- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 安藤結衣
デビュー10年目を迎える「Da-iCE」が紅白で披露する曲は「I wonder」。ピッとリモコンを操作する振り付けがSNSで話題になった。動画の総再生回数がは9億回を超えた。ボーカル・花村さんは印象に残っている紅白について「2021年の『群青』を歌われていたYOASOBIさんのオーケストラと我々の振り付けもしてもらっている『GANMI』というチームの融合。自分たちも出たいなと思わせていただいたパフォーマンスだった。」などと話した。日本人にとっての紅白歌合戦とは?という質問には「物心ついたときに知らない人がいない。ずっと100回200回とあり続けていただいて、我々がおじいちゃんになって子どもたちとかが紅白決まっているのを見るっていうのを見てみたい。」などと話した。
2組目は今年3月にデビューしたばかりの「ILLIT」。ILLITの皆さんは次世代グローバルガールズグループを誕生させる韓国のオーディション番組で立ち上がった。韓国人3人と日本人2人から結成されている。デビュー曲の「Magnetic」はアメリカの最も権威のある音楽チャートでランクインした。これはK-POPのデビュー曲で史上初の快挙だった。印象に残っている紅白について日本人メンバーのモカさんは「私はTWICE先輩が初出場されたときのステージが一番記憶に残っている。ダンスが揃っているのもあったし、すごく綺麗だったし、曲もリズミカルで楽しい雰囲気が大好きで憧れていた。」などと話した。日本人にとっての紅白歌合戦とは?という質問には「日本中全員が知っている大みそかに見る番組で、アーティストだと全員が夢を見る番組だと思う。」などと話した。
紅白歌合戦では視聴者の皆さんの心に残る「ベスト紅白」も大募集している。題して「みんなのベスト紅白キャンペーン」。いま番組をご覧のみなさんも画面右下に出ている二次元コードから思い出に残っている歌やシーンを投稿することができる。あすはomoinotakeと新浜レオンさんが登場する。
来年1月から始まるNHKスペシャルの新シリーズ「新ジャポニズム」は、世界で人気を集めている日本の様々なカルチャーを掘り下げていく番組。ナビゲーターは、来年の大河ドラマ「べらぼう」で蔦屋重三郎を演じる横浜流星さん。日本の浮世絵などの芸術は、海外にも大きな影響を与えた。世界各地で日本の漫画は支持され、戦争地域では漫画が心の支えになっているという。
今度の日曜日に大河ドラマ「光る君へ」の総集編が一挙放送されることが決定した。総集編をより楽しんでいただくために、脚本を手がけた大石静に名シーンの数々を解説した。完結した大河ドラマを振り返り「1000年前と今と人の心は変わらないなということは思った。親を思う気持ち好きな人を思う気持ち兄弟の感じとかそういうのってほとんど変わらない」とコメントした。まず注目してほしいというシーンが、以前このコーナーでも深掘りした3人の娘を天皇に嫁がせ栄華を極めた道長が歌を詠む場面。「物語の中でも直前に実資にすごく批判され、仲良しの公任にも左大臣を下りろと言われ、そして3人の我が娘たちに父上の道具だとすごい反発され、そしてあの宴にのぞんだ。本当にまひろとの約束を果たそうと真面目に思ってやってきたけど何も成せていないし、むなしいなと思いながら、今夜ぐらいはよい夜だと思いたいなくらいの気持ちで詠んだというのが我々の解釈。」とコメントした。続いては、まひろが娘・賢子のことを道長に告げるシーン。「物語を書き上げて、彰子もすっかり立派な太皇太后になってしまって自分を必要としていないしもう行きどころがない。イライラしている。その気持ちを道長に当たったっていうような感じで書いていた。まひろはあそこで言うんだ言ってやろう!と思って言ったと思う。」とコメントした。その後、須磨の海岸を走った場面は「都という鳥かごから出てぱーって走ったっていうふうに受け取った方も大勢いらしたと思うけど、私はもっとやり切れない気持ちでやってられないなっていう気持ちで走ったと思う。」と解説した。撮影終了後、F4と呼ばれた貴族を演じた俳優たちからスピンオフを書いてくれと言われたというが「もう書きたくないわって言ってる。」を返したと明かした。
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注目は「揺らぐWTO 自由貿易の行方は」。WTOは自由貿易のルールの土台となっている国際機関。制限・関税をできる限り抑え、自由にものやサービスをやり取りするというもの。WTOは約30年前に設立され、現在は166の国・地域が加盟している。ただ、5年前から重要な”ある機能”が働かなくなった。WTOは貿易の揉め事を解決する仕組みがあるが、1審・2審があり2審の上級審が開けない状況となっている。発端はアメリカで理由の1つは米中対立。アメリカは中国の国有企業が自由貿易の競争を非公正にしているのでは?との趣旨で提訴したが、最終的に中国側の主張が認められ、アメリカが反発した。2審は裁判官にあたる委員が加盟する国・地域全体の合意を得た上で選出されるが、アメリカが選出を拒否したことで委員が立たなくなり、事実上2審が機能していない状態。WTOだけで解決に持ち込むのは難しい。メキシコやカナダが関税を引き上げたアメリカを訴え、1審でメキシコやカナダが勝った場合、アメリカがあえて2審に上訴することで2審は開かれないため、結局宙ぶらりん状態となる。これを「空上訴」と言い、アメリカも実際に使用したことがある手段。2審に上訴せず1審だけで解決した事例もあり、2審の空白が続くのはよくないため、2020年に従来の上級審に代わる暫定的な上級審を一部の国・地域で立ち上げ、そこで解決した事例もある。複数の日本政府関係者は希望的な意味も込め、「トランプが就任したとしてもアメリカはWTOを脱退する可能性は低いのでは?」という見方を示していた。理由は、アメリカも世界各国に輸出しているのでその関税を上げられたくないという思惑があるのではないかと指摘されている。WTOで機能している仕組みなどもあるため、これからそれらを活用し、自由貿易の維持・発展にどのようにつなげるのかが今後注目される。
2004年、インドネシアのスマトラ島沖で発生した巨大地震により、東南アジア~アフリカまでの広い範囲に津波が押し寄せ、22万人以上もの死者・行方不明者が出た。タイではインドネシア・スリランカ・インドに次ぎ8,000人以上が犠牲となり、そのうち約4割が外国人だった。日本人も28人が亡くなり、いまも1人が行方不明となっている。「インド洋大津波」から20年、現地からの報告をお伝えする。
タイ南部・パンガー県から中継。「インド洋大津波」から20年のきょう、追悼式が行われた。朝から慰霊碑のある「津波メモリアルパーク」には、海外から来た遺族など多くの人が訪れ、涙を流すなどして大切な人を偲んでいた。パンガー県はタイでも津波の被害が最も大きかった場所で5,800人以上が犠牲となった。金記者の後ろにある「ナムケン村 津波博物館」は、津波の被害や教訓を次の世代にも引き継ごうと政府主導で2年前にオープンした。また、すぐ近くに展示されている船は20年前に津波で押し流されたもの。タイ南部は世界でも有数のビーチリゾートで、ここから車で2時間ほどのところには日本人にも人気のリゾート地・プーケットがある。プーケットでも日本人を含む外国人観光客など900人近くが犠牲になるなど大きな被害が出た。津波から20年が経ち、観光客が戻ってきた一方で記憶が薄れつつある。現地の様子を取材した。
タイ有数のリゾート地・プーケット。ビーチや街は多くの観光客で賑わっている。津波後、当局は被災地に避難場所を示す標識や防災サイレンなどを新たに設置し、防災対策を進めてきた。しかし標識を気に留める観光客はほとんどいない。地元の人からは不安の声があがっている。金さんは「地元の方々は忘れていないが、観光客はその場所に楽しみに来ているので、『楽しみに来ているので津波のことは考えていない』と観光客も話しているし、地元の人も『多分そうだろう』と話していました」と話した。「津波博物館」の内部を紹介。館内では津波後に見つかったものなど250点あまりが展示されている。館内には津波のメカニズムを学ぶコーナーもある。また、タイ語と英語で「津波が来た時にどのように助かったのか」ということを共有する展示物も。津波の教訓を引き継ぎたいと「私は泳げなかった。でも私が生き残れたのは屋根に登って冷静でいられたから」という言葉を残した男性を取材した。
マナッサク・ユアンケオさんに話を聞いた。津波は家の中まで入ってきたが、屋根裏に上がりなんとか一命を取り留めることができたという。しかし近くに住んでいた2人の姉や、自分の子供のようにかわいがっていた甥・姪は津波に飲み込まれて亡くなった。宿泊施設を経営する傍らマナッサクさんは観光客を「津波博物館」に案内するなど「あの日何が起きたのか」「どうすれば津波から命を守れるのか」など、自分の考えを伝えている。博物館の屋上は津波避難所にもなっており、マナッサクさんは「もし津波が来たら一刻も早く高い場所に逃げることが大切」と話す。マナッサクさんは「できるだけ多くの人に経験を伝えることが自分の務め」と考えている。金さんは博物館の屋上に来ている。博物館は海から約600メートル離れた場所にあり、周囲には住宅が点在しているが、津波発生時はこのあたりまで津波が押し寄せ、村全体の9割の住宅がなくなったとされている。博物館の担当者は「ここに展示されているものを見て気持ちが落ち込むことがあるかもしれません。ただ、自然災害はいつ・どこで起きてもおかしくないものだということをここで学び、忘れないでほしい」と話す。
「cool Japan」のコメンテーターをはじめ作家・博物学者・妖怪評論家などなどあらゆる分野で活躍する荒俣宏さん。東京で育った荒俣さんは「高校生の時、なぜか沖縄や奄美大島に関心があって、というのは生物が好きだった。特に黒潮の生物が珊瑚をはじめとして。そのころは本州にはなかなか。ぜひ行きたいと思っていた。でもまだ子どもでどうやって行っていいか分からず。しかしあるときいきなり本土中が島唄ブームになった。紅白歌合戦で島唄のための回のようなものを開いてくれた。」などと話した。
NHKに残る最も古い紅白歌合戦の映像が流れた。荒俣さんは「この年修学旅行に行ったんですけど、バスでみんなが歌うのは「高校三年生」と「お座敷小唄」ばかりだった。」などと話した。視聴率は81.4%だった。この年の6月、奄美大島にテレビ回線が開通した。映像を見終わった荒俣さんは「やっぱり素晴らしいですね。皆さんよくご存知のとおり沖縄戦をはじめとしてあの辺実はひどい目に合ってるんで、同じ日本人として忘れちゃいけない歴史をもってるんだけども、唯一心の支えだったのは歌と踊り。まさか4曲もやると思わなかった。それで奄美に行きたくなって、大学を出たとたんに毎年行っていた。私はこのうたで奄美大島に関心を持って、研究するようになったきっかけなんだから。」などと話した。
北海道・小樽市からの中継。たくさんの海産物が並んでいる市場にやってきた。きょうのミッションは「北海道らしい“おせち料理3品”を探せ!」。ここから車で10分ほど離れた小樽運河でリサーチしたところ海産物が多かったということで「南樽市場」にやってきた。観光地からは離れているが、市民からは近い市場として人気。海鮮のほかにも野菜やお肉、干物なども販売している。市場の人に「氷頭」をいただき「コリコリ。おいしい。お酒がすすみますね。」などとコメントした。
「元気だけが取り柄の私だが、年末最後のこの1週間、インフルエンザで休んでしまっていることが心残り、残念、無念。年明け保育園の子どもたちの笑顔とパワーを今から楽しみにしている。」などのメールを紹介した。