- 出演者
- 佐々木明子 相場英雄
眠る物件を発掘し、不動産の流通革命に挑む開拓者に相場英雄が切り込む。
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- 宇宙航空研究開発機構
オープニング映像。
本日の開拓者はJAXA発のスタートアップ・ペネトレータの阿久津岳生CEO。開発した不動産検索ソフトWHEREは、衛星画像から空き地や古家などの物件を独自AIで解析。物件の所有者、公示価格などの行政データと組み合わせ、情報を取得できる。一軒家の土地探しを体験。地域などを入力すると検索結果には未開拓物件まで。古家を見つけ出すAIは数万枚の衛星画像を学習させて独自に開発した。利用料は月55万円から。不動産仲介業アークフロンティアは、検索ソフトを導入して劇的な変化があったという。デベロッパーなど20社以上が導入。小売や外食チェーンも注目している。阿久津CEOは潜在的な市場規模は10京円だと話した。
JAXA発、宇宙とAIの技術を駆使して狙う不動産革命。ペネトレータの阿久津岳生CEOが次のステージに進もうとしていた。新たに立ち上げようとしていた新事業が、眠る価値の発掘。阿久津岳生は、夜間光という夜の光を見る衛星画像がある、光の強さとその土地の経済力に相関があるという研究があるとし、ポテンシャルのある不動産を発掘するというチャレンジをしているという。千葉駅の周辺を見てみると、駅から少し離れたエリアが割安なエリアの色になっていた。さらに阿久津が今掘り起こそうとしているもう一つの眠った価値が、空き家。全国で900万戸以上存在すると推計されているが実態を把握することは難しい。水道の閉栓データと連携し、空き家候補を瞬時に抽出する実証実験に乗り出した(神奈川・相模原市)。
阿久津の経歴は異色と言える。阿久津は元々、福岡で不動産会社や建設会社を経営していた。会社は順調に成長する一方、世界を変えたいという思いが募り、新たな道へと飛び出すことに。阿久津が選んだのはJAXAの大学院。そこで不動産の検索ソフトが生まれるきっかけとなる、今川裕喜CPOとの出会いがあった。当時今川は月面画像をAIで解析するということをやっていた。画像から高い精度でクレーターを発見するAI技術。それが不動産の検索にも生かされた。2022年位今川たちとペネトレータを起業した阿久津。大手金融機関系VCの他、海外VCなどから5.5億円を調達。しかしそれまでには多くの失敗も。阿久津はどうやってモチベーションをあげるか聞かれることが合って、歴史からモチベーションをもらうことがあると明かす。
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番組はTVerで配信。
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宇宙とAIの技術で挑む不動産革命。阿久津は、ペネトレータという宇宙探査機を見せ、ペネトレータはいろいろな惑星の科学データを測定する探査機。これはJAXAが月探査のために開発した実物。内部には様々な観測装置を搭載している。阿久津は火星の不動産探査を2040年目指している、地球の不動作をやったあと今度は火星の不動産の領域にいきたいと話す。最後に作家・相場英雄が問う。阿久津さんにとってブレイクスルーとは?阿久津は人類の活動領域の拡大に挑戦すること、活動領域が拡大すればするほど、人々は幸せに近づいていくと思っている、などと答えていた。
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