山師の間で語り継がれる神秘の木があるという。山は激しい雨となった。1時間ほど登ったところでテレビカメラが初めて撮影した巨木。太さは縄文杉を遥かに上回っていた。これは過去に伐採された屋久杉の上に新たな屋久杉が育って重なった二代杉と呼ばれる杉。元の切り株や樹齢3000年ほど。その上に樹齢2000年の屋久杉がたっていた。幹には大きな空洞があった。かつて、日本の経済成長を支えた山師たち。受け継がれていく思いがある。本田竜二さんは、山に仕える方の山仕だと思う、自分たちも言っていた、親父も山に仕える山仕だと言っていたと語っていた。島を覆う広大な森。山師たちは伐採の一方で巨木を残した。