- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉 黒田菜月 田中美都
オープニング映像
ことし1月に羽田空港で起きた航空機の衝突事故について、国の運輸安全委員会がきょう、調査の途中経過を公表した。管制官の指示に対する海上保安庁の航空機の機長の認識など3つの要因が重なって事故が起きたと考えられるとしている。運輸安全委員会が要因の1つと指摘しているのは海保機が管制官から滑走路への進入許可が出ていないにもかかわらず、許可を得たと認識したこと。管制側では誤侵入の通知が出ていたにも関わらず、担当の管制官は問い合わせに気づかなかった。また、日本航空機も海保機の認識をできていなかった。事故を受けて管制の注意喚起システムに音で異常を知らせる機能を追加するなどの対策を取っていく方針。
日銀はことし、およそ17年ぶりに利上げに踏み切った。きょう午後、経団連の会合で講演した日銀・植田総裁は来年の日本経済の見通しについて「好循環が一段と強まり、賃金上昇を伴う形で2%の持続的、安定的な物価上昇の姿にさらに近づくと予想」。特に米国のトランプ次期大統領の政策の影響のほか、来年の春闘に向けた賃上げの動きを見極める考えを重ねて示した。
植田総裁は米国次期政権の経済政策を巡る不確実性は大きいと警戒する様子を見せている。植田総裁は判断までもうワンノッチほしいとも言及しているが、このワンノッチとは格付け会社の評価を上下させる意味合いがある。今後の日銀金融政策決定会合の日程を見てみると、1月・3月と、4~5月にかけての3度となっているが、日銀が利上げをしない場合は円安も進むことが予想される。輸入物価が上がることとなる。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡り、安全保障上のリスクに関する審査を進めてきた米国政府の対米外国投資委員会は、全会一致には至らず、買収を認めるかどうかの判断はバイデン大統領に委ねられた。日本製鉄・今井社長は安保上の懸念にさまざまな対応策を約束してきていると言及し、改めて買収の実現に自信を示した。バイデン大統領は委員会の報告を受けてから15日以内に判断を公表することになっている。
政治改革を巡り、公明党と国民民主党が提出した政治資金をチェックする第三者機関を国会に設置する法律はきのう成立した。これを受けて公明党・西田幹事長と国民民主党・古川代表代行は、きょう午後、国会内で会談し、今後の対応を協議した。第三者機関の設置時期や権限、体制といった具体的な制度設計について年明けに両党で作業チームを設けて検討を進めていくことを確認した。両党は具体的な制度設計を新たな法案に盛り込むことにしていて、まずは骨子をまとめたうえで、各党の意見も聞き、通常国会での法整備を目指すことにしている。
国連の活動を支えるため、加盟国が負担する分担金について来年から3年間の新たな比率を定めた決議が国連総会で採択され、日本は3番目に多い6.9%を負担することになった。2位の中国は比率を大きく引き上げ、1位の米国に迫り、今後、影響力をより強めるものとみられる。分担金の比率は各国の総意として、無投票で承認されるのが通例だったが、今回はロシアが異議を唱えたため、採決が行われた。
全国の天気予報を伝えた。
- キーワード
- クリスマス
宮崎市田野町の大根櫓の写真を紹介した。たくあんに使う大根を約2万5000本干している。夜になると、カラフルにライトアップされ、観光名所にもなっているという。ライトアップは来月16日まで行われている。
神奈川県座間市の青パト「ざまパト」は、20代の男性が中心になってボランティアで行っている。発起人の守屋さんは、地元の中国料理店の息子で、ボランティアのメンバーは店の常連だという。看護学生の人は、パトロール中に高齢者の踏切内での転倒事故に遭遇し、救急車への引き継ぎなどを行ったという。当番制でパトロールしていて、守屋さんは、地図アプリで危ない場所などをメンバーに共有している。守屋さんは、メンバーの生活を第一に末永く活動を続けていきたいなどと話した。
岩手県奥州市にある胆沢図書館で話題になっているのが、大谷翔平の学生時代から今季までの歩みをまとめた年表だ。長さは43mにおよぶ。すべて読むのに約4時間かかるという。作ったのは、司書の渡辺さん。図書館にある書籍や新聞のほか、ネットニュースで情報を集め、文字を手打ちして作った。渡辺さんが選ぶ大谷の今季注目ワードは、「「40-40」達成」「デコピン始球式」だという。渡辺さんは、今後も更新し続けたいとしている。
大谷翔平の年表について、加藤は、ネットや口コミで広がり、現在は全国から問い合わせがある、最近だと結婚30年の記念に訪れた夫婦もいて、ちょっとした縁起物になっているかもしれないなどと話した。あすは、大谷翔平が小学校に寄贈したグローブを大切に使っている子どもたちの様子を紹介する。
ことし3月、世界的漫画家・鳥山明さんが亡くなった。残された鳥山さんの貴重な映像でその足跡を振り返るとともに鳥山さんをよく知る人たちを取材、鳥山さんが漫画にのせた思いを探る。様々な発想で作品を生み出してきた鳥山さんはメディアの前ではあまり多くを語らなかった。
1984年、NHKの番組「マンガは我らのメッセージ」に出演した鳥山明さん。1980年に連載を開始した作品「Dr.スランプ」は発行部数3000万部に上る大ヒットを記録した。大きな眼鏡がトレードマークの少女型アンドロイドのアラレちゃんも大人気、社会現象にもなった。ドラゴンボールなどの編集を務めた鳥嶋和彦さんは思い出のラジオ曲で取材に応じた。デビュー前から才能を見出し二人三脚で作品を作った鳥嶋さんはキャラクターとしても登場していた。鳥山さんの意外な一面として「特徴として漫画が好きで描き始めたのではなく生活費を稼ぐために描き始めたので漫画のことをよく知らず知ろうともしない。好きな言葉が「楽」だった」「好奇心があってイタズラ好きで負けず嫌いで頑固、子どもがそのまま大人になって漫画家になったのでオモシロイと思ったらすぐやる。そうやったら楽しませられるかをいつも考えていた」などと話した。出身地の愛知県には町のあちこちに作品が残されている。ことし1月には生まれ育った清須市のため市制20周年を記念するイラストを描いた。漫画編集者・鳥嶋和彦さんに話を聞く。名古屋市千種区にある東山動植物園でもコアラの愛護活動を盛り上げるため、シンボルマークを描いた。清須市の図書館には鳥山が残した6作品134冊が所蔵されている。素顔を知る名古屋市でレストランを営む永田達義さんは鳥山さんが訪れたのをきっかけに40年前交流が始まった。店内には直筆のイラストが飾られていた。共通の趣味のプラモデルがありお互い作品を出品、連載を抱えながらも製作するなど遊ぶことに一生懸命だったという。コンテストでは佳作だったため悔しがり3年がかりで金賞を獲得した。鳥嶋さんは「小さいころにディズニーのアニメをみたり手塚治虫の漫画をみたりして楽しんでいたからじゃないか、その楽しさが残っていて自分が描くことで同じ楽しさを子どもたちに伝えたいと思っていた」などと話し「アラレは遊ぶ 悟空も戦闘を楽しむ、2人からは否定的なコメントはでてこない。肯定的に人生を楽しんでいつもおもしろいないかなと前を向いて行動している。ストレートにキャラクターを通じて出しているから子どもに伝わり励ますことができると思う」とした。漫画でメッセージや説教をしたくないので見ている間は元気になって見終わったらおもしろかったで忘れてくれるのが娯楽だと話していたなどと語った。
鳥山明さんについて話を聞かせてくれた鳥嶋さんは作品の中にも度々登場しているが編集者として登場する際は「ボツ」のセリフしかなかったという。Dr.マシリトは鳥嶋を反対から読んだとのこと。Nらじで京都精華大学のマンガ学部の吉村和真教授に行跡について聞き漫画は基本的には描かなくても描いてあるように感じさせる省略することが文化の1つだが鳥山さんはアラレちゃんでも持っているものなどをすごく細かく描いていて、徹底して描くことで世界観が生まれていた、鳥山さんの作品は漫画、アニメ、コンピューターゲームなど繋がっていく影響を与えていたと話したということ。
現在NHKでは西田敏行さんや大山のぶ代さんなど今年亡くなった方の記事や動画を特設サイトで紹介している。画面上のコードから見ることができる。
静岡・富士市から中継。岳南電車では定期的に工場夜景を楽しむイベント電車を運行しているとのこと。夜景電車は鉄道ファンではない人も多く訪れるという。来月は夜景電車を3回実施するとのこと。
出演者がエンディングの挨拶を行った。
関東甲信越の気象情報を伝えた。