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- マツコ・デラックス
季節の変わり目で体調を崩す人が多いこの時期に注目されているのが、中国が本場のマーラータン。さらにこれまでバラエティー番組の取材NGだった応援団・応援部2校が登場。禁断の寮生活や伝統の応援合戦までを取材。今日は「マーラータンの世界」と「大学応援団の世界」を放送する。
中華料理取扱数増加率ランキングでは1位がマーラータン、2位が割包、3位がシェントゥジャン、4位がガチ中華、5位がクーロンキュウとなっている。割包は角煮マンのことで、クーロンキュウは寒天玉のことだという。今回マーラータンを紹介するのは本多政子。マーラータンが女子に人気なのは約50種類の中から好きな具材を選ぶことができ、唐辛子と花椒をベースに約20～30種類の薬膳入りスープ春雨でヘルシーだからだという。マーラータンの始まりは四川省の楽山市。ここは水運の要所で、船を正しい水路に導くために人が船を引いていたが、そこでの労働メシだった。新大久保にある「好美味 麻辣湯」を紹介。マーラータンは数十種類ある野菜や肉などの具材を自分で選択し、中国では揚げパンやじゃがいもを入れるのが人気。スープの辛さや麺の種類も選べる。「好美味 麻辣湯」ではタッチパネルでオーダーすることができる。マツコは「美味しい。甘いとうもろこしが合う。春雨が美味しい」などとコメントした。
マーラータンについて。日本では2007年に渋谷に「七宝麻辣湯」がオープンしてから若い女性に注目され、薬膳スープとヘルシーな春雨にメディアも大注目した。しかし今夜はヘルシーなだけじゃない本場の楽しみ方を徹底解剖する。案内人は9歳でTBS「兼高かおる世界の旅」で中国に憧れを抱き、その食文化にハマり500種類以上のマーラータンを食した本多。これまでの概念を変えるスープや、本場中国で愛される麺やサイドメニューなど、ヘルシーではなくガッツリ楽しむ絶品マーラータンを紹介。さらに今中国全土で流行る汁なしマーラータンも登場。
本多はマーラータンが総武線沿線に集中していると話す。総武線沿線は中国人が多く、中華料理店がたくさんあり、新宿への通勤もしやすいという。マーラータンは春雨のイメージが強いが、他にもとうもろこしやさつまいもで作られた麺、小麦麺や刀削麺等様々な種類の麺を楽しむことができる。本多がやってきたのは新小岩駅。新小岩は中国人が多く在住し、本格的な中華料理店や食材店が多い。今回紹介するのは「阿松 麻辣湯 炸串」。ここは中国でマーラータン店を営む旦那さんの母の味を引き継いでいるという。トッピングは55種類。特徴は9種類の特注麺だという。本多はお麩の原料にもなるグルテンを使った「老式面筋」を気に入っているという。スープはニンニク・ゴマだれ・黒酢ベースで、店独自の超濃厚系だという。牛脂と氷砂糖を入れコク深い味わいになっている。老式面筋について本多は「うどんよりもキュッキュッとした食感。表面がツルッとしているというよりかは、繊維がハッキリしていて、その間にスープが絡んで辛味が感じられる」などと話した。更にサイドメニューのゴマやスパイスで味付けした鶏のササミを自家製パイシートの衣で巻いたサクサクの串揚げ「金丝鳮柳」をスープに浸すとちょうどいい具材になるという。
次に訪れたのは亀戸。徐楊記 骨湯大碗 麻辣烫を訪問。黒竜江省出身の楊さんが今年6月にオープンした店。ちょっと変わったマーラータンを提供している。1つの椀の中に麺が5種類、9種類のトッピングが入っているという。モチモチの刀削麺やプルプルの板春雨など食感の違いを楽しめる。さつまいものデンプンでできた紹粉も入っている。
中国でブームとなっている進化系マーラータンが天水マーラータン。甘粛省天水市から1つの動画が発信され、それがバズったという。汁がないタイプだという。現地では1カ月に約150店舗が新規開店するほどのブームだという。
中国でブームとなっている天水マーラータン。ジャガイモ麺でマツコが初体験する。天水マーラータンは日本では食べられるところはほとんどないという。ジャガイモ麺は味が小麦粉麺と異なり、甘みがあるため、辛いのと合うとのこと。約12種類の薬膳に自家製ラー油とオイスターソースで絶妙な甘辛になっているという。
マーラータンのスープには様々な薬膳が入っており、美肌や冷え性予防など期待が可能で最後の1滴まで飲みたくなる人も多い。本多さんのスープの楽しみ方を紹介。それは「マーラータンはライスでしめて、最後の一滴まで飲み干せ」というもの。しかし、中国の人にはライスを入れる習慣はないという。そこでスープが美味しいマーラータンの店を紹介。1つ目は渋谷センター街にある四川麻辣烫 渋谷星星俱乐部。店内は中国屋台をイメージした内装。スープの辛さは4種類から選べるが薬膳大辛スープがオススメとのこと。大辛以上には唐辛子や花椒、ゴマ、豆豉に油をかけて、辛さと香ばしさを引き出した特製麻辣を追加しているため、よりスパイシーな味を楽しめる。さらに八角や桂皮など30種類以上の薬膳が入ったスープを合わせる。トッピングでルーローや野菜を加え、マーラータンの完成。〆にライスを入れるのがオススメだという。疲れた時に食べたくなるパワーフードだという。
2つ目に四川麻辣燙 縁苑 2号店を紹介。近くに中国の通信会社があり、連日多くの中国人が訪れるという。約60種類のトッピングから好きなものを選んで1020円。自慢のスープは白濁した豚骨スープ。豚骨、豚足、丸鶏など15時間煮込んだ濃厚ながらも優しい味わいが特徴。さらに花椒や唐辛子などを煮込んだ特製麻辣スープと合わせて完成。麺は刀削麺がオススメだという。〆にライスを入れるとクリーミーな豚骨スープとライスで豚骨雑炊となる。
千葉県蘇我駅にある「東北麻辣燙」は日本では貴重な味が楽しめる店。中国東北部では唐辛子を使った料理が少ないため、唐辛子と花椒の四川麻辣湯をゴマダレべースのまろやか系にした。今では四川系と東北系の2つの麻辣湯が中国では主流になっているそう。 メニューの「東北麻辣燙」をスタジオに用意する。トッピングは基本3つまでだが、追加料金を支払えば何個でもOKとのこと。
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ゴマだれベースの「東北麻辣燙」を試食する。マツコは「ごますごい。美味しい」などとコメント。ごまは毎朝挽いているそう。
マツコの知らない大学応援団の世界。全国に応援団はあり、明治から続く古の伝統を守り続けている。今時代とともに変化し始めている大学応援団の世界を別々の大学で応援部・応援団に所属する園木兄弟が教えてくれる。
園木兄弟が応援団に情熱を傾ける理由は「一見意味なく思える事こそかっこいい！」。応援団の活動の中には効率からかけ離れたものがいくつか存在する。団旗も一般の人からは考えられないほど丁重に扱われているという。コスパ・タイパではない魅力が応援団にはあるということ。貴宏さんが応援団に入るきっかけになったのは北大の寮生活。
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貴宏さんが入団するきっかけとなった北海道大学の寮に潜入した。「恵迪寮」は明治から約115年続く自治寮。網走監獄に似せて作られたという噂もあるそう。
早稲田大学の応援部は部員が185名いる。学校によって応援団の特徴は様々で、早稲田大学応援部では「リーダー」「吹奏楽団」「チアリーダーズ」3パートで活動している。早稲田では「模範学生たれ」を基本理念とし、学ランを着用して応援する。応援で使う曲はすべて応援部が作ったオリジナル曲だという。「フレーフレー」という掛け声は早稲田応援部が広めたと言われている。北海道大学の応援スタイルはチアリーダーズはなし。応援中も羽織袴で扇子を持って応援する。小道具は鯉のぼりや法螺貝など昔から代々伝わるものばかり。一方の北海道大学の応援スタイルはチアリーダーズはなし。応援中も羽織袴で扇子を持って応援する。小道具は鯉のぼりや法螺貝など昔から代々伝わるものばかり。
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大学応援団の始まりは明治23年に旧制一高と高等商業学校の「ボートレースの大会」での応援からと言われ、昭和時代には漫画「嗚呼！！花の応援団」が発行部数400万部超えに。注目を集めた応援団は一躍人気の部活となった。しかし近年はコロナ禍で休止する学校も。現在は約50の応援団・応援部が活動。そんな状況を救う大きな変化が女性リーダーと留学生リーダーの増加。六大学と七大学を合わせて約20名。北海道大学は2年前に初の女性団員が入団。
基本的に応援部は運動部からオファーを受けて応援に行っているが、部費はないため、早稲田大学ではオリジナルタオルを作成し、早慶戦で販売。活動費にしながら現場の一体感も作り上げているそう。