- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽
今は4人しかいない山師。かつての山師の姿を次の世代に伝えたいと考えていた實さんの意思を、本田竜二さんは引き継いだ。今は切り株やすでに倒れた屋久杉を切り出している。大木となればチェーンソーでも中々きれず使い方にも技がいる。切り方を間違えると木の重みでチェーンソーが挟まれ抜けなくなる。屋久杉は実の中心が腐り、空洞になっていることがある。空洞に刃が入ると音の響きが変わるという。この日は一番弟子の山師、松元文明さんと森に入った。上ること1時間。カメラが初めてその木を記録した。林野庁のリストでは3番目に相当する巨木だった。
屋久島の山に降る雨の量は、年間約1万mm。日本の平均の6倍の雨。細く長い屋久島の登山道の外には雨によって育まれた植物が生きる世界が広がっている。森の奥に入ると木々が行く手を阻む。また巨木が表れた。竜二さんによると樹齢2000年を優に超えるという。屋久島で2番目の巨木に匹敵する大きさ。多くの屋久杉をみてきた本田實さんは「普通の大きい木 一本立ちの木は何も感じないけど2本同じところに立って上の方で絡み合っている木がある そんな木だけは(切るのは)は嫌だった」「神が宿る木という言い伝えがある」と語っていた。山師の間でこの話は密かに語り継がれてきた。竜二さんと共に再び森に入った。
山師の間で語り継がれる神秘の木があるという。山は激しい雨となった。1時間ほど登ったところでテレビカメラが初めて撮影した巨木。太さは縄文杉を遥かに上回っていた。これは過去に伐採された屋久杉の上に新たな屋久杉が育って重なった二代杉と呼ばれる杉。元の切り株や樹齢3000年ほど。その上に樹齢2000年の屋久杉がたっていた。幹には大きな空洞があった。かつて、日本の経済成長を支えた山師たち。受け継がれていく思いがある。本田竜二さんは、山に仕える方の山仕だと思う、自分たちも言っていた、親父も山に仕える山仕だと言っていたと語っていた。島を覆う広大な森。山師たちは伐採の一方で巨木を残した。
屋久島を取材した山下浩一郎は、元々は世界遺産の屋久島の雄大な自然を撮るために山に入ったが、その中で山師と出会った、ほとんど知られていない彼らの仕事の現場を記録しようと思ったという。屋久島の森は昔から人の手が入ってきた森、大伐採の時代は人と森がせめぎ合った場所でもある、しかし数十年の時を経て森は再生しようとしている、などと語っていた。
中国で行われたバレーボールネーションズリーグ 男子 予選ラウンド 日本×セルビアの試合、日本は剛腕サウスポーの宮浦健人が輝きを放った。連続でブロックを成功させ、極め付きはバナナサーブを決め、チームを勝利に導いた。
柔道 世界選手権 男子60キロ級決勝 パラディエピカール(フランス)×永山竜樹の試合、永山竜樹は、まずは袖釣込腰で技アリをとり、残り30秒で技アリを奪いあわせ技で一本。悲願の初優勝を果たした。
来週の報道特集の番組宣伝。
エンディングの挨拶。