- 出演者
- 所ジョージ 渡辺裕太 武石鈴香
オープニング映像が流れた。
生き物の魅力を間近に感じられる自然園を作る。目指せ!いきものの森 第10弾。標高1100m、広さ3haの森だ。整備に向けた調査をつづけてきた。去年の秋、スペシャリストが集結した。専門家のお話はためになったという出演者。
2024年9月、NPO birthがやってきた。最大の都立公園である野山北・六道山公園を管理している。これまで久保田さんと舟木さんに協力してもらってきた。専門家が大集合。昆虫、哺乳類、野鳥、水生生物、キノコ、それぞれの担当がやってきた。1時間後に報告会をすることに。大量の羽根が落ちていた。バイカモが生えているという。東京都では絶滅の選定とされている。夏に梅のような花を咲かせる水草だ。不思議な筒状のものを発見。ニオイコベニタケがはえていた。カブトムシの匂いがする。ドクツルタケも。食べると肝臓や腎臓が破壊される。羽根はハチクマの羽根だという。スズメバチの巣を襲い幼虫を食べるという。ヒョウモンチョウの仲間がいた。ミドリヒョウモンだ。タカネトンボもいた。標高の高いところにいるトンボだ。森の中の薄暗い水辺を好む。群馬県絶滅危惧II類のモイワサナエもいた。流れのある水を好む。いきものの森では後尾している様子も見られる。トビケラの仲間もいた。筒状の生物だ。体に葉っぱを巻いている。まるでヤドカリだ。
おもしろキノコを続々発見!蜂須賀さんは30~40種類発見したという。蜂須賀さんは野生キノコの料理に魅せられ、本を出すほどのキノコ専門家。しかし、野生のキノコを食べるには要注意。蜂須賀さんが発見した3つのキノコを発表。1つ目はクロラッパタケ。ここのクロラッパタケは近くに生えているカラマツの根とくっついて共生していると考えられる。樹木とキノコが共生するとお互いに栄養素を交換し合って定着や成長を促す効果があるとされている。形が似ているキノコにウスタケがあるがウスタケは毒があるため食べられない。
2つ目はナラタケ。こちらは東北で最も人気のある食用キノコだそう。ドクササコなどはよく似たキノコだがこちらは毒があり食べられない。
3つ目はオオイチョウタケ。こちらのキノコは「竹林」「針葉樹と広葉樹が接している場所」を好む。見た目がそっくりなムレオオイチョウタケは匂いがきつく調理にコツが必要。他にも、アンズタケ、エリマキツチグリ気になるキノコが沢山みつかった。
合同調査の翌日植物が専門の舟木さんが発見したのは、ウバユリ。花が咲くのは7、8月。1本に複数の花が咲く。このウバユリ、乾燥した様子もユニークで2ヶ月後の11月に改めて見てみることに。するとウバユリの実はカサカサに乾いていた。乾燥したウバユリに鹿などの動物がぶつかると衝撃で一斉に種が飛び散る。ウバユリは種の周囲に薄い膜があり風に乗って遠くまで広がる。
再び2024年9月。サルナシを紹介。サルナシは在来種版キウイフルーツ、中国のサルナシが改良されキウイフルーツになった。サルナシという名前はサルが全部食べてしまうことからついたのだという。本当にサルが食べるのかトレイルカメラを設置して観察。シジュウカラ、アライグマなどが食べに来た。確かにサルナシは森のいきものに大人気のようだ。
続いてはいきものの森を代表するアケボノソウ。湿り気のある草地を好むため開発や採取で数を減らしていて東京や埼玉県では絶滅危惧1B類に選定されている。花びら先端の黄色い模様から蜜が出ている。なめやすい場所に蜜を出し、アリを集め他の虫から身を守っている可能性があるという。森の見どころを多数発見することができた。スタジオではウバユリの実物を紹介。種が広がる様子に一同驚いていた。ウバユリは花が咲くまでに7年かかるという。
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