- 出演者
- ユースケ・サンタマリア 加藤綾子 岩城滉一
愛知県新城市には山奥の秘境へ向かうバスが6路線あり、道幅や乗客数に応じて大型バス・マイクロバス・ワゴンタイプの3種類がある。取材ディレクターが乗ったのはワゴンタイプで運転手はイタリア出身のエレナさん(47歳)。大型バスを運転することもあり、憧れて入社した後輩もいる。バス運転手になった謎を探るべく密着させてもらうことになった。エレナさんの自宅に最も近いバス停で下車。ディレクターは歩いて自宅へ向かった。自宅は築101年の古民家。夫・有大さん(53歳)とは結婚して19年。エレナさんの手作りおやつ「フォカッチャ」をごちそうになった。エレナさんは「オカッチャ」と発音。イタリア語はHの発音がなく、ホテルはオテルなどアイウエオの発音になるという。夫婦には娘が2人、息子が1人いる。長女エリザベッタさんは高校2年生。片道2時間半かかるため、朝5時半に自宅を出発する。有大さんは毎朝4時に起きてお弁当と朝食を作る。エレナさんは庭のハーブに水やりをした後、エプロンをして車で出かけた。隣町にある特産物直売所で調理補助のアルバイトしている。作っていたのは特産物の五平餅。お昼に自宅へ戻るとピザを焼いて家族みんなで食べた。ディレクターもごちそうになった。エリザベッタさんは高校卒業後に東京のアニメーション学校に進学希望だという。
エレナさんは1978年にイタリア北部ベネチア近くの街で3人きょうだいの長女として生まれた。アタックNo.1・キャプテン翼・北斗の拳など日本のアニメを見て育ち、美術系の専門学校に進学して出会ったのが日本人留学生だった有大さん。この時は交際に至らず、仲の良い友達の1人だった。卒業後は有大さんは日本に帰国。エレナさんはドイツ・ミュンヘンにあるアート系の大手企業に就職したが、大企業の重圧や人間関係に疲れて3年後に退職。手紙で交流のあった有大さんを頼って来日。日本各地を案内してもらう中で元気をを取り戻した。2006年に結婚して住み始めたのが愛知県東部の集落だった。有大さんはモザイクアートアーティスト。石を砕く音が迷惑にならない場所を探した結果、この地にたどり着いたという。エレナさんもモザイクアートアーティストだが、収入が不安定なため、家計のためにバス運転手として働いている。
エレナさんが運転するローカルバスの終点の先にスーパーおじいさんがいるというので訪ねた。わずか2世帯の集落に住んでいたのは松澤政満さん(78歳)と妻・妙子さん(72歳)。自宅は徳川綱吉の時代に建てられ築300年だという。政満さんは元大手食品会社の研究員だったが、働き盛りの37歳で突然退職した。筋肉ムキムキの理由も探るべく密着した。畑では100種類もの野菜や果物を栽培。食事はキュウリに味噌マヨネーズをかけて野菜スティック風にするなど、調味料以外はすべて自給自足だった。
ユースケ・サンタマリアは倉本聰脚本ドラマ「北の国から」に出演したゲスト岩城滉一にどうしても聞きたい事があるという。ボクシングの試合で惨敗する名シーンは本当に殴り合っているか質問すると、岩城は本当に殴り合ったと明かした。岩城が勝ったら脚本も変える約束だったという。
愛知県の山奥で暮らす松澤政満さん(78歳)に密着。300羽のニワトリを飼育している。10キロにもなる餌をかき混ぜるため、腕にすごい力こぶができるほど筋肉ムキムキになったという。1947年に4人きょうだいの長男として生まれ、静岡大学農学部に進学。一流食品企業の研究室に就職して30歳でお見合い結婚したが、37歳で自主退職した。
このあと…ナゼ突然 会社を辞める!?
ゲスト岩城滉一は友人にロケットで宇宙行かない?と誘われ940万円を支払った。オランダまで行ってロケット打ち上げ時のGに耐える訓練も受けた。会社が潰れてしまい宇宙旅行は叶わなかったが、テレビ取材を受けまくったおかげで元は取れたらしい。
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愛知県の山奥で暮らす松澤政満さん(78歳)は一流食品企業で微生物を研究していたが、研究を農業に生かしたいと役職がつく前の37歳で自主退職して実家に戻り、農業と養鶏を始めたという。
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