2024年9月14日放送 10:30 - 11:00 テレビ東京

ブレイクスルー

出演者
佐々木明子 真山仁 
(オープニング)
”ホンダ発”で挑む新たな歩行支援

経済小説「ハゲタカ」をはじめさまざまな人間ドラマを描く小説家・真山仁が未来を切り開く開拓者に迫る。日本におよそ200万人、世界では3億人いると言われる視覚障害者をサポートする今、注目の技術。靴に取り付けた器具が振動し目的地までナビゲーションしてくれるシステム。開発したのはホンダから生まれたベンチャー企業第1号。

キーワード
ハゲタカ本田技研工業
オープニング

オープニング映像。

(ブレイクスルー)
”ホンダ発”で挑む新たな歩行支援

アシラセ・千野歩CEOは視覚障害者が安心して出かけられるよう、デジタル技術を駆使して課題解決に挑む技術者。視覚障害者向けの歩行ナビゲーションデバイス「あしらせ」は振動を両足のかかとや外側、更に甲に伝えることで進む方向や道順を案内してくれる。専用のスマホアプリで目的地を設定するとデバイスが振動して道案内をしてくれる。千野は以前はホンダのエンジニアとして電気自動車や自動運転などの研究開発に携わっていて、その経験が「あしらせ」にも生かされている。運転中の車の位置を推定する自動運転の技術を応用し、「あしらせ」利用者の位置情報の精度を高めている。価格は8万8000円と割高にも思えるが去年、120台限定で販売するとすぐに完売した。

キーワード
Ashiraseあしらせ千代田区(東京)日比谷公園本田技研工業

アシラセ・千野歩CEOはもともとホンダで自動運転の開発をしていた。外的要因もない人が歩いていて死亡事故が起きる事象に、歩くこともモビリティーのような概念があるのかもしれない、テクノロジーの力で人の歩くところに対してもっとできることがあると思ったのが最初のきっかけ。ホンダのイグニッション制度は社会課題の解決をテーマに企画が審査を通ればホンダから2割未満の出資を受け事業を立ち上げることができる。3年前、千野はこの制度を使いホンダ発のベンチャー第1号としてアシラセを起業した。ホンダが車やバイクに関わる事業だけでなく、広く起業の後押しをする狙いについてプロジェクトの責任者である本田技研工業・中原大輔さんに聞いた。「社会のため 世の中のため 人のため」がホンダの一番の原点だという。2017年にスタートしたこの制度は「あしらせ」以外にも世の中の解決すべき課題と向き合うさまざまな事業が誕生している。

キーワード
Ashiraseあしらせ本田宗一郎本田技研工業港区(東京)
ホンダ発ベンチャーの突破口

視覚障害者向けのシステムを作り出したアシラセ・千野歩CEO。社会課題と向き合い事業を進めるなか、千野の前に立ちはだかったのは福祉をビジネスにすることへの偏見。今、心血を注ぎ開発しているものがある。開発中の最新モデル「あしらせ2」は以前のデバイスと比べて一回り小さくなり、足に当たる部分はより柔らかく薄い素材に変更した。日々の改良を後押ししているのが「あしらせ」の利用者たち。先天性の病気で目が見えない男性は1年半前に「あしらせ」を購入し、率直な意見や要望を届けてきた。利用者の声を集めこれまでに30回以上アップデートを行い、機能を向上させてきた。海外にアプローチし始めていて、今、コミュニケーションしているのは特にヨーロッパの国。UK(英国)とスペインの2か国が最初のスタート。

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Ashiraseあしらせイギリススペインパリ(フランス)港区(東京)
視覚障害者の課題解決を目指す開拓者

アシラセ・千野歩CEOにとってのブレイクスルーとは「いい運と出会うために最善を考え続けること」。

キーワード
Ashirase
(エンディング)
配信情報

テレ東BIZ、TVer、U-NEXTで配信。小説家・真山仁の深堀りコンテンツも。

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TVerU-NEXTテレ東BIZ真山仁

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