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オープニング映像。
今、ミニバンというタイプが支持を得ている。大人数での移動やレジャー、車椅子での使用など用途に合わせてシートの配置を変えられるのがミニバンの特徴。画期的なシートを開発・製造しているのが今回のガリバー「テイ・エス テック」。
テイ・エス テックのシートはレバーを軽く操作するだけで、電動でシートの高さを調節したり座面の一を動かしたり、背もたれの角度も自由に調節できる。さらに、表面の無数の小さな穴から風が送り出され、座面の不快さや背面の蒸れを解消する。テイ・エス テックの年商は4605億円、従業員数は1万4163人。国内外合わせて76拠点を展開。売上全体の8割以上を占める四輪車用シート事業を主力として自動車用内装部品メーカー。
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車の事故から人の体を守るためにはシートの骨格であるシートフレームが重要な役割を担っているという。後ろから車に追突された場合、胴体が前方へ強く押し出されると同時に頭部は後方へ振られる。首が急激にしなってむち打ち症を引き起こす。こうした追突事故ではエアバッグが効果を発揮しにくいという。2005年に生まれた高い頸部保護性能を実現したシートフは、急な衝撃で乗っている人がシートに強く押し付けられると、その力を利用してヘッドレストが前方に動く。そうすることで頭部が後ろに振られないようヘッドレストで頭を支える。2000年代後半に起きたエコカーブームによって燃費に影響を与える部品の軽量化が求められる時代に。衝撃でヘッドレストを動かす部品を無くす代わりに、衝撃時に体を深くシートに沈み込ませてエネルギーを分散させる仕組みによってむち打ち症を防いだ。さらに軽量化を図るためフレームの鋼材を薄くした上で、圧力が強くかかる部分の形状を見直して強度を保つことに成功した。新たなシートは従来品に比べ-45%の軽量化を達成。
テイ・エス テックの前身はホンダの作業着をつくる会社。二輪車用シートを手掛けるようになったことをきっかけに、シート部門が「東京シート」として独立。その後、ホンダが四輪車の生産を始めたのに合わせて四輪車用シートなど自動車用内装部品を手掛け始めた。バブル崩壊によって自動車販売数が激減。転機となったのがミニバンブームの到来。1994年に発売されたホンダ「オデッセイ」向けにシートアレンジを開発。大きな強みとなった。1998年に軽自動車の規格が改定されて車室の空間が広くなると、設計の自由度が増してシートの需要も拡大。ミニバンで培った技術で軽自動車分野に進出した。
新型軽自動車のシート開発中に思わぬ課題が見つかった。シートを畳んで完全にフラットな状態にするためにウレタンバッドを薄くしたが、座り心地が悪くなってしまった。同じ薄さでも快適な座り心地を保てるよう適度な反発を持つウレタンバッドの開発が求められた。今、車の自動運転の研究開発が進んでいる。テイ・エス テックでは従来にない機能を持つ未来のシート開発に取り組んでいる。シートの中にエアセルを搭載し乗っている人の体格に応じ最適な位置に調整したり、姿勢の改善などができるという。Z世代の社員を中心に作られた研究チームが自由な発送で開発したコンセプトカーを紹介した。
「常に一歩先をゆく研究開発をするというのが我々の生き残る道」と保田社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
