2026年3月21日放送 22:15 - 22:45 テレビ東京

新美の巨人たち
スペイン奇想建築の旅!磯村勇斗がビルバオ・グッゲンハイム美術館へ

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(オープニング)
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今回は磯村勇斗ビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れる。

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オープニング

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新美の巨人たち
「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」磯村勇斗“不思議な造形”の秘密に迫る

スペインのビルバオはネルビオン川がある。磯村勇斗がその川沿いにある美術館へやってきた。今回の作品はビルバオ・グッゲンハイム美術館。フランク・ゲーリーが設計した。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」不思議な造形の秘密

ビルバオ・グッゲンハイム美術館は1997年に開館した世界有数をほこる近代の現代美術の殿堂。世界的な人気を誇るアーティストの作品を展示している。近くで見ると印象が変化し、向かって左側は帆先のように尖っていて巨大な船のよう。外壁を覆うのはおよそ3万3000枚のチタンパネル。表面が波打って、光を乱反射させている。厚さは0.3mmの金属の皮膚が日の巡りとともに表情を変化させている。光と影が織りなす巨大な彫刻のようにも見える。重厚な質感なのに軽やかさがある。建物の内部へ。美術館のエントランスは、三層吹き抜けの広大な空間で、ガラスと石灰岩、コンクリートという異なる素材を匠に組み合わせている。船の帆先のように見え他場所は幅は30m、奥行きは130m。リチャード・セラのThe Matter of Timeという作品がありサビをまとった時間の経過を感じさせるインスタレーション。今作品はこの美術館に展示されるために作られたものだという。建物の存在が作品に影響した。設計はフランク・ゲーリー。天才とうたわれたアメリカの建築家で、その仕事は工作に夢中な子どものようにもみえる。ビルバオ・グッゲンハイム美術館はゲーリーが62歳の時に 選ばれたもので、ビルバオという街を変貌させ、ゲイリー自身も大きく変えた一大プロジェクト。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」寂れた都市がよみがえる?

スペインの旧市街のカスコ・ビエホはコンパクトな都市。磯村勇斗は美術館ができる前の様子をよく知る人物のもとへ向かった。バスクの労働者たちから世界へ広まったとされるベレー帽。磯村も気に入ったものを購入した。19世紀まで、造船や鉄鋼業を中心とした栄えていたビルバオ。20世紀後半になると、重工業の衰退とともに、街は寂れて環境も悪くなる一方だった。そこでバスク州政府主導で始まったのが、アートを観光の目玉にし、街を蘇らせる再生プロジェクトが始動した。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」金属の多面体…その理由とは

1991年に、州政府はアメリカで美術館を運営していたグッゲンハイム財団に計画を持ちかけた。リーダーはアートビジネスで辣腕を振るっていたトーマス・クレンズ。クレンズは、旧知の仲間だったゲーリーを引き込んだ。ビルバオの美術館の建設について意見を聞きたいと伝えた。当初は20世紀初頭の建物を美術館に転用する予定だったが、しかし、もっといい場所が他にあるのでは?と目をつけたのは街の真ん中を流れる川沿いに広がっていた工業地帯。大きく曲がる川の頂点はどこからでも目指す場所でここに新たなシンボルとなる美術館を作ろうと計画された。美術館のイメージを描いたゲーリーの当時のスケッチがある。再び外に出て川沿いの反対に周った磯村。通りから覗く姿は町並みや背景と一つになっているようにも見える。ゲーリーは19世紀に形成された都市にふさわしいスケールの建築をつくろうと試みたという。自然に囲まれた景観は造船と鉄工の歴史で栄えた歴史があり、曇りがちで柔らかな陽の光。そんなビルバオの個性を美しい多面体で表現。それが人々の共感を生むと考えた。1997年にビルバオ・グッゲンハイム美術館が開館した。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」批判と絶賛…天才建築家の想い

フランク・ゲーリーは1929年にユダヤ移民系の家庭に誕生し、トラック運転手として家計を支えながら夜間の大学で建築をまなんだ。33歳で事務所を設立し、小さな改築や住宅設計ばかりで世間から注目されることはなかった。転機となったのは50歳で手掛けた自らの家。ベニヤ板や金網など安価な素材を自在に組み合わせて空間を作り上げた。それが批判と称賛を同時に浴びることに。遅咲きながら独自の地位を築いていった。絶賛された時も突飛なアイディアに過ぎなかったのではなにかと悩んだ。自らの建築を人々が訪れ楽しみ、使いこなすのを確かめるまでは。ビルバオ・グッゲンハイム美術館でも驚く計算が見えてくる。

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人気の観光地ビルバオ さびれた街がよみがえる秘密

スペインのビルバオは美食の街としても知られている。磯村はピンチョスを楽しんだ。寂れかけていたこの町は観光客で賑わいを見せている。そのきっかけになったのはビルバオ・グッゲンハイム美術館だった。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」 奇想デザイン×優れた機能

ビルバオ・グッゲンハイム美術館は通路からエントランスの吹き抜けを眺めるといくつもの回廊がめぐらされている。従来の美術館では重露通りに展示室を回るのが一般的だった。この美術館では吹き抜け空間を中心にどの展示室にいくこともできる設計になっている。回廊は大きなガラス窓に沿って作られている。様々な視点から建物や作品を楽しめるが、それを可能にしたのはCATIAという飛行機を作る時に使う複雑な曲線を扱うためのソフトウェアを使用し設計図を作っていた。当時、類を見ないこの試みでゲイリーは美術館の概念を根底から変えた。かつて美術館は作品を鑑賞するために訪れる入れ物だった。しかしビルバオ・グッゲンハイム美術館は建築そのものを楽しむための施設として受け入れられていった。フランク・ゲーリーは去年の末に96歳で亡くなったという。

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「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」 奇想建築が奇跡を生んだ!

ビルバオにあるスビスリ橋は今のスペインを代表数建築家の設計。その先にあるのは街の中心へいざなうように建つ双子のビルが。建築界のカリスマの磯崎新の設計でこうしたモダンな建築はグッケンハイム美術館の開館と同じ頃から次々と誕生した。新しいビルバオをみてみたいと世界中から次々に人々が訪れた。経済効果は1兆円を超えたとも言われている。

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(エンディング)
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