- 出演者
- 八木麻紗子 堂真理子 松尾由美子 佐々木亮太 デーブ・スペクター 中野信子 水越祐一 仁科健吾 駒見直音 浦林凜 満島真之介
先月24日、東京・江戸川区の一之江境川親水公園で「銅像がなくなっている」と通報があった。江戸川区によると、公園内にあった銅像2体が盗まれた。約30年前に区内の中学校の美術部から寄贈されたもの。他にも区内では公園の蛇口15個、室外機2台の盗難被害が相次いでいて、警視庁は関連を視野に捜査を進めている。
52歳の男は去年5月に東京・新宿区のタワーマンションの敷地内で当時25歳の女性を殺害した罪などに問われている。きょう、東京地裁で開かれた初公判で被告は起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で「マンションで待ち伏せ、果物ナイフで複数回刺した」と述べた。弁護側は「車とバイクを売却し1600万円を渡した」「絶望の反動が被害者に向かった」と主張した。
67人が亡くなった熊本豪雨から5年。被災地では追悼の祈りが捧げられた。熊本・球磨村では豪雨う被害で最も多い25人が犠牲となった。神照寺では午前10時から法要があり、集まった住民が犠牲者を悼んだ。熊本豪雨では県内の7市町村で関連死を含め67人が死亡し、今も2人の行方が分かっていない。また、先月末現在で27世帯49人が仮設住宅など仮の住まいでの生活を続けている。
経済情報を伝えた。
世界最高峰のミステリー文学賞と言われるイギリスの「ダガー賞」の翻訳部門に、王谷晶さんの「ババヤガの夜」が選ばれた。王谷晶さんは「完全に混乱していてモンティ・パイソンのスケッチに出ている感覚です」と述べた。ダガー賞はイギリス推理作家協会がすぐれた犯罪小説やミステリー小説に贈る賞で、日本の作品の受賞は今回が初めて。今回受賞した「ババヤガの夜」は暴力を趣味とする女性が腕を買われ、暴力団会長の娘の護衛役を務める物語。
30歳の男は先月、仲間と共謀し、東京・新宿区のマンションの部屋の浴室に35歳男性の遺体を遺棄した疑いが持たれている。司法解剖の結果、男性の死因は鈍器のようなもので殴られるなどした頭部外傷の疑いであることが分かった。また、脱衣所には外側からテープで目張りされていた。この部屋には別の男の出入りも確認されていて、警視庁が男の行方を追っている。
先月、東京・多摩市で感想大麻約70g(35万円相当)を営利目的で所持した疑いで専修大学4年生で元柔道部員の男が逮捕された。警視庁によると、容疑者の車の中からは個人使用量ではない大麻を確認していて、密売人の可能性も視野に捜査している。警視庁は認否を明らかにしていない。警視庁は先ほどから容疑者が住んでいた川崎市の学生寮を家宅捜索している。
タイの憲法裁判所は1日、ペートンタン首相に対する失職請求を受理し、首相職務の一時停止を命じた。事の発端はタイと隣国カンボジアの国境紛争。5月末、国境地帯で軍事衝突が発生し、両国関係が緊迫。事態収拾のため、ペートンタン首相はカンボジアのフン・セン前首相と電話会談を行ったが、その音声データが流出した。ペートンタン首相の「タイ軍の司令官は私の敵だから」という会話内容にタイ国民が反発。さらに、憲法裁判所は首相の職務の倫理規定に反すると認めた。
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5月、タイ軍とカンボジア軍との間で軍事衝突が発生して以降、両国の国境が閉鎖される事態になっている。先月26日、タイのペートンタン首相が国境地帯を視察した。同日、国境を挟んだ反対側でカンボジアのフン・セン前首相が視察を行っていた。この10日ほど前に2人は電話をしており、私的な会話の音声データが流出した。ペートンタン首相はフン・セン氏を「おじさん」と親しげに呼び、「タイ軍の司令官は私の敵」と自国の軍司令官を批判した。ペートンタン首相の父・タクシン元首相はフン・セン前首相と親交が深く、互いに義兄弟と呼び合う間柄だった。電話ではフン・セン氏もペートンタン首相をめいっ子と呼びかけている。フン・セン氏は17分間にわたるこの音声をカンボジア側の政治家80人と共有し、その後、自身のSNS上で公開した。でも参加者は「首相が我々の国を少しも愛していないことがわかった」などと話した。ペートンタン首相の支持率も9.2%に急落。ペートンタン首相は国民に謝罪したうえで「私の意図は国を守ることにあったと改めて申し上げたい」と主張したが、タイの憲法裁判所は職務の一時停止を命じた。
タイとカンボジアの国境地帯にあり世界遺産にも登録されているプレアビヒア寺院は1950年代からの係争地。国際司法裁判所は1962年に寺院について、2013年に寺院周辺の土地についてカンボジアの主権を認めた。両国の間には今も国境が未確定な場所が他にもある。5月28日、未画定の国境地帯で両国の軍による武力衝突が発生し、カンボジア兵1人が死亡。(ロイター通信)。タイのタクシン・シナワット元首相とカンボジアのフン・セン前首相は義兄弟と呼ばれるほどの仲。タクシン氏は軍事クーデターを受けて退陣し、その後国外へ亡命。フン・セン氏は国外逃亡中のタクシン氏を経済顧問として受け入れた。タイのペートンタン首相はタクシン氏の次女で、カンボジアのフン・マネット氏はフン・セン氏の長男。今回の衝突をめぐって先月15日、ペートンタン首相はフン・セン氏と非公式通話を行い、ペートンタン首相は相手を“おじさん”と呼ぶ親しげな様子で、タイ軍の動きを批判する発言があった。先月18日、その音声データがカンボジア側から流出し、大規模な辞任要求運動に発展し、支持率は過去最低の9.2%に急落。
なぜカンボジア側から音声データが流出したのか。カンボジア王国の人口は約1700万人、GDPは約471億ドル。最大の輸出品目は衣料品で総輸出の約35%を占めていて、アメリカへの輸出が多い。中国などの投資を受け、カンボジアの工場で製造しアメリカへ輸出している。トランプ政権は中国による迂回輸出の拠点になっていることを理由に、カンボジアに追加関税49%を課すと発表。法政大学・浅見靖仁教授によると、音声データが流出した背景には地域大国タイに対する強硬姿勢により、カンボジア国内に渦巻く先行き不安を払拭したい思惑もあると指摘。法政大学教授・浅見靖仁は「フン・セン前首相側が外交儀礼を著しく外れた行為を行った。思い切った行動に移ったのはカンボジア社会が不安定になりつつあるというのがある」などと解説した。デーブ・スペクターは「ペートンタンさんが丸く収めようとした努力ではないかという気もする。またクーデターがタイで起きるのではないかとも言われている」などとコメントした。
両国の軍事衝突の後、タイ政府は先月23日からカンボジアと接する主要な国境検問所を閉鎖した。。カンボジアの首都プノンペンからタイへ抜ける物流の大動脈「南部経済回廊」での供給網の滞りから経済への影響が懸念されている。経由地には物流以外のネットワークでも重要な意味を持つ町がカンボジア・ポイペト。5月27日、ポイペトにある特殊詐欺の拠点が摘発され、「かけ子」をしていたとみられる日本人29人が拘束された。国連の報告書によると、ミャンマーやカンボジアで特殊詐欺集団の拠点がこの数年で越境しながら拡大し、タイとの国境にも多数存在している。イギリスの調査団体の報告書によると、カンボジア国内で15万人がオンライン詐欺に従事しているとみられ、年間収益は最大2兆7000億円となりカンボジアのGDPの約6割にあたると推計される。報告書にはフン・セン前首相とその一族が詐欺集団を厳重に管理していると関係を指摘している。先月、タイ政府は、国境地域の詐欺集団への対策として国境地帯一帯への電力供給・ネット通信遮断を検討。カンボジア野党元党首のサム・ランシー氏は会話音声の漏洩について「カンボジア政権の重要な不正資金源である詐欺集団への規制に脅威を感じたから」とSNSに投稿。タイの一部のメディアもタイがネットなどの遮断を検討したことがカンボジア側から音声が流出した原因の可能性があることを示唆している。浅見教授は「音声流出の大きな原因になったかというと私はそう見ていない。その後の緊張関係を高めることにはなった」などと解説した。デーブ・スペクターは「関わりがなければ、少なくとも地域が承知していなかったら、あれだけの大きい設備はあり得ない。巨額な賄賂があれば何でも通るという統治の仕方だったら止める人はいない」などとコメントした。
イギリスのロイヤルファミリーの移動に使われる王室専用列車が経費削減を理由に2027年までに引退することになった。使用頻度が激減し、去年3月からの1年間での利用はわずか2回。維持に莫大な費用がかかるということで、王室は列車の引退を決断。150年以上の歴史に幕を閉じることとなった。王室専用車両は1869年、ビクトリア女王が初めて乗車。女王はイギリス国内を訪問することが自分の役割と強く感じていた。その後もロイヤル・トレインは君主を多くの場所へ運んだ。第1次世界大戦中、ジョージ5世は宿泊施設手配の人手を惜しみ、列車内で寝泊まりしていた。第2次世界大戦中にはジョージ6世がドイツ軍の空襲による被災地を慰問するため装甲車両に改修。当時、ロイヤルファミリーの移動に関する情報は機密扱いだった。王室専用列車の存在が知られたのは戦後のこと。現在の車両はエリザベス女王在位25周年記念式典に合わせ誕生し、1980年代にはロケット弾などに耐える防弾仕様となった。王室の伝統と格式の一つである“お召列車”が引退する背景にあるのがソブリン・グラント。
イギリス王室専用列車が経費削減を理由に2027年までに引退することになった。そのカギを握るのがソブリン・グラント(王室助成金)。王室に関わる様々な経費は税金を財源として助成金で賄っている。先月発表された年次報告書によると、その額は年間8630万ポンド(約170億円)。王室が使った費用は年次報告として事細かく使い道が公開されている。詳細をオープンにするきっかけとなったのは1992年11月20日、エリザベス女王45回目の結婚記念日に起きたウィンザー城での大規模火災。礼拝堂のカーテンが古い型のランプに触れて発火。30km以上離れたバッキンガム宮殿から駆けつけた女王は光景を見て立ち尽くしていたという。ウィンザー城の修復費用は約70億円で、政府は税金で賄うと発表した。この年の9月、ポンドの為替レートが急落し、イギリスはポンド危機に見舞われていた。経済的混乱の中での政府の発表に国民からは不満の声が噴出した。火災から4日、即位40周年の式典に臨んだエリザベス女王は「税金を払います」と述べ、それまで免除されていた所得税を支払うと公言。それは王室の規模縮小と経費削減の始まりだった。女王は父や夫との思い出がたくさん詰まった大切なものまで手放すことを決意した。
エリザベス女王は1992年、それまで免除されていた所得税の支払いを公言した。その結果、40年以上にわたり世界中を航海したイギリス王室専用の船を失った。1952年、ジョージ6世の病気回復を願い、王室は造船を依頼。その2日後、ジョージ6世が逝去し女王が船の責任者となった。船上で夫・フィリップ殿下との仲睦まじい姿をたびたび見せた。実用性とエレガントさを備えた「ブリタニア号」は海外公務や外交の場などで活躍。年間で地球1周分と同じくらいの距離を航海。「ブリタニア号」も1990年代に入ると老朽化が進み、改修費など年間の経費は20億円以上。国民から厳しい目が向けられる中、女王は船を手放すことを決意。1997年、別れの日が訪れ、女王は涙を浮かべ「ブリタニア号」の最後を見守った。
毎年財務省からソブリン・グラントと呼ばれる助成金を受け取っている一方、王室は所有している土地から利益を生み出している。これらの土地はクラウン・エステートと呼ばれる王室から独立した団体が管理している。生み出された利益は全額財務省に納めている。助成金の額は2年前の利益から算出すると決められている。バッキンガム宮殿は、2016年に改修するために助成金を700億円以上追加した。古いボイラーを交換すると温室効果ガスの排出量が年間300t削減できる。
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エンディングトーク。デーブ・スペクターは、廃止されるイギリス王室の専用列車の理由は採算がとれいんと話した。
エンディング映像が流れた。