- 出演者
- 片山千恵子
これからの冬の時期、気をつけたいのが雪の災害。命を脅かす危険な落雪や雪による倒木の停電などを踏まえて雪への備えについてお伝え。
今回のテーマは「変わる”雪” 備えをどうする?」。雪について村上佳菜子は練習が終わって家に帰る時に道が凍ってお父さんの運転する車がスピンしたなどと話した。また津田寛治は雪下ろしは毎年やっていたが下手するとはしごまで雪で倒してしまうなどと話した。まずは昨シーズンの雪はどうだったのかを確認していく。
村上佳菜子は大雪警報が出た時に千葉の船橋でアイスショーのリハーサルの練習をしていたが、帰りに雪が降り車を置いていたが次の日は名古屋で仕事があり結構大変だった印象がある等と話した。また津田寛治は去年はそんなに降っているイメージがなかったなどと話した。そして期間最深積雪の平年比を紹介。最深積雪とはある期間における積雪の深さの最大値である。全国的には雪は少なかったが能登半島・三陸・北海道の留萌などはたくさん降っていた。今回は気候変動などの影響で気をつけたいことの5つのテーマを考えていく。まずは落雪の怖さについて。
外出時に注意が必要なのが落雪。雪が降った後に気温が上昇すると雪の表面が溶けて、その溶けた水が屋根の表面に入り摩擦が減少し突然滑り落ちる。屋根から雪が落ちてきたら降った雪の一部が固まっているざらめ雪の場合、衝撃が大きく雪に埋まって窒息死の危険もあるという。
落雪に関して津田寛治は雪よりもっと怖かったのがつららで歩いていると突然目の前に落ちてきていたなどと話した。また村上佳菜子は雪で転ばないようにするため下を見ながら歩くが上にも危険があるということをVTRを見て初めて感じたなどと話した。落雪の危険を取り除くために大切なのが雪下ろしなどの除雪作業である。ただこの除雪作業でも毎年大きな事故が起きていて雪が多いときには100人以上も亡くなっているという。安全に除雪作業をするためのポイントとして2人以上で作業したりヘルメット・滑りにくい靴・命綱をつけておくとのこと。自治体によってはアンカー設置費用の補助もしてくれるという。また雪下ろしのタイミングがわかるサイト「雪おろシグナル」というものがある。能登半島地震の被災地では雪にも警戒が必要になっている。
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- 令和6年能登半島地震雪おろシグナル
津田寛治はブルーシートは緊急対策としてやっているので危険とはわかっていても外すわけにもいかないなどと話した。地震後の大雪で注意すべきことは「陥没した道路などが雪で見えない」「除雪作業が困難」「壊れた雪をとかす装置が壊れてしまう」という。
いざという時に役に立つ防災の知恵。今回は「#NHK防災これだけは」から顕著な大雪に関する気象情報について。顕著な大雪に関する気象情報は一気に降雪量が増えているときに発表。外出を控えるのはもちろん運転している人は、近くのサービスエリアなどに避難をし渋滞で動けない人はこまめにマフラー周辺を除雪し一酸化炭素中毒を起こさないような対策が必要となる。
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- NHK防災これだけは
続いてのテーマは「転倒事故を防ぐ」というもの。村上佳菜子は雪で転んだことはないが凍ったところでは転んでしまったりするなどと話した。また津田寛治は上京してからはすってんころりんすることが多いなどと話した。足元に気をつけてほしい場所は「横断歩道」「バスタクシー乗り場」「歩道と車道の段差」「歩道橋」「歩道脇」「タイル張りの建物の床」である。雪道で転ばないための歩き方を村上佳菜子と津田寛治は実演し注意点は「歩幅は小さく」「靴の裏全体で」「ポケットに手を入れない」「転ぶときはお尻から」と話した。そしてドカ雪は生活に欠かせないライフラインにも影響を与えている。
津田寛治は停電で暖房器具が今は電気のものが多くつかなくなるなどと話した。大雪が降りそうな場合の備えとしては「スマホなどの充電用バッテリー」「ガスコンロ」「懐中電灯・ラジオ」「防寒着・カイロ」とのこと。いつ雪が降るのかを簡単にチェックできる方法があり、それは今後の雪という気象庁のサイトである。そして5つ目のテーマは「BCP(辞表継続計画)で大雪に備える」というもの。
新潟県にある菓子メーカーでは物流品質管理マニュアルにBCP(事業継続計画)が盛り込まれ、大雪への対応も含まれている。大雪時の物流の対応策があり、新潟から東京までのルートは3つあるが大雪で通常ルートが通れなくなった場合には天気予報やリアルタイムの道路状況を確認しながら柔軟に代替ルートを選ぶ。また製造部門にも大雪時の対応策があり、原材料は東京・横浜から輸送していたが大雪などで交通門などが寸断されるリスクを考え原材料の7割を新潟港で荷揚げ・保管しそこから各工場へ配送することを行っている。さらに大雪の際には安否確認できるシステムを使ってまずは社員の安全確認し出社できる人数も確認。その人数に応じて稼働させる製造ラインや生産する量など生産体制を決める。
村上佳菜子は素晴らしい取り組みで従業員のことも考えながら全てを考えて行っているのが素敵であるなどと話した。また津田寛治は日本は災害も多いため災害が起こったときの物流をしっかり考えるのは日本ならではの取り組みではないかなどと話した。雪のBCPについては事前準備・大雪前・大雪中でそれぞれ考えていくというものである。一般での防災のヒントともなっており「大雪は事前にわかる対応可能な災害」「大雪では無理な外出はしないのも選択肢」という考え方がある。
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- BCP
ぼうさい甲子園は防災教育や活動を行う学校や団体を表彰している。優秀賞である「関西大学 近藤研究室」の紹介をした。