2024年4月6日放送 18:00 - 18:30 テレビ東京

知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(知られざるガリバー)
年商155億円 製本関連機器メーカー

デジタル化やペーパーレス化によって、ここ20年で紙の需要は約4割減少した。印刷から製本を手掛ける工場でも数万部単位だった受注が千部単位に変わった。大量生産からターゲットを絞った冊子・パンフレットなどにニーズが変わっている。そんな時代の波に対応するため去年、新しい機会を導入した。ボタンを押すだけで機械が自動で製本できる。今回のガリバーは製本機器の世界トップクラスメートル・ホリゾンだ。1冊の本から作ることができるホリゾンの製本機は工場だけでなく、学校や役所などでも広く使われている。

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ホリゾン創英横浜市(神奈川)

ホリゾンは年商155億円、従業員数585人。日本国内に10か所の事業拠点を持ち、海外約120の国と地域で製本関連機器を販売している。5つの製本工程すべての製品を持つ世界屈指のメーカーで、海外売り上げの割合は6割に達している。自動紙折機は多種多様な折り方がタッチ画面を押すだけでできる。

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ホリゾン高島市(滋賀)

ホリゾンの自動紙折機の内部を見せてもらった。ホリゾンは卓越した職人技を機会で再現している。1冊から製本できる機械は予備校や役所、ネット通販などでも利用されているという。堀さんはホリゾンのモノづくりのポリシーを「一貫体制でモノづくりをやっている」と話した。追求するのは使いやすいデザインだ。細かい所に気を配って、誰でもスムーズに操作できる製本機がデザインされている。

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ホリゾン

ホリゾンでは700種類もの機械を製造するために工夫が施されている。数万点にも及ぶ部品のひんしつを維持するため、社内での加工にこだわって自社製造率は7割に達している。また、繊細な髷加工は手作業に頼る。モニターには下降する部品が3Dで映し出されて、確認しながら作業を進める。メッキは特別な設備が必要で、他社では専門工場に外注することが多いが、社内でメッキ加工すればより迅速に製品を作ることができるメリットが有るという。ホリゾンの製本機器は少量多品種、1年に数台しか作らない製品もあるという。一貫生産だからこそ顧客の細かな要望に答える製本機を作り出せている。創業者・堀八郎は京都大学教授になる夢を描いていたが敗戦後、公職につくことを禁じられ大学を追われた。

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ホリゾン京都大学堀八郎

ホリゾンが1946年、太陽電機研究所として創業、当初は学校の理科の授業で使う実験器具や地震計などを受注製作していた。小ロットで利益を上げるには自分で設備投資してモノをつくらないとダメだという方針を立てた。1973年、卓上製本機を開発、製本関連機器の総合メーカーとしてスタートした。その矢先、オイルショックでOEMが全部キャンセルされたので、製本機を自分で売るしかないと決断した。1975年、販売会社を設立して直販体制を充実させた。1980年代に入ってヨーロッパた米を中心に海外展開を開始、今や海外での売り上げが6割を超えるグローバル企業へと成長を遂げた。

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ホリゾン

ホリゾンの工場はスマートファクトリー化されている。人手不足やタイムラグを解決するために開発したのが自動運搬ロボットのシステムだ。移動ルートから外れないために工場の床にはQRコードが貼られている。すでにホリゾンはこのシステムを商品として様々な工場に納入している。

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スマートファクトリーホリゾン

堀社長は紙文化を通して世界中の文化をもっと豊かにするという使命を持っていると話した。今ホリゾンは部品の搬送から完成までロボットを活用して無人化を実現する製本システムを提案している。

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ホリゾン
(エンディング)
次回予告

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