- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 片渕茜 渡辺えり 石井杏奈
オープニング映像。
京王線各駅停車の上北沢に出没した時、山田五郎は「急行の停まらない街って結構いい街が多い」と話していた。ということで近年人気急上昇中の東武東上線に注目。成増の一個手前の下赤塚に出没。下赤塚は昭和の人情商店街。練馬区の光が丘と板橋区の高島平の間にある赤塚エリア。東武東上線と東京メトロの辺りにスポットを当てる。
下赤塚 BEST20の20位は、時空かん ハローハッピー。東武東上線に加え、有楽町線、副都心線も通るため、アクセスは抜群の街。駅と駅の狭間は未開発地帯。時空かん ハローハッピーはアンティークが並ぶ落ち着く空間。喫茶店だと思ってお品書きを開くと焼き鳥がある。マスターの高橋英人さんは、喫茶店をやってたので喫茶店のものも出しながら焼き鳥、と説明していた。焼き鳥とコーヒーもハローハッピーの定番だという。
下赤塚 BEST20の19位は、オシャレなお店 増加中。2021年にオープンしたTomboは赤塚出身の店主による創作料理のお店。卵入りペペロンチーノが地元民のお気に入り。2023年オープンのNo.1000は、オーナーシェフの栗下俊也さんと、ソムリエの栗下千花さんが夫婦でお店を開いた。牛ホホ肉の赤ワイン煮込みチーズリゾット添えは、フルボディの赤ワインと相性抜群。生後5ヶ月の陽菜ちゃんもインタビューに参加。この街の魅力について、栗下千花さんは商店街の人で知っている人はいなかったが店がオープンするときにお花をくださったりしたと明かしていた。お花を贈ったのはイタリアごはんとおやつ curari。夫の松中優友さんは、僕たちもオープンするときに隣のボンポレオンさんがめちゃくちゃ大きな花を送ってくれた、嬉しかったので自分たちもどこかオープンするときはお花をプレゼントすると心がけているという。妻・松中彩さんが作るスイーツは可愛く優しい味。夫の優友さんの約ピッツアも住民たちのとっておき。
下赤塚 BEST20の18位は、花屋さんがいっぱい。お隣の高島平にある東京都中央卸売市場 板橋市場は、青果だけでなく花を扱う市場。山形屋生花店やGREEN TREEなど個人経営のフラワーショップがたくさんある。ANカンパニーは創業から41年。開店前お店で準備したのは鍋とコンロ。沸騰したお湯に花の茎をつけていた。茎を熱湯につけて仮眠状態から起こし活性化すると水を吸い上げやすくなり開花期間が延びるという。
下赤塚 BEST20の17位は、美味しいラーメン店。深夜2時まで営業するY’s Dining Barは、種類豊富にお酒も揃える人気のラーメン店や、中華SOBA 惠ばらなど今回のエリアでは10軒のラーメン店がしのぎを削っている。2018年に移転してきた麺や 河野は若い夫婦で切り盛りしている。醤油らーめんは毎日食べても飽きない味を作り上げている。R-20指定のテキーラらーめんもある。
下赤塚 BEST20の16位は、とり吉。焼き鳥がメインの鶏肉惣菜のお店で、から揚げの油は自家製の鶏油100%。店主の斉藤壽夫さんは、鳥茂さんの味だと話す。鳥茂は店主の馬籠正男さんが高齢になったため2021年に閉店したお店。ところが馬籠正男さんは自分のお店は締めたのにこことり吉で働いていた。
下赤塚 BEST20の15位は、東京久明館道場。館長の加藤直二さんは、今40人ぐらい門下生がいて、半分が外国人だという。稽古は英語を交えて指導する。下赤塚に意外なグローバルスポットがあった。
14位はまさもと。クラフトビールや自然派ワインを取り揃えた酒屋だが、パンも販売。夜になると、角打ちとして盛り上がる。店を切り盛りする大木夫妻の子どもで、小学生の幹太くんは帰宅すると、ご近所さんとの井戸端会議を日課としている。渡辺えりは「私も参加したいわ」と語った。
12位はミッキー&フランス製菓。生地にメレンゲをたっぷり合わせたミッキーの「チーズケーキ」は地元民から絶賛されている。約50年の歴史があるフランス製菓ではバタークリームにチョコをたっぷりコーティングした「たぬきケーキ」が名物。誕生日には「たぬきのおやぶん」がオススメ。
11位は道がぐちゃぐちゃ。農道がそのまま公道になったため、よそからやってきた人にとって入り組んだ道は複雑怪奇。文明の利器である携帯をもってしても悪戦苦闘するという。渡辺えりは下赤塚のパン屋でアルバイトしていたころ、一目惚れされた客に追われたことがあった。分かりにくかった道のおかげで、逃げ果せることができたという。
10位は赤塚城址。中世の城郭遺構であり、23区内の城跡の中では保存状態が良いと言われている。下総千葉氏の内紛に敗れた千葉自胤が、市川城から太田道灌の支配下に居城を移したと伝わる。
9位は赤塚銘菓。さどやは昭和34年、鉢の木は昭和49年に創業した。明治8年に誕生した神馬屋松原はどらやきの専門店で、銅板で1枚1枚手焼きしている。創作どらやきはこれまでに約50種類うまれていて、「ブルーベリー」、「あっぷるシナモン」などがある。薬丸裕英は鉢の木の「赤塚餅」をオススメした。渡辺えりは極貧時代、駅前のとんかつ屋の食品サンプルを見て、我慢できなくなり、500円借りようと交番に駆け込んだことがあった。「500円でとんかつを食べたい」と話すも、貸してくれなかったという。
8位は芝蘭。陳建民氏の一番弟子が開いた店で、29歳の川口駿氏が4代目として腕を振るう。看板メニューは、自家製ラー油と山椒が効いた「山椒入り麻婆豆腐」。取材中、新作メニューの試食会が開かれ、パートのお母さんたちの評価は「猫舌だったら熱々、食べられない」などと今ひとつ。川口氏はパートたちについて、言われたい放題だった。
7位は団地。ゆりの木という団地の中に「MUJIcom 光が丘ゆりの木商店街」があり、住民たちの憩いの場所になっている。毎年8月末には夏祭りが催され、オーケストラが演奏を披露。住民たちも「交響曲第9番」の合唱に参加する。
下赤塚 BEST20の6位は、ブランジェリーケン&のぐちやベーカリー。ブランジェリーケンでのお目当ては色とりどりのベーグル。これまで8000種類のベーグルが登場してきた。すべて巨大でベリーピスタチオクリーム サンドベーグルは468g。スタジオで食べた渡辺えりは、朝食べたら遅刻しちゃうねとコメントしていた。のぐちやベーカリーはそもそもはよろずや的な食料品店だったが、パン屋さんに転身した。板橋のいっぴんに選ばれているのがやきそばパン。のぐちやは仲良し家族で切り盛り。長らく街で愛されていたのが去年90歳で亡くなった松戸敏子さん。敏子さんが40年近く1人で作っていたのがおまんじゅう。四代目の松戸淳哉さんは、こっそり撮っておいた映像を見ながら、おまんじゅうを再現したなどと語っていた。
下赤塚 BEST20の5位は、板橋区立美術館。常設展はなく定期的にコレクション展を開催。撮影時には池袋モンパルナスの作家たちの作品を展示していた。代表する作家の1人が寺田政明。彼は俳優・寺田農さんの父。