- 出演者
- 一柳亜矢子 兼清麻美 鈴木聡彦 坂下恵理 吉岡篤史 藤本貫太郎 白鳥哲也
オープニング映像とオープニングの挨拶。
宇和島東高校の生徒たちは東日本大震災の被害のために児童と教員計84人が亡くなった宮城・石巻市の大川小学校や津波の被害を受けたものの児童全員が助かった福島・浪江市の請戸小学校の事例についてシンポジウムで発表した。大川小学校では地震の約50分後まで工程に待機していたが、請戸小学校では地震後すぐに避難を開始したことを上げて津波からの人族な避難が重要と呼びかけた。被災地を視察した宇和島東高校の生徒たちも放課後の部活動中に震災被害が起こったことを想定して避難訓練を行っている。
南海トラフ地震が懸念される四国では防災拠点となる4分の1にあたる9つの港が十分な耐震性能を備えていないことが分かった。東日本大震災では青森〜茨城までの太平洋側の多くの港が被害に遭い物資輸送などに使用できなくなった。国や港を管理する自治体では全国の港で耐震性を強化板した岸壁の整備を進めているが四国では防災拠点となる35の港のうち耐震性能を備えた岸壁が1つもない港が高知・須崎港、徳島・日和佐港、愛媛・今治港、香川・観音寺港など約4分の1にあたる9港にのぼることが判明。四国では陸路が寸断された場合に海からの支援が重要になるため港の地震対策が喫緊の課題となっている。
岡山市北区の奉還町商店街では南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練が行われた。初期消火の手順確認や、怪我人の優先順位を決めるトリアージ、下敷きとなった人を救助する訓練などを行っている。岡山市西消防署の二島洋氏は災害の意識を強く持って行動してもらいたいと話した。
くまモンは熊本県の特産品などをPRするため九州新幹線が全線開業する1年前の2010年3月12日に誕生したことから、あすで15周年を迎える。くまモンの展示イベントが熊本城ホールでは行われていて、これまでの活躍やエピソードが年表で掲示され、本物のくまモンを見つけ出すクイズコーナーもある。大きなくまモンの手の上に乗っているようなトリックアートの展示もあり、オランダからも観光客が訪れていた。展示は16日まで行われる。
熊本市南区のくまもと工芸会館では端午の節句を前に伝統技法が使われた人形や置物など約60点が展示されている。鷹端璃未さんの作品は七宝焼の技術で鯉のぼりをカラフルに描いた作品となっている。他にも福岡県からは吹きガラスの技術で兜を作り、きらびやかな雰囲気が見られる。展示会は4月13日まで行われる。
カタクリは、中部地方から北海道などに多く分布するユリ科の植物。開花期間が短いことから、春の妖精とも呼ばれる。霧島市の上野原縄文の森では、10年ほど前から、約20株のカタクリが咲くようになった。カタクリという名前は、花びらの形が傾いたかごのように見え、古代に「カタカゴ」と呼ばれていたことに由来するという。2週間ほどはきれいに見られるという。
宮城県気仙沼市の小学6年生・小松大和くん。地元の震災遺構で、震災の教訓を語り継ぐ活動に参加している。大和くんが生まれたのは、気仙沼市松岩地区。町は津波に襲われ、120人以上が犠牲になった。大和くんは、学校の防災学習などを通じて震災に興味を持つようになった。母親の美保さんは、伝承施設に行ってみたいと話す大和くんを連れて3か所の施設を回った。本当に津波が自分の町を襲ったと理解した大和くんは、自分のように震災を経験していない人々に伝えなければという気持ちが芽生え、語り部に挑戦した。語り部になって半年あまり、大和くんは、津波から身を守るための正しい情報をわかりやすく伝えることを大切にしている。先月11日、7回目の語り部活動の日。書き上げた原稿を手に、身振り手振りを交え、来館者を案内した。自分の番が終わると、先輩の後ろをついて回り、次の活動のために先輩の言葉を書き取っていた。大和くんが活動している気仙沼市の伝承施設では、被災した語り部から話を聞いた人が語り部となり、震災の記憶をより多くの人に伝える活動を行っているという。