- 出演者
- 宮崎慶太 池田伸子 伊藤海彦 安藤結衣 田中美都 安達祐実
オープニング映像。
石破総理大臣は就任後初めての外国訪問としてラオスを訪れ、ASEAN（東南アジア諸国連合）との首脳会議に臨んだ。石破総理は冒頭で海洋進出や経済的威圧を強める中国を念頭に、地域の平和と安定の維持に向けて海洋含む安全保障分野での協力強化を進めていく考えを示した。中国の海洋進出をめぐっては、南シナ海でフィリピンなどと中国の間で領有権争いが問題になっていて、威圧的な行動を強める中国に対し反発する動きが広がっている。きのうは、フィリピンのマルコス大統領が中国を念頭に結束して対応にあたるよう加盟国に呼びかけていたことが明らかになった。ただ、中国と経済的なつながりが強い一部の加盟国との間で議長声明に盛り込む文言をめぐって意見が対立しているという。こうした中、中国とASEANの首脳会議も開かれ中国の李強首相はASEANとの間で経済協力が進展していると強調。これに続いたフィリピンのマルコス大統領は、中国を強くけん制した。ベトナムやシンガポール、タイからも南シナ海についての意見が相次ぎ、李首相は従来の立場を繰り返し主張したという。
今回のASEANの一連の会議の大きなテーマは、厳しさを増しているアジアの安全保障環境。過去に防衛大臣を務め、安全保障分野に強い石破総理大臣が初めてとなる首脳外交の舞台でどう存在感を示すかが注目されている。一連の会議では中国が海洋進出を強める南シナ海などの情勢、軍と民主派勢力などとの戦闘で混乱が続くミャンマーの情勢、核とミサイル開発や拉致問題を含む北朝鮮への対応などをめぐり意見が交わされる。焦点は、こうした懸案についてASEANの10か国に加えて、日米韓3か国や中国など関係国が事態打開に向けた道筋を示せるかどうか。南シナ海をめぐっては8月に中国海警局の船がフィリピンの船に衝突したのに続き、先月は西沙諸島海域で操業中のベトナムの漁船を中国側が制圧して乗組員にけがをさせ、ベトナム外務省が中国側に抗議した。NHKが入手した議長声明の草案では「相互の信頼と信用を高めるとともに 平和と安定に影響を与えるような行動を自制する必要がある」といった文言が記されていたが、文言をめぐって加盟国の間で意見の対立が表面化している。経済分野を中心に中国の影響力は強まっていて、カンボジアは海軍基地に中国艦艇の停泊を認めるなど中国との軍事協力を進めているほか、ラオスも中国寄り。タイとマレーシアは、中国とロシアが主導するBRICSへの加盟を申請している。
米国は、大統領選挙から撤退したバイデン大統領が去年に続いてことしも出席を見送った代わりに、ブリンケン国務長官が派遣された。ASEAN側からは落胆の声もあるが、そんな中で韓国の動きが注目されている。ユン・ソンニョル大統領はきのう、訪問先のシンガポールで「インド太平洋地域の緊張と葛藤は主に海で起きている」と演説し、中国を名指しすることは避けつつも自制を促す姿勢を示した。韓国にとって中国は最大の貿易相手国であり北朝鮮の後ろ盾ということで影響力があり、歴代の政権は中国と摩擦を避けようとする姿勢が目立ったが、ユン政権は日米と足並みをそろえる積極姿勢に転換。安全保障は米国、経済は中国という「安米経中」と呼ばれる米中両にらみの外交姿勢からの決別を打ち出している。石破総理大臣は先の所信表明演説で、「現下の戦略環境のもと、日韓が緊密に連携していくことは双方の利益にとって極めて重要だ」と述べ、岸田前総理大臣がユン大統領との間で築いた信頼関係を礎に、両国の強力を発展させる考えを強調した。きょうの首脳会談は来年の国交正常化60周年に向けて後戻りしない日韓関係を築いていくうえで、新たな一歩となる。日本としては、ASEANが中国に寄り過ぎるのを防ぐためにも両国に米国を加えた3か国で足並みをそろえて、積極的に関与していくことが求められる。
カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」から新たに7兆円規模の買収提案を受けたことが明らかになった流通大手のセブン＆アイホールディングスが、経営資源を主力のコンビニ事業に集中させるためイトーヨーカ堂などのスーパーのほか、雑貨店のロフトなどコンビニ以外の事業を分離する再編計画を発表。あす設立する中間持ち株会社ヨーク・ホールディングスの傘下に置く計画で、外部のパートナーとなる企業を選定して株式を一部売却することを検討している。またグループの再編に伴って会社の名前を「セブン−イレブンコーポレーション」に変更する方針も明らかにした。イトーヨーカ堂はファストファッションと呼ばれる低価格の衣料品店などに押され業績が低迷しているが、食品開発の部門でスーパーとコンビニが連携するメリットは大きいことから、イトーヨーカ堂などの株式を一定程度保有したうえでパートナーとなる企業の協力を得ながら事業の再建を図りたい考え。
セブン＆アイホールディングスの海外からの買収提案は世界中の投資家から注目を集めることになる。経済産業省は企業の価値を高めて株主の利益につながるような望ましい買収を後押しすることから新たなガイドラインを打ち出している。
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- セブン＆アイ・ホールディングス経済産業省
北朝鮮ではきょう朝鮮労働党の創立79年となり、党の機関紙「労働新聞」は社説でキム・ジョンウン総書記への忠誠を呼びかけた。きのうは韓国とつながる北朝鮮側の道路と鉄道を完全に遮断し、防御用の構造物によって要塞化する工事を行うと発表していた。道路を遮断するなどの工事の様子は確認できなかったが、ことし6月に同じ地点で撮影したときと比べると鉄条網が増えていて、一帯で鉄条網の設置を進めている様子が確認できた。韓国軍によると北朝鮮は韓国に対抗して騒音放送を流しているということで、韓国への対決姿勢が鮮明になっている。
全国の被爆者団体で作る日本被団協は年に1度の代表者会議を開いた。来年の被爆80年に合わせて日本政府や核保有国に核兵器禁止条約への参加を求める署名や要請行動などを検討していることが報告され、アピール文を採択した。日本被団協・田中熙巳代表委員は「被爆者が中心の運動から2世や支援者を中心としたこれまでとは違った形の運動が必要であり、来年に向けて議論を急がないといけない」と話していた。
インターネット上の偽情報などの問題をめぐって、総務省は具体的な制度作りに向けて検討を始めた。検討会では権利侵害などを指摘された際に迅速な削除を促す制度のほか、災害時などでは社会的な影響が大きいため、偽情報の投稿者が収益を得られないような仕組みを検討する。また事業者にどういう情報が法令違反にあたるかを示す指針の策定に向けて議論をするほか、偽広告対策について事業者にヒアリングを行うことにしている。
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- 総務省
全国の気象情報を伝えた。
タイムリーな現場にアナウンサーがスマホを持って駆けつける。きょうは大阪・大東市にある選挙カー専門のレンタカー会社の工場。きのう衆議院が解散され、各党は今月27日の投開票に向けて事実上の選挙戦に入ったこともあり、この工場では今月15日の公示に間に合うよう作業を行っている。
ナリーグ地区シリーズ第4戦ドジャース×パドレス。ドジャースの大谷翔平はタイムリーヒットなどで貢献し試合は8-0でドジャースが勝利した。決戦は日本時間12日に行われる。
ナリーグ地区シリーズ第4戦、メッツ×フィリーズ。リンドーの満塁ホームランなどでメッツが4-1で勝利し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。メッツ・千賀滉大投手はチームの雰囲気が最高だった、リーグ優勝決定シリーズに向けてしっかり調整したいと話した。
きょうのゲストは俳優の安達祐実さん。先週始まった「土曜ドラマ 3000万」に主演、偶然手に入れた大金に翻弄される主婦を演じている。同世代の女性にファッションアイコンとしても支持されている安達さん。家では高校3年生の娘の恋愛相談にも乗っているという。そんな安達祐実さんの素顔に迫る。
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安達祐実さんは1991年のドラマ『秋桜 -COSMOS-』に出演。打ち上げの時に父親役だった柴田恭兵さんに「君はこれからステキな女優さんになるんだよ」と言われ、その時初めて「自分は女優さんになるんだ」と思ったという。このドラマのオーディションで安達さんは泣く演技ができず、終わってから泣いてしまい、心配した母とマネージャーに「監督さんが怖かった」とウソをついてちょっとだけ問題になったという。そのウソは柴田さんの耳にも入り、柴田さんの言葉には「ウソをつかずに、ステキな女優さんになるんだよ」というメッセージがあり、安達さんは「ウソをつかずにステキな女優さんになろう」と決意したという。その後、12歳の時に出演したドラマ『家なき子』が大ヒットした。
池田伸子キャスターは「かけられた言葉を受け止めて、自身の中で深く解釈しているところに凄さを感じました」とコメントした。ドラマ『家なき子』は放送から今年で30年だという。
安達祐実さんが主演する『土曜ドラマ 3000万』は大金を手に入れた家族が、非日常の渦に巻き込まれていく物語。安達さんは「いい作品を作ろう、おもしろいものを作ってやろうという意気込みを感じながら撮影していた」と話した。クランクアップ時には美術さんがサプライズでシールを作ってくれて嬉しかったという。
安達さんは撮影現場では「疲れた」と言わないことを心がけているという。安達さんは「疲れが顔や態度に出るのは人間だから当然だが、子どものころにそういうスタッフさんの様子を見ていてすごく悲しく感じた。好きで始めた仕事のはずなのに楽しめないのは残念なこと。私は“疲れた”と言わない最後のひとりになろうと思った」と話した。
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スタジオでドラマのクランクアップ時のみんなが笑顔の写真を紹介した。きょうドラマを見たという伊藤海彦キャスターは「ハードルが上がった状態で見たが相当おもしろかった」と話した。安達さんは家庭では手作りでランチョンマットや子どもの服を作っているという。
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