- 出演者
- ユースケ・サンタマリア 加藤綾子 八嶋智人 田中麗奈 當真あみ
番組スタッフは宮崎県の山奥に住んでいる長崎勝行さん（53）の元を訪ねた。海外生活が長かった長崎さんは2年前にこの場所に越してきた。電気・ガス・水道が通っていない。電気はソーラー発電機、ガスは薪、水道は井戸水で賄っている。移住してきた当初は廃墟同然だった家屋。長崎さんが2年かけ、たった一人で住める状態にしたという。実は、長崎さんは2年前まで5つ星ホテルの総料理長を務め、ジャッキー・チェンやサモ・ハン・キンポーに料理を振る舞ったことも。当時の年収は1000万円以上だったという。自宅からスーパーまで遠いため、年間20種類以上の作物で半自給自足の生活を送っている。
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- きのこにんにくイカイカとトマトのパスタグーグルゴーヤサモ・ハン・キンポーシンガポールジャッキー・チェントマトハローワークヘチマ万願寺とうがらし台湾唐辛子地鶏のたたき大葉宮崎県柚子牛肉牛肉と自家製野菜の中華風オイスターソース炒め玉ねぎ白なす都城駅里芋鶏肉
1972年、大阪府で一人息子として生まれた長崎さん。父は鉄鋼業、母は看護師、夫婦共働きの家庭だった。勉強嫌いだった幼少期。高校に入ってからも夜な夜な遊んでばかりだった。そんな長崎さんが料理と出会ったのが料亭でのアルバイト。料理の道は稼げる。給料袋を見て憧れを持った長崎さんは大阪市の料亭で住み込みで働くことに。
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- 大阪市（大阪）
八嶋智人はカナダ・イエローナイフへオーロラを見るロケに行き、－38℃の中、指が凍傷しかけたというエピソードを語った。
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- イエローナイフ（カナダ）
長崎さんが一人前の姿を早く両親に見せたいと料理の修業に励んでいた6年目の頃、働いていた料亭が台湾に店を出すことに。当時26歳だった長崎さんは台湾行きを決意。料理の腕と現地語を必死で覚えようとする姿勢が認められ、長崎さんは懐石料理の料理長補佐に。しかし、2年で料亭が閉店。同僚の先輩たちが日本に戻る中、“まだやれることがある”と、長崎さんは一人、台湾に残ることを決めた。包丁片手に、現地の日本食店のアルバイトで食いつなぐ日々。そんな中、人との縁でお店を持たせてもらえることになった。長崎さんは定食屋「あそび」をオープン。すると、5年が経ったある日…。
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- 台湾
田中麗奈は、柳葉敏郎・哀川翔らとご飯をする機会があり、帰り道、酔っ払って道路で寝ていた人を2人が迅速に救護していたというエピソードを語った。
長崎さんは30歳の時、台湾で定食屋「あそび」をオープン。日本人が行う本格的な食堂として連日大盛況。すると、5年が経ったある日、5つ星ホテルの総料理長へと繋がる転機が訪れる。常連の中に5つ星ホテルのオーナーがいて、長崎さんは「うちのホテルで和食をやろうと思ってるんだけど、お店やってみない？」と声を掛けられたという。長崎さんは、より高みを目指すべく、5つ星ホテルで働くことを決意。同時に調理資格も取得。35歳には5つ星ホテルの総料理長にまで上り詰めた。このままいけば将来は安泰。そう思っていた矢先…。
八嶋智人がユースケ・サンタマリアの映画を観に行った時、ユースケ本人を見かけて声をかけようとしたが、ユースケは何かを察してどんどん逃げていってしまい、最終的にデパートの女性用水着の売り場まで追いかけていく羽目になったというエピソードを語った。
台湾の5つ星ホテルの総料理長になり、年収1000万円超えになった長崎さん。このままいけば将来は安泰。そう思っていた矢先、日本にいる母から電話が。父が病でこの先長くはないだろうという話だった。長崎さんは、もし帰らなかったらきっと後悔すると考え、すべてを捨てて日本に帰国。長崎さん、50歳の時。帰国後は、総料理長になったことは隠したまま、自分の料理を父に振る舞っていたという。帰国から1年後、父が他界。しかし、最後まで父のそばにいることができた。長崎さんは帰国した決断は間違っていなかったと思っているという。帰国後、長崎さんは山奥の自然の音に魅了されていた。母に何かあったときにすぐ駆けつけられるよう、そこまで遠くない山の中の物件を探して、今の場所にたどり着いた。長崎さんは、今後、レストラン兼民泊を開業したいと考えているという。
番組スタッフは長野県の山奥に住んでいる加勢優多さん（42）の元を訪ねた。標高980mの秘境の家で暮らしている。電気・ガス・水道は通っていない。そのため、川で洗濯を行っている。実は、加勢さんは妻と子ども3人を町に残してきている。自給自足の生活をしているため、この日も晩御飯用の釣りをしていた。畑にも挑戦しているものの、すぐに動物に食べられてしまうという。加勢さんはこういった生活を送り始めて7年目になる。
1983年、長野県の町中で生まれた加勢さん。地元の中学・高校に通い、卒業後は車関係の部品を扱う会社に就職。社会の荒波にも稀ながら仕事に奮闘する中、21歳の時、高校の同級生だった久美子さんと結婚。3人の子どもをもうけた。「家族のためにもっと頑張ろう！」。よりいっそう気合を入れ、忙しくも幸せな日々を送っていた。しかし、24歳の時、会社に行くと体に異変が。病院に行くと、過度な不安や恐怖が続くことによる日常生活に支障をきたす疾患・不安症と診断された。加勢さんの場合、不眠・動悸・めまいなどに悩まされ、ある時は不安に耐えられず、突然、雨の日に裸足で外に飛び出してしまったこともあるという。家族や同僚も心配してくれたが、逆にその優しさに応えられない焦りから症状はどんどん悪化してしまった。社会に復帰できないまま、貯金を取り崩す日々。周囲に助けられながら自宅療養。その間、実に10年、妻が診療所の事務員として働き、家族を支えていた。妻の提案でリフレッシュにと大好きな釣りをしに大鹿村を訪れた加勢さん。その時、見知らぬおばあさんに…。
24歳の時、不安症を発症した加勢さん。妻の提案でリフレッシュにと大好きな釣りをしに大鹿村を訪れた時、見知らぬおばあさんが涙ながらに「今日、本当に素敵なことがあったの！いつも着ているお気にいるの服、焚き火で穴があいちゃったんだけど、同じ柄の生地を見つけて穴を塞ぐことができたの！」と喜びながら話しかけてきたという。その時に加勢さんは衝撃が走り、小さな幸せに気づかされたという。そして、妻の理解もあり、加勢さんは山奥で生活することを決断した。
先日公開された映画で、當真あみは、ユースケ・サンタマリアや田中麗奈と共演している。真夏の撮影では、冬の設定でスタジオが外よりも暑い状態にもなった。ユースケは、當真は役づくりで減量中だったため暑さで参ってはいけないと 田中がスイカを差し入れしていたというエピソードを語った。
大自然の中で生活しているうちに不安症の症状は少しずつ落ち着いてきているという。加勢さんは現在、山奥と町を行き来しながら生活。もともと勤務していた会社は、いつでも戻ってこられるようにと加勢さんの籍を残してくれていた。少しずつだが、社会に復帰し、家族のために働けるようになってきているという。
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