- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 片渕茜 天野ひろゆき(キャイ~ン) 丘みつ子
オープニング映像。
小田原 BEST20の20位は、静岡じゃありません。東京で小田原をリサーチすると、静岡県という声があがった。小田原は神奈川県。小田原は箱根よりも東にあるのに、海がある成果なぜか伊豆と混同され静岡だと思われがち。
小田原 BEST20の19位は、ミナカ小田原。駅を出るとすぐお出迎えをしてくれるのが小田原城。そして駅前を歩いていると、城下町小田原らしい和風建築が現れる。2020年にオープンしたミナカ小田原は、城下町・宿場町をイメージし建物がグッドデザイン賞を受賞した。山安など、老舗も数多出店。揚げたてのカマボコを頂ける。連日行列ができるのが小田原おでん本店 お城通りミナカ小田原店。杉兼の地あじ雑魚ちくわなど、小田原のかまぼこの老舗10軒のおでん種が味わえる。さらに鈴廣のイカ墨のつみれや籠清の金目鯛のなるとなど。屋上庭園では温泉の足湯が人気。相模湾と小田原城を望みながら一息。
小田原 BEST20の18位は、小田原城址公園こども遊園地。小田原城址公園に小田原城NINJA館がオープンした。小田原城址公園こども遊園地は、昭和25年、小田原子ども文化博覧会時に開園した。どの乗り物も親御さんに嬉しいお値段。豆汽車は80円で2周してくれる。
小田原 BEST20の17位は、老舗のニュースタイル。ちん里う本店など、小田原には今も老舗が数多。ちん里う本店で気になったのが梅ブラウニー。13年前に洋菓子部門を創設し、梅を砂糖とはちみつに漬け込んだもの。そしてhimono stand hayaseは、大正元年創業のひもの屋さんの新業態。早瀬幸八商店 五代目の早瀬広海さんは、もともと身近にあった食べ物なので、ハンバーグとか唐揚げみたいに干物のハードルを下げたい、と話していた。ミニさば干物バーガーは小田原の新名物。とある老舗が2年前にオープンしたカフェレストランで、相模湾を望みながら味わえるのが、かまぼこカルボナーラ。CAFE & RESTAURANT やまじょうは2022年山上蒲鉾店が新業態としてオープンした。十二代目の上村光永さんは新業態のお店に日々奮闘中。映えさせたいという思い出生まれた、イワシつみれのラタトゥイユなどのやまじょうワンプレートが大人気。
小田原の第16位は豊かな海。水深が深く、凪が多いためダイビングに最適だという。取材した日はミツボシクロスズメダイ、タコ、キンメモドキの群れを見ることができた。
ゲストの丘みつ子さんは小田原に住んで6年目。箱根に40年住んでいたが、山から海に下りてきた。犬の散歩で海辺を歩いているという。キャイ~ン・天野ひろゆきは大学が日大の三島キャンパスだったので小田原から2駅の螢田駅に住んでいた。薬丸裕英は「豊島鰻寮 一月庵」で食べるうなぎのコースについて語った。
小田原の第15位は「移住者急増中」。新幹線で品川から30分、東京までのアクセスが抜群で都心からの移住者が急増しているという。蔵前から移住した小木曽一馬さんが海で焚き火を楽しんでいる。「Tipy records inn」は気軽に移住体験ができるゲストハウス。2泊3日59,000円(平日・4名まで同一料金)。代表のコアゼさんが地域密着型ツアーを開いてくれる。体験後に30組以上が移住したという。
小田原の第13位は「MECIMO」。フランス発のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」の日本版に掲載された予約困難なフレンチ。店名の「メシモ」はフランス語で海・空・山の頭文字から1文字ずつ取った。食の豊かさから小田原を選んだという。シェフが毎日地元の鮮魚店へ通って食材を仕入れている。
小田原の第12位は「城下町のまちづくり」。小田原用水は戦国時代に小田原北条氏が整備した日本最古の水道といわれる。喫茶店ケンストコーヒーのマスターが町の歴史について教えてくれた。小田原城総構は豊臣秀吉の小田原城侵攻に備え、北条氏が築いた総長9kmの外郭。上から敵に攻め込める巨大な造りになっており、全国の武将が真似した。江戸城や運河を造る時には石の加工をする必要があり、小田原の石工が日本橋の近くに移住して石を陸揚げしていたという。
小田原の第11位は「地魚がうまい酒場」。去年オープンした人気店「旬魚酒楽 辰」の店主・原さんは現役の漁師。自ら獲った新鮮な魚を提供している。刺身はもちろん、鍋も絶品。「うをげん」は地元の常連で賑わっている。注文前から女将のサービス品が次々と出てくる。元々は江戸時代の安政末期に創業した鮮魚店。目利きのご主人による刺身が最高。常連のお気に入りは「カワハギの煮付け」だという。営業は木金土曜のみ。薬丸裕英は駅ビル「ラスカ小田原」にある「海鮮茶屋 魚國」が最高だと語った。
小田原の2大人気パン屋は柳屋ベーカリー。柳屋ベーカリーは大正から創業し、12種類のアンパンが並ぶ。こしあんぱんや幻の黒豆、赤しそなどのあんぱんがある。薄い皮とのバランスが良いという。守谷製パンは一般的なあんぱんよりずっしりと重い。あんこギッシリで市民を魅了している。また中のあんこを取り出しお汁粉にしても美味しいという。
だるま料理店は町の食堂で、建物は明治26年に登録有形文化財に指定されている。名物は天丼セット。二代目が財を成し、荘厳な店を建てたがGHQに進呈された飲食店の保証書も飾っている。
石川漆器は小田原藩おかかえ店でやりを塗る職人の末裔が営む店。幕府が滅びると民衆のための小田原漆器へと転向した。 使い込むほど味わいがでるように作られた漆器。柏木美術鋳物研究所は小田原で300年以上続く鋳物の工房。江戸時代は鍋など日用品を作っていたが今の主力商品は風鈴。音色と造形美で黒澤明監督の映画にも登場した。
小田原の自慢は魚が美味しい。小田原では町の魚屋も建材で110年以上続く魚國では刺し身の注文が舞い込むが家族の誕生日などは刺盛りで祝うという。またスーパーでも市場のように魚介がズラリ。朝どれの地魚が並ぶ。また無料で魚をさばくサービスも。
小田原には老舗の店がたくさんある。鰹節の老舗の籠常商店は明治26年に創業したが削りたての鰹節を販売している。次に小田原 江嶋は創業は江戸時代の寛文元年。お茶と和紙の専門店で長く愛されてきた。中でも済生堂小西茶房は1633年に開店した。タイムスリップしたかのような味わしのあるで百味箪笥は現役で今も使用している。関東大震災も耐えたという石造りの蔵も。また丘みつ子の作品も店内に展示している。