- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
国は二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を2050年までに実質的にゼロにするため2030年度に2013年度比で46%削減するという目標を策定していて、10年後の2035年度までの新しい削減目標について環境省などの有識者委員会で検討を進めてきた。政府はきょうの閣議で、温室効果ガスを2035年度に60%、2040年度に73%それぞれ削減するという目標を盛り込んだ国の温暖化対策計画を決定した。これを受けて環境省はこの目標を国連に提出した。環境省によると、先月までに実施したパブリックコメントでは3200件余りの意見が寄せられ、「先進国としてより高い目標を設定すべきだ」という意見があった一方、「経済にマイナスの影響を与える」として「目標をもっと低くするべきだ」といった意見もあったという。
WHOの加盟国は感染症対策を強化するための新たな国際条約「パンデミック条約」の締結を目指し3年前から協議を続けている。条約はことし5月のWHOの年次総会での採択を目指していて、最終調整に向けた政府間の会合が始まったが会合の冒頭でテドロス事務局長は「今月14日、米国のトランプ政権から条約の交渉のための枠組みから離脱するという通告を受けた」と明らかにした。そのうえで交渉の妥結を急ぐよう加盟国に訴えた。共同議長を務める南アフリカの代表はNHKの取材に対し「パンデミックには国境がなく、全ての国が影響を受ける。協力して取り組むべきだ」とした。
体調を崩して10日から入院している伊東地方創生担当大臣は、さらに1週間程度の入院が必要だとして18日の閣議も欠席し復帰までの間、武藤経済産業大臣が代理を務めることになった。