- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 鈴木浩介 森泉
ゲストの森泉と鈴木浩介が紹介された。
甘エビはなぜ甘いのか?と問われた森泉や鈴木浩介が予想を答えたが不正解。その正解は海の深い場所に住んでいるため。
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- 東京都
鹿児島大学の大富潤は甘エビが甘い理由について甘エビと言われているのはホッコクアカエビと呼ばれるエビでその味が甘いのは海の深い場所に住んでいるため。イセエビはごく浅い所から30mほど。クルマエビは100mほどに住んでいて甘エビは500mや700m。深いところで1000mの深海に住んでいるという。水深1000mは太陽の光が届かないミッドナイトゾーンと呼ばれダイオウイカや神秘的な生き物が住む世界。その海の深さと甘エビの甘さの関係について福井県の三国港で実際に甘エビを捕獲する。甘エビが住む深海は魚群探知機が反応しないために漁師の勘で場所を選ぶ。底引き網漁で沈めた網を船で引きずり魚介類をとるという。甘エビ漁のポイントに到着したが推進は700m以上。網をおろし引きずりながら深い所に向かって船を走らせ、網を引き上げていく。とれたての甘エビを食べてみたがスタッフは普段の甘エビよりは甘くないと回答したが捕れたての甘エビはそんなに甘くはないという。大富さんは甘さのカギは酵素にあるというが本来は食べたものを消化するためにある。しかし死んでしまうと酵素が体を分解し始め、それを自己消化と呼ぶという。その自己消化が進むと甘みが出るという。タンパク質が分解されるとグリシンが出、それが甘みの元になる。
甘エビが甘くなる理由に一般的に酵素が働く理由は人間の体温かそれ以上の温度。甘エビが住む深海は水温が0度から5度で、酵素の働きが鈍くなる。甘エビの酵素は分解力が高くないといけない。甘エビは分解力が高く、甘エビの酵素は分解力が高く甘みの元のグリシンが多め。生きている甘エビは自己消化が始まっていないのであまり甘くない。また魚は死ぬと熟成されその旨味が出るという。東京・新宿区の寿司屋では熟成された魚を楽しめるという。この日入ったシマアジを血抜きしキッチンペーパーで血抜きした魚の水気を取る。さらに密閉用の袋に入れ真空状態をつくり雑菌を防ぐ。この工程を踏むことで魚を腐らせずに熟成させることがでいき、熟成に適している0度から5度の冷蔵庫で寝かせたら完了。魚の場合死んでしまった後にタンパク質がイノシン酸という旨味成分になる。そのため熟成させると旨味が増す。スタッフは熟成させた魚をたべることに。熟成させたシマアジと8日間熟成させたシマアジを食べ比べし美味しいと回答。8日間熟成させたシマアジの味には味わい深いという。さらに17日間熟成させたイサキの味には旨味が凝縮されていると答えた。熟成に向いている魚は白身魚で、淡白な味わいでうまいを感じやすく身が柔らかい食感になるという。
オープニング映像。
夏が暑い理由を聞かれた鈴木は考えたこともなかったと回答。森泉も回答したが正解は地面と海面の分子が激しく動いて発生した熱が空気に伝わるからが正解だった。
東京大学の渡部雅浩さんは夏が暑いのは地面と海面の分子が激しく動いて発生した熱が空気に伝わるからとしたが、重要なのは太陽の光の当たり方。地球は時点をしながら多様の周りを1年かけてまわっている。この時に地球の時点の軸が傾いて太陽から当たる光の角度が夏と冬で変化する。冬は斜めにあたるために光はそれほど届かないが夏は真上から当たるのでたくさんの太陽の光が届くようになる。夏が熱くなるのは太陽の光が地面に届くため。太陽からの電磁波は空気中を素通りするので空気を暖めるものがない。電磁波が地面にあたるとそのエネルギーを吸収した分子が激しく動き、それにより地面が熱くなる。この時初めて熱が発生する。電子レンジも電磁波で物の水分子を激しく動かして温めている。夏はより激しく分子が動くため地面の温度は高くなっていく。空気が熱くなるのは2通りのルートがあり、地面の熱が移動して空気に伝わるルート。熱は温度の高い部分から低い所に移動する性質があり地面が熱くなると地面に近い位置にある空気にも熱が伝わり熱くなっていく。もう一つのルートは電磁波によって空気が熱くなるルート。太陽からの電磁波とは違い、地面からの電磁波は空気の分子を激しく動かし空気を温める。この2つの空気の温まり方は陸地だけでなく海でも発生し、海水が温められ海に接する空気が温まる。日本の南の海上で温められた空気が日本に流れ込むことも夏が暑い原因。夏の太陽の強い光で地面・海面の分子が激しく動き、発生した熱が空気に伝わり暑くなるという。
太陽が一番高く昼が長いのが6月21日の夏至。一番暑い時期は7月の終わりから8月。暑くなる時期がずれるのは地面と海面が温まるのに時間がかかるため。地面と海面は温まりにくい性質で時間がかかる。海水も海に囲まれた日本では空気に熱が伝わるまでに一ヶ月以上かかり、7月終わりから8月初めが一番暑い。
鈴木はラーメンを食べにいったがチャーシューメンの大盛りとライスを頼んでしまうが50になったので太ってしまうと答えた。チコちゃんはアドバイスに食べられるなら遠慮なく食べてしまえばよいと語った。岡村は少なめに頼み後から注文すると答えた。
「とことんやる」の「とことん」ってなに?と聞かれた岡村。予想を答えたがその答えは日本舞踊の足拍子だった。
清泉女子大学の今野さんはとことんは最後の最後・徹底的にという意味で、これは足拍子のこと。足拍子は日本舞踊の踊り方の一つで舞台を足で踏み鳴らすこと。とんはトントントン。とこはトントントンをトコトンと呼び、リズム言葉でト・コ・トンと表現するようになった。江戸時代頃には日本舞踊以外でも使用されていたというが当時は特別な意味をもたないはやしことばだった。はやしことばは歌や踊りの合間にいれる言葉で、ソーランやエッサなど意味はないが全体を活気づける役割をもっていた。江戸時代の後期にかかれた小説の東海道中膝栗毛は旅での宴会のシーンでトコトントコトンとはやしことばを入れてくださいと書かれ、この時代にトコトンが庶民の間ではやしことばはとして称されていた。今の意味になったのは明治元年につくられた「トコトンヤレ節」。トコトンヤレ節は日本初の軍歌と言われ、その中で新政府軍を鼓舞する内容の歌詞やタイトルに「トコトンヤレ」という言葉が使用されていた。色んな人が聴いていくうちに勝手に解釈された、トコトンヤレのヤレが徹底的にやれと伝わり、さらに1番から6番まで全ての締めくくりがトコトンヤレ トンヤレナだったため、最後の最後までという解釈になり現在の意味になっていったとされる。里見とんの小説の大道無門には何事もとことんまで落ち込んで行ったと最後の最後までという意味で書かれていた。またこうした言葉の意味が変化することはよくあるという。お茶の子さいさいは簡単なこと、簡単にできるという意味だが、さいさいははやしことば。お茶の子はお茶に添えて出されるお菓子。簡単に食べることができることから転じてお茶の子が簡単にできるという意味になり、後により軽快に物事をこなす表現としてさいさいがつけられたと言われる。
最後にトコトンの瞬間をみるため、日本舞踊の流派の西川流の潮来出島という踊りを鑑賞した。
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視聴者からのお便りを紹介。熱くなるような推しはいるか?という質問がきたがキョエちゃんは熱くなることにわんこそばの店で綾瀬はるかが食べた記録を伝えられ負けたくないと思った瞬間と答えた。岡村はジャッキー・チェンが好きだと答え、取材で叶えたいことにジャッキー・チェンに会いたいと伝えていた所、その夢が叶ったが話すことはできなかったという。またお便りを募集している。
チコちゃんに叱られる!の次回予告。
エンディング映像。