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- マツコ・デラックス
パリ五輪の新競技ブレイキン。即興で流れる音楽で技を見せ合い勝敗を決める。世界を熱狂させたのが世界を48回制したダンサーShigekix。今夜、マツコと初共演。
今、ダンスが中学の必修科目になっており、道具も必要ない手軽さから始める人が急増し、習い事人気ランキングでは水泳に次いで2位。日本のダンススタジオの数も1万以上に。さらに岡山大学教育学部附属小学校では即興表現を育むために授業に採用。
コーナーオープニングが流れた。
7歳の時に姉の影響でブレイキンを始め、中学から1人で海外へ。国際大会で軒並み優勝。今夜、Shigekixが唸った衝撃のバトルなどを紹介。
ブレイキンの誕生は1970年代のニューヨーク・サウスブロンクス。ギャングのボスが「殺し合いじゃなくダンスで決着を」と提案したのがきっかけだと言われている。80年代に入り、映画「フラッシュダンス」が公開。プロのダンサーを目指す主人公の物語。劇中で披露されたブレイキンが話題になった。目新しかったダンスに世界が注目。オリンピック競技に採用されるまでに。しかし、スポーツではなくカルチャーという声もあり、次のロスオリンピックでは競技種目から外れることが決まっている。ブレイキンの審査は技の精度、手数の多さ、流れのスムーズさ、動きと音楽のマッチ、オリジナリティで行われ、大技を連発したとしても高得点には繋がらないが、オリンピックを見ていた視聴者には「楽しみ方がわからない」との声も。
ブレイキンの4大要素は、トップロック・フットワーク・パワームーブ・フリーズ。トップロックは、ブロンクスステップやチャールストンなどそれぞれアメリカの地域で踊りが異なっていたことから地名が由来になっているものが多い。フットワークは、ダンスに加えアクロバティックな要素も取り入れることから最も個性が表せるムーブと言われている。福島選手は、おそうじスタイルと呼ばれて話題になった。パワームーブは、なかでも難易度が高いと言われるトーマスフレアはアメリカ体操選手の演技から生まれたと言われている。フリーズのポイントは、音に合わせて止まる音ハメ。ブレイキンが生まれた70年代はジェームス・ブラウンやジャクソン5などがダンス曲の主流だった。80年代に入るとディスコやヒップホップが多用される様になり、90年代後半は著作権の関係でDJがリミックスした音源となった。しかし、パリオリンピックでは正式に著作権をクリアした名曲がダンスに使われ、音楽的にも画期的な大会となった。同じ技でもダンサーで見え方が変わるブレイキンは、人と違う自己表現が重要視されている。
Shigekixを破り金メダルを獲得したフィリップ・キムは、圧倒的な手数の多さと独特な細かい動きが連続している。
Shigekixが認める!世界の独創的ダンサー 2選を紹介。スピンに人生を捧げたKakuさんはブレイキン歴20年以上のレジェンドで最大の武器が高速ヘッドスピン。一筋に磨き続け50近い国際大会で優勝している。オランダで行われた世界大会での対戦相手はイタリアのスピンキングCicoでスピン対スピンの伝説バトルが誕生した。相手の片手スピンの1990からKakuさんの得意の両手スピンの2000で返したということ。
世界を48回制した天才ダンサー・Shigekixに絶大な影響を与えた大スターはジャッキー・チェンだった。1979年公開の酔拳での動きがブレイキンに影響を与えヘリコプターという技が生まれたと言われている。1979年公開の蛇拳での体操の動きはオリンピックで審査員を務めたMOYがやっていたと言われているという。1990年代に入るとジャッキーにはブレイキンを逆輸入しているかのような動きに変化、ブレイキンを学んでアクションに取り入れたとされている。
世界を48回制した天才ダンサー・Shigekixさんがカルチャーから生まれたブレイキンならではの楽しみ方を紹介する。2、踊っていない時の相手のジェスチャーを見てほしい!。ブレイキンは踊ってない時相手をジェスチャーでディスっている。ピースはTwiceで「その技2回目だろ」という意味のものがありバトルがもっと面白くなるジェスチャーを紹介する。Crashは「ミスったな!」観客に失敗を伝える意味もあり、耳に手を当てるジェスチャーはNot Lisening「音に合ってない」の意味があり苛つかせメンタルを揺さぶる効果があるということ。Shigekixさんが最も腹が立ったのは今年行われたタッグバトルでベネズエラの選手にダンス中足を引っ張られたなどがあったと紹介した。Shigekixさんは母も根性がすごく中学生から1人で海外遠征に出ていたといいメンタルの強さが作られたということ。
ブレイキンの競技人口が増えるなか全ダンサーが目指す世界一の大会がBC One。2004年から開催される世界最大のブレイキン大会で毎年何千人ものブレイカーからチャンピオンが決まる。大会は世界中で生配信されていて視聴数は数百万回以上となる。大会は優勝賞金はないが世界の一流企業が注目、優勝すればスポンサー契約にも繋がり、Shigekixも2020年のザルツブルク大会で最年少優勝しスポンサー数は10社以上という。
Shigekix厳選!BC One ベストバウトを紹介する。2013年の韓国大会1回戦レジェンド日本人ダンサーTaisuke vs Lilou。Taisukeさんは日本人で初めてスポンサー契約を獲得した先駆者、この大会で世界初の技両腕で360度回転するデフェアーをし1ラウンドで4回披露した。Lilouはフットワーク推し構成にし独創性ポイントを狙い1ポイント差でLilouが勝利、伝説の試合となったという。最後にShigekixさんはマツコさんにその実力をみてほしいとダンサーたちを呼び寄せこのあと披露することになった。
チームShigekixが生パフォーマンス。BC One Cypher JapanファイナリストのTenpachiらに続き、最後は、Shigekixがパフォーマンスした。マツコは、生で見るとすごいなどと話した。
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「マツコの知らない世界」の次回予告。
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