2024年9月7日放送 17:30 - 18:50 TBS

報道特集
「自民党総裁選と選択的夫婦別姓」

出演者
村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽 
(特集)
知的障害の画家 成長の軌跡

パラアーティスト・木下晃希さんの誕生日。一家の次男として生まれた晃希さんは、2歳年上の兄とも仲良し。おとなしくて手のかからない赤ちゃんだった。母親は「1歳超えたくらいから普通の子じゃない。遊び方が全然人と違う。呼んでも振り向かない」と語った。晃希さんと家族にとって大きな転機になったのは療育。障害のある子供の発達を支援する教室に通い始めたこと。遊びの中に学びが取り入れられている。関西学院子どもセンターの中村志津子さんは、ターザンロープの説明をする。初めて来たのは、2歳のとき。母親は今とずいぶん様子が違ったという。関西学院子どもセンターの富井あゆみさんは「ずっと携帯電話を触っていた」「障がいを晃希くんが持っていることを理解する 受け入れることが難しかったのかな」などと語った。母親は「私も親として育ててもらった」と語った。一人遊びが多く、人にもおもちゃにもなかなか興味を示さなかった晃希さん。療育のクラスが気に入ったようで毎日張り切って通うようになった。母親にとって大きかったのは同じ悩みを持つお母さんたちとの出会いだった。晃希さんの1年先輩の井上玲奈さんは重度の知的障害がある。母親同士も子供同士も大変な時期を共に過ごし、泣いたり笑ったりしながら成長した。

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パラアート知的障害西宮市(兵庫)関西学院大学 西宮聖和キャンパス関西学院子どもセンター

パラアーティスト・木下晃希さんが3,4歳の頃に初めて描いたキリンを紹介。絵を描くときはものすごい集中力だった。いつでも絵が描けるように静かにじっとしていられるように、どこへ行くにもノートとペンが必需品になった。小学2年生から絵画教室に通い、6年生のときに描いた絵「こうもり」で初めてコンクールで入賞。普通の紙はもったいないので段ボールに大好きな恐竜や動物たちの絵を描き続けた。高校1年生のときキリンの親子を描いた作品で大きな賞「キラキラっとアートコンクール優秀賞(2017年)」をもらった。

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こうもり第16回キラキラっとアートコンクール
人気集める 障害者のアート

パラアーティスト・木下晃希さんは週末に絵画教室で作品を制作。先生と家族が色見本のカードを作ってくれた。この中から塗りたい色を選びカードに書かれた番号の絵の具を混ぜて作る。父親は、晃希さんの助手。邪魔をしないように気をつけながら絶妙のサポート。晃希さんの絵の一番の特徴について、画家・森澤達夫さんは「細かいところに距離感がある」「距離感を着実に掴む」などと語った。作品「キノボリカンガルー」は1時間半で描きあげた。晃希さんの部屋は、動物と恐竜の図鑑でいっぱい。毎月必ず訪れるのが動物園。生き物を描くインスピレーションの源。晃希さんの作品が企業の目に留まった。米国のシューズブランド・KEENが、晃希さんの絵をデザインした商品を発売。商品を見に、KEEN GARAGE OSAKAにやってきた。晃希さんにはきちんとライセンス料が支払われる。

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Galleria ArcoKEENKEEN GARAGE OSAKAYOGUI ARTSエコバッグキノボリカンガルー中央区(兵庫)神戸どうぶつ王国西宮市(兵庫)

パラアーティスト・木下晃希さんの初めての個展が開かれる。お気に入りの恐竜の本をお供に東京へ。個展の会場は百貨店のギャラリー。この個展は、晃希さんの作品「クジラと仲間たち」が障がい者の芸術祭・アートパラ深川でこの百貨店の賞に選ばれたことがきっかけで実現。東京に引っ越した知人たちも会場に来てくれた。30点の作品は、5日目で完売となった。こんなに早く売れてしまうのも珍しい。大丸松坂屋百貨店アート担当・小口貴志さんは「うまく見せようとか、人にほめてもらおうとか、そういう邪心がない。それは才能がなせる業だと思う」と語った。個展が大成功に終わっても淡々と絵を描き続ける。作品が売れるとか評価されるとか、そんなことには関心がない。この日、選んだのはお気に入りのミナミアフリカオットセイ。父親と晃希さんの大切な時間。絵は晃希さんの言葉でありコミュニケーション。父親の木下賢二さんは、体だけ大人になって中身がこのままだったら色々大変だと想像してたが別に普通等と話していた。家族に支えられて、絵を描いてきた。パラアーティスト・木下晃希、今日も大好きな生き物たちを描き続ける。

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アートパラ深川おしゃべりな芸術祭クジラと仲間たちミナミアフリカオットセイ大丸松坂屋百貨店東京都松坂屋 上野店
生き物を描く パラアーティストの魅力

取材したMBS・亘佐和子記者がスタジオで「展覧会のチラシを見てパラアーティスト・木下晃希さんの描く動物たちの表情にとっても引き込まれて取材を始めた。1年間の取材の間に初めての個展で絵が完売になったり、晃希さんの絵をデザインした商品が出たり、海外でも作品が展示されたり快進撃だったが、晃希さんのすごいところはどんなに評価されても慢心することもない、受けを狙うこともない。もっと売れる絵を描こうとかそういうのもない。ひたすら自由に好きな絵を描き続けること。それが結果的に人の心を動かす作品になる。晃希さんの作品を中心にいろんな人の輪が広がっていくのがとても興味深く、とにかく不思議で魅力の尽きないアーティスト」などと説明した。

(ニュース)
過去最大規模「チャイナフェス」開幕

日本から中国を訪れる人の数がコロナ前の水準にまで回復しない中、中国の文化を紹介するイベント「チャイナフェスティバル」が代々木公園で今日から始まった。過去最大規模となった今回のイベント。会場には中国の地方料理や紹興酒を振る舞う店などが軒を連ねた。今年は初めてビザ申請の受付ブースが設置され平日に申請しにくい会社員などが多く訪れた。日本人向けの短期滞在ビザの免除の措置はコロナ禍で停止されて以降、再開されておらず、日本政府は中国に再開を求めているが依然、見通しは立っていない。中国・呉江浩駐日大使は開会式で「両国関係の改善と発展に向けた民意の基盤を強固なものにしていきたい」などと述べ、日中関係の更なる発展を訴えた。

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チャイナフェスティバル2024代々木公園呉江浩
(スポーツニュース)
大谷翔平45HR&45盗塁達成

ガーディアンズ3−1ドジャース。今シーズン44本のホームランを打っているドジャース・大谷翔平は、第3打席でメジャー史上初となるシーズン45ホームラン、45盗塁の快挙を達成する。残り21試合、前人未到の50ホームラン、50盗塁「50−50」達成なるか目が離せない。

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クリーブランド・ガーディアンズロサンゼルス・ドジャース大谷翔平
混戦セ・リーグ V争いは…

マツダスタジアムで行われた広島×中日の試合、広島の九里亜蓮が好投を見せ、秋山翔吾がタイムリーを放つなどし、2-1で広島が勝利した。

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パリ五輪(金)岡 慎之助凱旋試合

パリ五輪体操3冠・岡慎之助が、帰国後初めての大会に挑んだ。佐賀・SAGAアリーナで行われた国民スポーツ大会に岡山県代表として出場。パリで銅メダルを獲得した平行棒で着地をピタリ。調整は万全ではなかったが、五輪チャンピオンとして堂々とした演技を見せた。約4ヶ月ぶりの実戦復帰となった宮田笙子は時折涙を浮かべる画面もあり、すべての演技をこなすことは出来なかったが、団体優勝に貢献した。

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SAGAアリーナパリオリンピック佐賀県宮田笙子岡慎之助第78回国民スポーツ大会
(エンディング)
報道特集

報道特集の来週の予告。

エンディング

エンディング映像。

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