に合わせて見た目が変化していった。平安時代中期にはキツネ。日本では犬が妖怪になる考え方がなく9世紀ごろ中国の影響でキツネが人を化かすと知られた。平安時代後期にはトビ。仏道の修行を妨げる怪物として考えられた。「天狗草紙絵巻」ではお坊さんの口元がくちばしのように描かれていて、欲を捨てられずに死んだお坊さんは天狗になると考えられていた。「天狗になる」は元々傲慢になったお坊さんのこと。室町時代に「鞍馬天狗」という能の演目が作られくちばしを鼻に見立てた“鼻でか”のお面だった。その後、狩野元信が最初に鼻の高い天狗を描いた。夢の中に現れた天狗を描いたら鼻が高かったという。この頃天狗は山伏と同一視されるようになりやがて山を守る神様になると八大天狗とよばれる天狗も誕生。江戸時代には48体の天狗に増えた。秋葉原という地名は秋葉権現という天狗が由来。
オープニング映像。
チコちゃんが「なぜ日本のインドカレーにナンがついている?」とクイズを出した。インド出身の方に聞くと「日本に来て初めてナンを知りました」「インドの家庭だとチャパティ」だと話した。正解は高橋重雄が早とちりしたから。石材店社長の竹田伴康さんの解説。大正9年頃、東京・神田川でパン窯の会社が創業した。その後、電気オーブンが登場しパン窯が売れなくなった。2代目社長の高橋重雄は浅草・鳥越にあった老舗の和菓子屋であんこを練る窯の修理をしたときに2階の部屋にあった雑誌にインドの窯が載っているのを見て日本で作っている会社ははまだないとタンドールに社運をかけた。早速30台ほどのタンドールを製造したがそれは致命的な早とちりだった。タンドールは北インドの一部の高級店のみで使われているものだったが思い込みの激しい重雄は「インドでタンドールは絶対に必要」と思い込んだ。全く売れずに途方に暮れたが重雄はインド料理店に足繁く通い石材職人ならではの特技・腕相撲でインド人と力比べ。重雄は連勝しムールティ氏と友情が芽生えてタンドールが売れた。インド大使館御用達の店のムールティ氏は知り合いのインド料理店にも紹介し広がった。インドの隣の国ネパールではタンドールを使う料理が一般的で日本のインド料理店にはネパール系のお店も多くそのこともナンが広まった一因と言われている。
「新 プロジェクトX 挑戦者たち」4月から新シリーズ放送開始。
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木村昴さんはカレーのだいご味は具がたくさん入っていることで煮込んで具がないカレーが許せないと話した。チコちゃんは「肉や野菜の旨味成分を抽出しただしを使っているので余分な雑味がなく一番味のバランスがいいカレーになるそうです」と説明した。木村さんはインタビューでデミグラスコーラカレーを作って材料がドロドロになるまで煮込むと話していたことを突っ込まれた。
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チコちゃんが「なぜ洗濯物は乾く?」とクイズを出した。正解は水は混んでいるところよりすいているところが好きだから。金沢工業大学の草野英二教授の解説。湿っている洗濯物の水の分子が洗濯物の表面から気体になって出ていく蒸発が起こる。水は沸騰すると水蒸気となって気体に変化するが水の蒸発は低い温度でも起こる。元気な水分子が空間中に出ていくことで洗濯物が乾く。蒸発と同時に空間中の水蒸気が液体に変化する凝縮という現象も起こり水になって洗濯物に戻る。水の出る量と入る量は釣り合おうとする作用が働く。水分子は混んでいるところよりすいている方に移動する性質がありどんどん洗濯物から離れていきこの拡散という現象で洗濯物が乾く。水分子の拡散はエントロピーの法則によって起こる。空間の湿度が高いと拡散が起きにくく洗濯物は乾きにくい。また温度が高いと水の分子の動きが激しくなり、空間中に多くの水分子を含めるので洗濯物が早く乾く。乾いた風があると洗濯物の周りにある湿った空気が移動し水分子がどんどん蒸発する。早く洗濯物を乾かすには暖かい・湿度が低い・適度な風が吹いていることが条件。草野先生がおすすめする乾きやすい干し方は円筒干し。ハンガー、釣り糸、太めの針金を用意。ハンガーの肩部分に針金を通す穴をあける。ハンガーの肩先をカット。60cmの針金を通し円形に。80cmの針金を2本円形に。釣り糸でハンガーを結べば完成。外側だけでなく内側からも拡散され風が通ることで早く乾く。
バレンタインデーにちなんでキョエちゃんから岡村さんに冷凍チョコとギリチョコがついたバナナが渡された。こうちゃんから「さっき教えてもらったことを一歩歩くと忘れていまうのが悩み」というおたよりが届いた。キョエちゃんは「くいしん坊!万才」の松岡修造さんの前が誰だったか忘れちゃうと話した。岡村さんはメモを取った方がいいとアドバイスした。おたよりは〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係宛てまで。動画は番組公式ホームページまで。ボビー・バレンタイン監督の「今日という日は残りの人生の初日」という言葉を紹介した。
「チコちゃんに叱られる!」の番組宣伝。
チコちゃんがあっち向いてホイ!をした。