- 出演者
- 眞鍋かをり 高橋茂雄 織田信成 平祐奈 茅島みずき
大学生のマルタさんがポーランドから初来日。人形浄瑠璃が好きという。人形浄瑠璃は高度な人形劇で3人が息を合わせて人形を操る。近年では「ONE PIECE」の人形浄瑠璃やプロの人形遣いによるダンス動画など若者からの人気も集めている。マルタさんは2年前から定期的に人形劇を上演し、本や動画を参考に独学で練習を重ねている。浄瑠璃人形には顔の内部にからくりがあり多彩な感情表現ができる。日本にご招待することが決定した。
人形浄瑠璃を愛するマルタさんは日本に初来日。淡路人形浄瑠璃の歴史は約500年、国の重要無形民族文化財にも指定されている。これまでに21の国と地域で公演した。淡路人形浄瑠璃は人形遣いの百太夫が淡路島に伝えたと言われている。江戸時代には大衆の娯楽となり淡路島の人形一座が全国を巡業した。唯一淡路人形浄瑠璃の常設公演を行っている。舞台には凹みがあり、観客は目線の高さで鑑賞することが可能。人形遣いの正装は黒子。最終日には座員の前で発表会をすることになった。
女性の人形で最も大事な動きは肩の動き。見得を切る、泣くなどの動作を示す型は約160で人形の性別や職業によって変化する。淡路人形座の前身は江戸時代に淡路島で人気を博した人形座、吉田傳次郎座で人形遣いは吉田の姓を名乗る。
翌日、朝から座員としての体験。16名の座員の中で5名が20代。沢山の人と接することは人形遣いの糧になる。戎舞は福の神である戎様が人々の繁栄を願い舞う演目。
人形遣いの皆さんと昼食をとった。ハムサラダはポテトサラダをハムで包んで揚げている。次に3人遣いの練習、高さ約20cmの舞台下駄を履いた。人形遣いが操る人形の中身は頭と木の板と布でできた胴、手足は紐でぶら下がっているだけ。不安定な体を生きているように動かすには3人の連携が不可欠。足遣いは主遣いの腰の動きに合わせ足を動かす。無数にある動きの型だけでなく対応した合図も覚えなければならない。発表会の内容は弁当の買い出しを人形で表現する。千紅さんが左遣い、森田さんが足遣い。
味処 三富を訪れた。人形座の皆さんの行きつけの店という。また、地域の伝統芸能を伝えるため市の小中学校でワークショップを行った。千紅さんも高校のクラブで新九朗さんに指導を受けたという。立ち上がる際は主遣いの体重移動を合図に動いている。
マルタさんは徳島県徳島市を訪れた。阿波人形浄瑠璃は重要無形民俗文化財に指定されている。甘利洋一郎さんは人形師の職人歴50年。手の関節は2つで動きが滑らかで自然に可愛らしく見えるようにしている。手の形だけで10種類以上、頭だけで80種類以上。一体の頭を作るのに最低でも1か月かかる。現在製作中の頭を見せてもらった。人形遣いの負担を減らすために1gでも軽く作っている。まぶたと目が密接していることが大事で表面を強化するため胡粉を塗り重ねる。クジラのヒゲは目を動かすための仕掛けに使う。頭の製法は300年変わらない。
淡路人形座に戻り、マルタさんは明日の発表に向け練習。発表会当日、本番は16時から。商品の前に座って購入するものを選び商品を目で追う。にんにくを持ち上げるとネギがついてきてしまった。左遣いの千紅さんがアシストし、にんにくとネギどちらにするか迷うというアドリブにした。別れの時、マルタさんは淡路人形座の皆さんに感謝を伝えた。
ゴボウは粘り気がある西洋黒ゴボウだった。醤油・みりん・酒を加え具材とともに炊き込んだ。ニッポンにご招待。
ブリが水揚げされる三重・尾鷲市へ。九鬼町の田崎ますみさんからさかなご飯を教わる。ブリを使った具だくさんのさかなご飯を作って食べた。ますみさんたちは美味しいさかなご飯を食べさせたいと事前に練習をしていた。
それぞれの孤独のグルメの番組宣伝。
マルチンさんの歓迎会を開き、ブリのしゃぶしゃぶなどを食べた。翌日、マルチンさんがポーランドの家庭料理ゴウォンプキをお世話になった人達に振る舞った。
マルチンさんはこの5年間で様々な変化があり、ラーメン店は新たに2店舗出店した。フランチャイズで6店舗を展開するなど事業を拡大。日本料理に関する本も出した。
マルチンさんは炊き込みご飯を作り、食べた。
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- 農林水産省
【推しの子】−The Final Act−の告知。
マルチンさんは農林水産省が認める日本食料理人の認定証をもらったという。来年には新たに日本料理の店を出そうと計画中という。
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- 農林水産省
世界!ニッポン行きたい人応援団の次回予告。