- 出演者
- 辻浩平 藤重博貴 酒井美帆
バンコクからの中継でアジア総局の加藤ニールが解説。タイの養殖業の研究を日本が支援する取り組みは40年近い歴史がある。水産資源をめぐる環境変化に直面する今、重要性は高まっている。例えば、日本を含め各国では温暖化によって漁獲量の減少も報告されている。一方で、世界的には人口が増加していて水産物の需要が高まっている。こうした中で、生態系にも配慮した新たな養殖技術の開発への期待は大きくなっている。タイではアジアスズキ以外の水産物でも日本の大学による研究が進められていて、既に実用化に向けた成果も出始めている。日本にとっては安定的な食料の確保、タイにとっても、より利益が見込める養殖業への転換が期待されている。タイでの取り組みは日本と生産国との協力のモデルケースともなりそう。
アリヤ・スームロさんはパキスタンの女子プロボクシング選手として初めて国際試合で勝利し、注目されている。パキスタンでは女性がスポーツをすること自体を否定的に捉える人が多いとされていて、スームロさんが闘う相手はリングの上だけではない。社会の根強い偏見にも立ち向かうスームロさんの挑戦を追った。
女子ボクシング「WBAアジア・ミニマム級」の試合が今年5月にタイで行われた。スームロさんは身長で上回る相手を素早い動きで圧倒。鋭い左ストレートから連打を浴びせ、見事1ラウンドでKO勝ちをおさめた。スームロさんはパキスタン最大の都市カラチの、リアリ地区と呼ばれるスラム街で生まれ育った。曽祖父がボクサーだった。幼い頃からボクシングに興味を持ち、6歳の頃から練習を始めた。ボクシングへの情熱が冷めることはなかったが、社会に残る根強い偏見が壁になった。“女性が肌を見せて殴り合うなんて”と周囲から強い批判にさらされた。母親のジーナさんでさえ初めは強く反対。ジーナさんは「誰も受け入れないよ」と娘に言ったと話した。スームロさんは反対されればされるほど、その壁を打ち破りたいという思いが強くなり、練習に励み続けた。アマチュア選手として国内で勝利を重ね、ことし初め、プロのライセンスを取得。5月の国際試合への挑戦権を手にした。パキスタンの選手は通常、身元保証のためのスポンサーを確保しなければ渡航先の国からビザを受け取ることができない。そこで、スームロさんは1人で企業を1件1件回ったが、女子ボクサーというだけで門前払いになることがほとんど。SNSを使って企業に呼びかけを続け、なんとか支援してくれる地元の漁業団体を見つけることができた。
国際試合で勝利し注目されるようになった今も、スームロさんはさらなる高みを目指して練習を続けている。コーチは「スピードの向上に取り組んでいる」などとコメント。その活躍に刺激され、地元のボクシングジムには新たに女性の練習生が加わった。サルワ・バロチさんはスームロさんの姿を見てボクシングを始め、アドバイスを受けている。週に6日、ジムに通う。将来はスームロさんのようにプロボクサーとして活躍することが目標。バロチさんは「彼女のあとに続きたいと思った」などとコメント。女性に対する偏見と闘ってきたスームロさんは性別に関係なく誰もが自分の夢に向かって挑戦できる社会にしたいと願っている。「女性を壁の中に閉じ込めないでほしい」などとコメント。スームロさんの活躍が大きく報じられる一方で、スームロさんと家族に対する嫌がらせ、脅迫は今も続いていて、警察が捜査を行っている。それでもスームロさんは今月6日にはインドの選手との試合に臨むなど、プロボクサーとして挑戦を続けることにしている。
北朝鮮のメディアは、キム・ジョンウン総書記が次世代のICBMだとする「火星20型」に搭載される予定のエンジンについて報告を受けたと伝えた。北朝鮮国営の朝鮮中央通信が“キム・ジョンウン総書記がきのう、ミサイル総局傘下の研究所を訪れ、大出力の固体燃料式のエンジンについて報告を受けた”と伝えた。エンジンは新型のICBMだとする「火星19型」の系列のミサイルと、次世代の「火星20型」に搭載される計画だとしている。北朝鮮が「火星20型」に言及するのは初めてで、開発を示唆したとみられる。キム総書記は、エンジンについて“戦略ミサイルの強化と能力拡大に大きな変革をもたらす”として評価。
ロシアとの停戦後にウクライナの安全をどのように保証するか、有志連合の首脳らが話し合う会合が今月4日に開かれる。フランス大統領府によると、停戦後のウクライナの安全を保証するため、部隊を派遣するなどの支援を検討する有志連合の首脳会合を4日、パリで開催。会合にはゼレンスキー大統領も参加し、先月、トランプ大統領などとの間で行われた会合以降の動きやロシア側の対応について協議する。ゼレンスキー大統領は先月29日、安全の保証の主な項目として、資金面を含めた軍の強化、NATOとの協力、それにロシアへの制裁の3つをあげ、ヨーロッパ各国などと首脳レベルで協議したいという考えを示している。マクロン大統領は1日、SNSで、“NATOのルッテ事務総長と会談したこと”を明らかにした上で、NATOとも連携しながらウクライナに対する強固な安全の保証を確保するため取り組んでいく考えを改めて強調。
パレスチナのガザ地区に人道支援物資を届けるためなどとして、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんなど各国の活動家たちが1日、悪天候による延期を経てスペインの港を出発した。“ガザ地区の封鎖とジェノサイドを終わらせる”として出発。一行は前日に港を出発したが、悪天候のため引き返していた。グレタさんらは、ことし6月にもガザ地区に船で向かったものの、イスラエルに阻止されたうえで国外退去になっていて、イスラエルは今回も阻止するものとみられる。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が、あす、中国の北京で行われる軍事パレードに出席するねらいについて、韓国の情報機関は、中国との関係を回復させて経済的な支援を引き出すとともに、ロシアに重点を置いた外交方針を修正するねらいがあるとの見方を示した。
50代の方から「ロシアの報道官は顔写真で電話越しの音声でしか報道されないのはどうしてですか」と質問。確かにペスコフ報道官は写真に音声、字幕をつけて伝えた。元々は対面だったが、コロナのときリモートの電話会議システムになり、その名残り。辻浩平キャスターはリモートでのインタビューはすごくやりづらい面もあると話した。カメラが回り始める前の雑談に多くの情報が詰まっているので、それがなくなるとやりづらいという。
抗日戦争勝利80年、中国軍事パレードのねらいは。
エンディングの挨拶。
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